ヨーホー国立公園とクートニー国立公園(Yoho and Kootenay National Parks)
ひとことで言うと
BC のロッキー山脈の西側にある2つの国立公園で、バンフ国立公園のとなりにあります。どちらも1年中開いていますが、ビジターセンターなどのサービスは5月から秋までです。2027年3月31日まで、湖や川でのボート・カヌーと釣りが原則禁止されています。
2つの公園の場所
ヨーホー国立公園とクートニー国立公園は、どちらも BC のロッキー山脈にあり、カナダ公園局(Parks Canada)が管理しています。アルバータ州のバンフ国立公園と州境をはさんでとなり合っています。バンフとジャスパーについては「バンフ国立公園とジャスパー国立公園」にまとめます。
- ヨーホー国立公園:ビジターセンターはフィールド(Field)の町にあります。Parks Canada のヨーホーのページ(新しいタブで開く)によると、1年中開いていて、ビジターサービスは5月から10月初めまでです。
- クートニー国立公園:ビジターセンターはラジウム・ホット・スプリングス(Radium Hot Springs)の町にあります。Parks Canada のクートニーのページ(新しいタブで開く)によると、1年中開いていて、ビジターサービスは5月から10月中ごろまでです。
クートニー国立公園の管理計画(新しいタブで開く)によると、クートニーは1920年4月21日に、バンフとウィンダミアを結ぶ道路(現在の国道93号線南)を造るための州と連邦の取り決めの一部としてできました。広さは1,406km²で、ユネスコの世界遺産「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群」をつくる7つの公園の1つです。クトゥナハ(Ktunaxa)とセクウェペムク(Secwépemc)の人々が昔から使ってきた土地にあります。
ヨーホー国立公園の見どころ
Parks Canada の案内(新しいタブで開く)から、主な見どころをまとめます。
| 場所 | 内容 |
|---|---|
| タカカウ滝(Takakkaw Falls) | カナダで最も高い滝の1つ。ヨーホー・バレー道路は10月中ごろから6月中ごろまで閉鎖。長さ7mを超える車は、急なカーブでバックする必要がある |
| エメラルド湖(Emerald Lake) | 宝石の色の湖のまわりを歩ける。駐車場はとても少ない。貸しカヌーは先着順 |
| ナチュラル・ブリッジ(Natural Bridge) | キッキング・ホース川が、自然にできた岩の橋の下を流れる |
| スパイラル・トンネル展望所 | 列車がらせん状のトンネルを通る様子を見られる |
| ワプタ滝(Wapta Falls) | 高さ30m・幅150m。キッキング・ホース川でいちばん大きな滝。駐車場までの道は10月下旬から5月下旬まで閉鎖 |
| バージェス頁岩(Burgess Shale) | 化石の産地。ウォルコット採石場へはガイド付きのハイキングで行く |
オハラ湖(Lake O’Hara)は、環境を守るために行ける人の数が限られています。
クートニー国立公園の見どころ
Parks Canada の案内(新しいタブで開く)では、国道93号線南ぞいの次の場所が紹介されています。
| 場所 | 内容 |
|---|---|
| マーブル・キャニオン(Marble Canyon) | 削られた深い谷にそって歩く。往復1.6km、標高差20m |
| ペイント・ポッツ(Paint Pots) | 鉄分の多い3つの泉が、まわりの土を黄土色に染めている。往復2km、標高差25m |
| オリーブ湖(Olive Lake) | シンクレア峠の頂上にある、エメラルドグリーンの湖。往復0.5kmの道 |
| ヌマ滝(Numa Falls) | バーミリオン川が流れ落ちる滝 |
クートニーの公園のページでは、ミネラルを多く含む温泉に家族で入れる施設として、ラジウム温泉(Radium Hot Springs)も紹介されています。
訪れる前に知っておくこと
- 入園にはパスが必要です。 料金と年間パスは「国立公園の入園料と Discovery Pass」にまとめます。
- ボート・カヌー・釣りの禁止:Parks Canada のお知らせ(新しいタブで開く)によると、魚の病気(旋回病、whirling disease)などの水の外来生物が広がるのを防ぐため、2024年4月1日から2027年3月31日まで、ヨーホーのすべての湖と川で、カヤック・カヌー・SUP・ゴムボートなどと釣りが禁止されています。エメラルド湖の貸しカヌーと、許可を受けた事業者は例外です。クートニーでも、2027年3月31日まですべての水域でボートなどと釣りが閉鎖されています。違反すると最高 C$25,000 の罰金があります(2026年10月時点)。
- ドローン:許可なしに国立公園でドローンを飛ばすことは禁止されています。
- 野生動物:動物に近づいたり、えさをあげたりすることは違法です。車から見るときは、決められた待避所に止めます。
ここに注意してね!
- カナダの国立公園は入園にパスが必要です。公園に入る前にパスを用意しておきます。
- 秋から春は閉鎖される道路や施設が多くあります。10月以降に行くときは、Parks Canada のページで開いている場所を確かめます。
- 自分のカヌーやカヤックを持って行っても、2027年3月31日までは2つの公園の湖や川では使えません。カヌーについては「カヌーとカヤック」にまとめます。
- 野生動物の生息地です。動物に近づかない、えさをあげないという公園の決まりを守ります。
この記事をシェアする
次に読むならこれ
観光パシフィック・リム国立公園保護区(Pacific Rim National Park Reserve)バンクーバー島の西海岸にある国立公園保護区で、砂浜と温帯雨林が広がります。1年中入れるのはロング・ビーチ地区だけで、ウエスト・コースト・トレイルとブロークン・グループ諸島は5月1日から9月30日までです。2026年10月時点で、オオカミと犬の遭遇が増えているため、多くの浜で犬の連れ込みが禁止されています。観光国立公園の基本(Parks Canada)カナダの国立公園や国定史跡は、カナダ公園局(Parks Canada)が管理しています。2026年10月時点で、48の国立公園、171の国定史跡などがあります。入園料、予約、野生動物とのつきあい方など、訪れる前に知っておきたい基本をまとめます。観光州立公園(Provincial parks)州立公園は、国立公園とは別に、それぞれの州が管理する公園です。入園料や予約のしくみは州ごとに違い、BC の一部の公園は無料の日帰りパスが必要、オンタリオ州は車1台ごとの日帰り許可、アルバータ州のカナナスキスは駐車に保全パス、ケベック州の「国立公園」は大人1日 C$10.30 です(2026年10月時点)。国立公園の Discovery Pass は使えません。
関連する記事
観光バンフ国立公園とジャスパー国立公園(Banff and Jasper National Parks)アルバータ州のロッキー山脈にあるバンフ国立公園とジャスパー国立公園は、全長232kmのアイスフィールド・パークウェイで結ばれています。入園にはパスが必要で、モレーン湖へは自家用車で行けません。2026年10月時点の基本情報と、訪れる前の注意点をまとめます。観光国立公園の入園料と Discovery Pass(Parks Canada Discovery Pass)カナダの国立公園や国定史跡の多くは、入園料がかかります。1日券のほか、80か所以上に12か月入れる年間パス「Discovery Pass」があり、17歳以下は無料です。2026年10月時点の料金と、パスに含まれないもの、新しい永住者・市民向けの無料制度をまとめます。観光カナディアン・ロッキー(Canadian Rockies)カナディアン・ロッキーは、アルバータ州とBCにまたがる山岳地帯です。バンフ、ジャスパー、ヨーホー、クートニーの4つの国立公園と、BCの3つの州立公園が、世界遺産「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群」になっています。旅の基本と注意点をまとめます。観光カナディアン・ロッキー山脈自然公園群(Canadian Rocky Mountain Parks)アルバータ州とBCにまたがる、4つの国立公園と3つの州立公園からなるユネスコの世界自然遺産です(1984年登録、1990年に範囲を拡大)。氷河がつくった山の景観と、バージェス頁岩の化石が評価されました。世界遺産としての価値と、州立公園の3か所をまとめます。観光カヌーとカヤック(Canoeing and kayaking)カナダでは、湖や川でカヌーやカヤックを楽しめる場所が多くあります。モーターのない舟でも、1人1着のライフジャケットなど、カナダ運輸省(Transport Canada)が決めた安全装備を積む必要があります。国立公園では、外来生物を広げないための許可や、水域の閉鎖があるところもあります。観光グロス・モーン国立公園(Gros Morne National Park)ニューファンドランド島の西海岸にある国立公園で、1987年にユネスコの世界遺産に登録されました。地球の内部のマントルがむき出しになった「テーブルランド」や、氷河が削ったフィヨルド「ウェスタン・ブルック・ポンド」など、プレートの動きがわかる地形が見どころです。行き方と料金をまとめます。
新しい記事やカナダの豆知識をXで発信しています。@marucanada をフォロー