日本人のためのカナダ情報
カテゴリ

生活

銀行、SINと身分証、携帯、ネット、電気・暖房、郵便、ごみ、冬の暮らし。

銀行・お金11本

生活カナダの主な銀行(Big Five)とネット銀行カナダの大手銀行は、連邦の金融機関監督庁(OSFI)が国内の重要な銀行として6行を指定しています。銀行のほかに信用組合(Credit union)やデジャルダンの金融協同組合、支店のないネット専業の金融機関もあります。選ぶときは、手数料、利用方法、預金保険などを比べます。生活カナダの生活費と家計(Budget)カナダでは、住まいと光熱費が収入の大きな割合を占め、給料からは税金などが引かれます。連邦政府の金融消費者庁(FCAC)は、収入と支出を書き出して予算を立て、3〜6か月分の生活費を緊急資金として備えることを勧めています。カナダで暮らし始める人向けの家計の考え方です。生活預金保険(CDIC、Canada Deposit Insurance Corporation)カナダ預金保険公社(CDIC)の加盟金融機関に預けた預金は、預金の種類(カテゴリー)ごとに元本と利息を合わせて最大C$100,000まで保護されます(2026年10月時点)。申し込みや費用は要りません。投資信託・株式・暗号資産は対象外で、州の規制を受ける信用組合は州の預金保険の対象です。生活小切手(Cheque)とVoid chequeカナダの当座預金には、ふつう小切手(Cheque)を書く機能がついています。預けた小切手のお金がすぐ使えるとは限らず、銀行が引き出しを待たせる「保留期間」があります。政府からの支払いなどを口座に振り込んでもらう設定(Direct deposit)では、口座番号が書かれたVoid chequeを求められることがあります。生活クレジットカードの作り方(Credit card・Secured credit card)カナダに来たばかりでクレジットヒストリーがない人は、保証金を預けて作るセキュアード・クレジットカード(Secured credit card)が選択肢の一つになります。ふつうのカードと同じく、期日どおりに払うことで記録が作られます。利用者の権利は連邦の決まりで守られています。生活クレジットヒストリーとクレジットスコア(Credit history・Credit score)カナダで借りたお金をどう返してきたかの記録がクレジットヒストリーで、主な信用情報機関はEquifaxとTransUnionの2社です。日本での記録は引き継がれないため、来たばかりの人は記録がない状態から始まります。自分のレポートは無料で取り寄せられ、間違いは無料で訂正を求められます。生活銀行の口座手数料と無料にする条件(Bank account fees)カナダの銀行口座には、毎月決まった額を払う口座と、取引ごとに払う口座があります。最低残高を保つと月額手数料がかからない口座や、月C$4以下の低額口座、新しく来た人などが使える無料の口座もあります。使い方に合った口座を選ぶと手数料を抑えられます。生活Interac e-Transferとデビットカード(Interac e-Transfer・Debit card)カナダでは、メールアドレスや携帯番号だけで銀行口座から送金できる Interac e-Transfer と、口座から直接引き落とされるデビットカードが日常の支払いに広く使われています。限度額や手数料は銀行ごとに決まり、いったん入金された送金は取り消せません。生活銀行口座の開き方(Opening a bank account)カナダでは、仕事がなくても、すぐに入金するお金がなくても、銀行口座を開く権利があります。必要なのは本人確認の書類で、市民でない人も口座を開けます。到着1年目の人などが手数料のかからない口座を使える取り組みもあります。生活金融詐欺・なりすまし電話に注意(Bank investigator scam・Impersonation)銀行や警察、カナダ詐欺対策センター(CAFC)を名乗り「口座が不正に使われた」と電話してくる詐欺が報告されています。認証コードを教えさせたり、「安全な口座」に送金させたり、カードを受け取りに来たりします。電話はいったん切り、カードの裏の番号で自分から銀行にかけ直すのが基本です。生活日本との送金と為替(International money transfer・Remittance)カナダから日本へのお金の送り方には、銀行や信用組合の海外送金、送金業者(Money services business)の利用などがあります。費用は送金手数料だけでなく為替レートの上乗せでも変わり、受け取る側で手数料がかかることもあります。送る前に、届く金額と日数を比べるのが基本です。

身分証5本

生活成人年齢と年齢確認(Age of majority、州ごと)カナダの成年(Age of majority)は州・準州の法律で決まり、18歳の州と19歳の州があります。お酒や大麻の年齢は成年とは別に決まっていて、成年が18歳でもお酒は19歳からという州もあります。お店では写真付きの身分証明書で年齢を確かめられます。生活結婚後の名前と書類の表記(Name change after marriage)カナダの多くの州では、結婚後に配偶者の姓を使うことに、法律上の改名(Legal change of name)は要りません。州の身分証は婚姻証明書を見せて変えられます。一方、IRCC の書類の名前は、州の書類や日本のパスポートとの関係で決まるため、どの書類の名前をそろえるかを先に整理しておくことが大切です。生活住所の証明になる書類(Proof of address)銀行口座の開設や州の身分証・医療保険の手続きでは、住所を示す書類を求められることがあります。公共料金の請求書、銀行やクレジットカードの明細、賃貸契約書などがよく使われますが、使える書類は手続きと州で違います。到着したらまず、自分の名前と住所が書かれた書類を手元にそろえていくことが大切です。生活州の身分証(BC Services Card・Ontario Photo Card・Alberta ID card など)カナダには全国共通の身分証がなく、運転免許証を持たない人のために州が写真付きの身分証を出しています。BC州は医療保険のカードが身分証を兼ね、オンタリオ州とアルバータ州は運転免許証の代わりになる写真付きカードがあります。条件と料金は州ごとに違います。生活社会保険番号(SIN, Social Insurance Number)カナダで働くときや政府の給付を受けるときに必要な9桁の番号です。申請は無料で、オンライン・郵送・Service Canadaの窓口で申し込めます。ワーホリや留学生など一時滞在の人の番号は「9」で始まり、許可証の期限と同じ日に失効します。

携帯電話5本

生活携帯電話会社の選び方(Wireless service provider)カナダの携帯電話の契約は、カナダ・ラジオテレビ通信委員会(CRTC)の決まり「ワイヤレス・コード(Wireless Code)」で守られています。会社を選ぶ前に、使える地域、料金に何が含まれるか、契約期間と解約金、お試し期間を確かめるのが基本です。生活電波の届く範囲と地方・山での通信(Mobile coverage)カナダは国土が広く、都市を離れると携帯電話の電波が届かない道路や山があります。連邦政府の全国ブロードバンド地図で、道路ごとの携帯電話の電波の有無を調べられます。国立公園の奥地では、衛星を使う通信機器だけが頼りになることが多いと案内されています。生活eSIMと日本の電話番号の維持(eSIM and keeping a Japanese number)日本から持ってきたスマートフォンをカナダで使うには、端末にSIMロックがかかっていないことが前提です。eSIMは端末に内蔵されたSIMです。日本の電話番号を残す方法と費用は、日本の携帯会社の契約条件によって決まります。生活プリペイドと後払いプラン(Prepaid・Postpaid)カナダの携帯電話のプランは、先にチャージして使うプリペイド(prepaid)と、使ったあとに毎月の請求書で払う後払い(postpaid)に分かれます。どちらもワイヤレス・コード(Wireless Code)で守られますが、後払いのほうが守られる範囲が広く、プリペイドには残高を守る猶予期間があります。生活迷惑電話と迷惑SMSへの対処(National Do Not Call List)カナダでは、電話番号を国の電話勧誘拒否リスト(National Do Not Call List、DNCL)に無料で登録すると、営業の電話が減ります。ただし慈善団体や政党などは対象外で、詐欺の電話は止まりません。迷惑SMSは7726に転送して携帯会社に報告できます。携帯電話を持ったばかりの人向けです。

インターネット3本

電気・暖房・水道5本

生活電気の契約(Electricity:BC Hydro・Hydro-Québec など)カナダの電気は、州や地域ごとに決まった電力会社と契約するのが基本です。料金のしくみも州で違い、BC Hydroは段階料金と定額料金から選べ、Hydro-Québecの基本の料金(Rate D)は使った量で2段階になります。家賃に電気代が含まれるかどうかを先に確かめます。生活省エネの補助制度(Home energy efficiency rebates)断熱やヒートポンプなど家の省エネ改修には、連邦・州・電力会社やガス会社の補助があります。連邦のカナダ・グリーナー・ホームズ補助金(Canada Greener Homes Grant)は受付を終えており、2026年10月時点では、低〜中所得の世帯向けの無料改修や、州ごとの補助が中心です。生活暖房の種類(Home heating:ガス・電気・ベースボードヒーター・ヒートポンプ)カナダの家の暖房は、ガスなどの炉で温めた空気をダクトで送る温風式(forced air)、お湯を回す温水式(hydronic)、部屋ごとの電気のベースボードヒーター、ヒートポンプが主なものです。種類で使い方と光熱費のかかり方が変わるので、部屋を借りる前に暖房の種類と、暖房費が家賃に含まれるかを確かめます。生活冬の暖房費を抑える(Reducing home heating costs)カナダの家では、使うエネルギーの多くが暖房に使われます。サーモスタットの設定を夜や留守のときに下げる、すき間風を防ぐ、炉のフィルターを手入れする、といった方法で暖房費を抑えられます。電気代を年間で均等に払う制度がある電力会社もあります。生活水道と水道料金(Water and water rates)カナダの水道は市などの自治体が運営し、料金も市ごとに違います。トロントでは使った量に応じて払う仕組みで、2026年の一般的な単価は1m³あたりC$4.8629(期日内払い)です。水道水に問題が起きたときは、市などが煮沸勧告(Boil-water advisory)を出します。

郵便5本

生活郵便(Canada Post)の使い方カナダの郵便は国の公社カナダ・ポスト(Canada Post、Postes Canada)が扱います。国内の手紙の切手代は、30gまでで1枚C$1.44、冊子で買うと1枚C$1.24です(2026年10月時点)。「P」と書かれたPermanent切手は、値上げ後もそのまま使えます。生活郵便の転送サービス(Canada Post Mail Forwarding)Canada Post の郵便転送(Mail Forwarding)は、古い住所あての手紙を新しい住所へ届ける有料のサービスです。引っ越し向けと、元の住所に戻る人向けの一時的な転送の2種類があります。小包や料金受取人払いの封筒は転送されないため、荷物の送り主には自分で新しい住所を伝えます。生活荷物の受け取りと不在時の対応(Parcel pickup and parcel lockers)カナダ・ポストの荷物を受け取れなかったときは、郵便局で受け取ります。政府発行の写真付き身分証が要り、代わりの人も受け取れます。郵便局に届けてもらう荷物は、15日たっても受け取らないと送り主に返されます。大きなアパートには宅配ボックス(Parcel locker)があることもあります。生活日本への荷物と関税(International shipping)カナダから日本へ荷物を送るとき、カナダ・ポストには速さと追跡の有無が違う4つの国際便があります。税関の申告書(Customs form)を付けて送り、日本では受け取る人に関税や消費税がかかることがあります。課税価格が1万円以下なら原則として免除されますが、例外もあります。生活郵便番号(Postal code)と住所の書き方カナダの郵便番号は英字と数字を組み合わせた6文字で、前の3文字と後ろの3文字の間にスペースを入れて書きます。住所は大文字で、名前、番地と通り、市町村名・州の略称・郵便番号の順に書くのがカナダ・ポストの書き方です。

ごみ・リサイクル7本

生活デポジット付きの容器と返却(Beverage container deposit return)カナダの多くの州では、飲み物の容器の代金に預かり金(Deposit)が上乗せされ、空き容器を返すと戻ってきます。BCではほぼすべての飲み物の容器が対象で、預かり金は1本C$0.10以上です。オンタリオ州ではお酒の容器が対象で、大きさによりC$0.10かC$0.20です。仕組みと返却先は州ごとに違います。生活カルガリーのごみとリサイクル(City of Calgary waste and recycling)カルガリー市の一戸建てでは、青いカート(リサイクル)、緑のカート(食べ物・庭の草木・ペットのふん)、黒いカート(ごみ)の3つを使います。収集日の7時までに出し、19時までに片付けます。料金は月ごとに公共料金の請求書で払い、2026年は3つ合わせて月C$20.51です。生活ごみ収集の仕組み(市ごと)(Garbage and recycling collection)カナダのごみ収集は市(自治体)ごとに仕組みが違います。多くの市では、ごみ・リサイクル・生ごみなど種類ごとに容器を分け、決まった曜日に家の前に出します。一戸建てと集合住宅では出し方が違い、収集日は市のウェブサイトやアプリで住所から調べます。生活粗大ごみと電化製品の処分(Large items and appliances)家具、マットレス、冷蔵庫などの大きなごみの出し方は市ごとに違います。トロントはごみの日に家の前に出せば集める仕組み、カルガリーは市の施設への持ち込みが基本で重さに応じて料金がかかります。テレビやパソコンなどの電子機器は、多くの市で家庭ごみに出さず、無料の回収場所に持ち込みます。生活モントリオールのごみとリサイクル(Ville de Montréal collections)モントリオール市では、リサイクル、生ごみ(茶色の容器)、庭の草木、家庭ごみ、大きなごみ・工事のがれきを分けて集めます。収集日や出し方は区(arrondissement)ごとに違い、Info-collectes で郵便番号から調べます。生ごみの収集がある通りでは、茶色の容器を使うことが義務です。生活トロントのごみとリサイクル(City of Toronto waste and recycling)トロント市では、ごみ(Garbage Bin)と生ごみ(Green Bin)を市が集め、リサイクル(Blue Bin)は2026年1月1日から州の規則にもとづいてCircular Materialsが集めています。一戸建てのごみの容器は大きさで年間の料金が決まります。収集日は住所ごとに違い、昼の収集なら当日7時までに出します。生活バンクーバーのごみとリサイクル(City of Vancouver waste and recycling)バンクーバー市では、市がごみ(Garbage)と生ごみ・庭の草木(Green bin)を集め、リサイクルは州の制度を運営するRecycle BCが別に集めます。収集日は住所から調べ、収集日の朝7時までに容器を出します。集合住宅は建物ごとに出し方が決まっています。

消費者の権利5本

生活消費者保護の相談先(Consumer protection offices by province)カナダでは消費者を守る法律と相談の窓口が州ごとに分かれています。BCはConsumer Protection BC、オンタリオ州はConsumer Protection Ontario、ケベック州は消費者保護局(OPC)、アルバータ州はService Albertaの窓口が主な相談先です。どの州でも、まず店や会社と直接話し、記録を残すことが出発点です。生活携帯・ジムなどの契約と解約(Cell phone and gym contracts)携帯電話の契約は全国共通のCRTCのワイヤレス・コード(Wireless Code)で、ジムの会員契約は州の消費者保護の法律で守られています。携帯電話はいつでも解約でき、解約金には上限があります。ジムの契約は、BCとオンタリオ州では契約書を受け取ってから10日以内なら理由なしに解約できます。生活ネット通販と関税(Online shopping, duties and CUSMA)海外のサイトで買った物がカナダに届くと、関税や消費税(GST/HSTなど)がかかることがあります。郵便ではC$20以下なら免除、米国・メキシコからの宅配便(クーリエ)ではCUSMAによりC$40以下が免除、C$150以下は関税だけ免除です。ネット通販の契約の決まりは州ごとで、BCとケベック州では届かないときの解約やカード会社への返金請求のルールがあります。生活返品と返金のルール(Returns and refunds)カナダでは、壊れていない商品の返品や交換を店が受け付けるかどうかは、原則として店の方針(Return policy)しだいです。一方、商品が届かない、壊れている、契約の内容が足りないといった場合には、州の消費者保護の法律で解約や返金を求められることがあります。ルールは州ごとに違います。生活よくある詐欺の手口(Common scams and fraud in Canada)カナダでは、IRCCやCRAを名乗る脅しの電話、偽の賃貸広告、仕事の勧誘を装った詐欺、ネット取引の詐欺、恋愛から始まる暗号資産の投資詐欺などが報告されています。カナダ詐欺対策センター(CAFC)は、急がせる連絡は疑う、自分で調べた番号で確かめる、前払いや暗号資産での支払いを求められたら止まる、を基本としています。

法律・警察・通訳9本

生活公共の場での飲酒と喫煙(Drinking and smoking in public places)BCやオンタリオ州では、公園や路上など公共の場でお酒を飲むことは原則として禁止で、市が指定した場所などだけで認められます。バンクーバーやトロントには飲酒できる公園があり、モントリオールは公園のピクニック場で食事と一緒なら飲めます。喫煙と電子たばこも、入口や窓の近くなどで州の法律と市の条例で禁止されています。生活大麻の州ごとのルール(Cannabis laws by province and territory)カナダでは2018年10月17日から、大人が娯楽用の大麻を合法に買い、持つことができます。ただし、何歳から買えるか、どこで吸えるか、家で育ててよいかは州・準州で違います。国境を越えて持ち出し・持ち込みをすることは犯罪です。生活差別を受けたとき(人権委員会、Human rights commissions)カナダでは、人種、出身地、宗教、性別、年齢、障害、家族の状況などを理由に、住まいを貸さない、店やサービスを使わせないといった差別が、人権の法律で禁じられています。多くの場合は州・準州の人権委員会や人権審判所、銀行・航空など連邦管轄の事業はカナダ人権委員会に申し立てます。BC・アルバータ州・オンタリオ州・連邦の申し立ては原則1年以内です。生活通訳サービスと日本語での相談(Interpreters and help in Japanese)カナダでは、911や811の電話、裁判所、一部の公的窓口で通訳を使えます。裁判所の通訳は州によって無料になる手続きが違い、オンタリオ州は刑事事件などで、BCは刑事事件や州裁判所の家族の手続きなどで用意します。日本語で相談できる窓口は、在カナダの日本国総領事館も案内しています。生活陪審員の呼び出し(Jury duty)カナダの陪審員になれるのは、BC とオンタリオ州ではカナダ市民だけです。永住者やワーキングホリデー・留学の人は陪審員になれませんが、呼び出しの書類や確認の用紙が届いたときは、無視せずに回答します。陪審の制度は州ごとに決まっています。生活知っておきたいカナダの法律(Canadian laws for newcomers)カナダに来た人が特に知っておきたい法律を、飲酒・薬物運転、持ち込めない武器、大麻と国境、家庭内暴力と子どもの保護、結婚のルールに分けてまとめます。日本では違法でないものや、日本より厳しく扱われるものがあります。州・準州の法律も別にあるため、住む地域のルールも確かめます。生活法律相談と法律扶助(Legal Aid)カナダの法律扶助(Legal Aid)は州ごとの制度で、収入の少ない人などのために、弁護士の費用の負担や無料の法律相談を行っています。BCはLegal Aid BC、オンタリオ州はLegal Aid Ontario(LAO)、ケベック州は法律扶助委員会(Commission des services juridiques、CSJ)が窓口です。扱う分野と収入の条件は州ごとに違います。生活警察の仕組み(Police in Canada:RCMP・州警察・市警察)カナダの警察には、連邦、州、準州、市の警察があります。連邦警察の王立カナダ騎馬警察(RCMP)は、オンタリオ州とケベック州以外の州・準州で地域の警察も担っています。命や財産に危険があるときは911、急がない届け出は地元の警察の非緊急番号やネットの届け出を使います。生活少額訴訟(Small claims court)お金の貸し借りや買った物のトラブルなど、比較的少ない金額の争いは、州の少額訴訟の手続きで解決を図れます。BC ではC$5,000まではオンラインの民事解決審判所(CRT)、C$5,001〜C$35,000は州裁判所の少額裁判所、オンタリオ州ではC$50,000まで、ケベック州ではC$15,000までを少額裁判所が扱います(2026年10月時点)。

ペット5本

生活日本からペットを連れてくる(カナダ食品検査庁、CFIA)日本から犬や猫をカナダへ連れてくるときは、カナダ食品検査庁(CFIA)の輸入条件を満たす必要があります。CFIA は日本を狂犬病のない国として認めており、日本から来る犬・猫は、狂犬病の予防接種の証明書か、日本に住んでいたことを示す獣医師の証明書などで入国できます。将来日本へ連れて帰るときは、日本の動物検疫所の条件が別にあるため、カナダにいる間からの準備が必要です。生活犬の登録(Dog licence)と市のルールカナダの多くの市では、犬を飼うと市の登録(Dog licence)が必要で、毎年更新します。バンクーバーとカルガリーでは生後3か月以上の犬が対象で、トロントでは犬と猫の両方に登録が必要です。料金は市ごとに違い、トロントとカルガリーでは不妊・去勢手術をしているかで変わります。生活ペット可の賃貸(Pets in rental housing)カナダでペットを飼える賃貸かどうかは、州の賃貸の法律と契約で決まります。BCでは大家がペットの種類・大きさ・数を制限でき、禁止の条項に反すると退去につながることがあります。オンタリオ州では、標準賃貸契約にペットを禁止する条項を書いても無効ですが、コンドミニアムの規則には従います。ケベック州では大家が動物を断ることができ、アルバータ州ではペットのルールを契約に書きます。生活ペットを日本に連れて帰る(動物検疫所の輸入手続き)カナダは日本の狂犬病の「指定地域」ではないため、犬・猫を日本へ連れて帰るには、マイクロチップ、2回以上の狂犬病の予防注射、抗体価検査、採血日から180日間以上の待機、40日前までの届出が必要です。出国前にはカナダ食品検査庁(CFIA)の獣医官による証明書の裏書きも要ります。帰国の半年以上前から準備を始めます。生活動物病院の探し方とペット保険(Veterinarians and pet insurance)カナダの獣医師は、州ごとの獣医師会(College など)に登録して働きます。獣医師会は公的な登録機関で、登録の状況を調べられる検索や、苦情の窓口があります。動物の医療には州の医療保険のような公的な制度はなく、費用は飼い主の負担です。ペット保険は民間の商品です。

引っ越し5本

生活住所変更の手続き一覧(Change of address)カナダで引っ越したときは、郵便、連邦政府(CRA・IRCC)、州(運転免許・医療保険)などに、それぞれ住所変更を届けます。CRA は新しい住所をほかの政府機関に伝えないため、機関ごとに手続きが必要です。運転免許の住所変更の期限は、オンタリオ州は6日以内、BCは10日以内、アルバータ州は14日以内、ケベック州は30日以内です。生活家具の買い方と中古の取引(Second-hand furniture and online marketplaces)カナダでは、新品の家具店のほか、中古品店やオンラインの個人売買で家具をそろえる人が多くいます。中古品を売る・譲る人には、無料で渡す場合でも安全を確かめる責任があると、カナダ保健省は説明しています。トコジラミや詐欺に気をつけ、いらなくなった家具は市のルールに沿って処分します。生活州をまたぐ引っ越しと手続き(Moving to another province)カナダ国内でほかの州・準州へ引っ越すときは、医療保険、運転免許、税金、住所変更の手続きが州ごとに必要です。医療保険は新しい州で入り直し、運転免許はBC・アルバータ州なら90日以内、オンタリオ州なら60日以内、ケベック州は続けて6か月までに切り替えます。所得税は12月31日に住んでいた州で計算します。生活カナダを離れるときの手続き(Leaving Canada)日本への帰国などでカナダを離れるときは、税金(CRA)、銀行、給付、州の医療保険、年金、住所、日本の在留届などの手続きがあります。非居住者になると児童手当(CCB)などは受け取れず、銀行などには非居住者になったことを伝える必要があります。州の医療保険は、BCは出た月の末日まで、ケベック州は出国の日に終わります。生活日本からの引っ越し(Settlers' effects:船便・航空便と申告)初めてカナダに1年以上住むために来る人(settler)は、日本で持って使っていた家財を関税・税金なしで持ち込めることがあります。条件は、到着前に自分で所有し使っていたことと、最初の入国のときに一覧を出すこと。あとから船便や航空便で届く荷物(goods to follow)も、この一覧に載せておく必要があります。

冬の暮らし5本

生活冬の服装と防寒具(Winter clothing)カナダの冬は地域によって氷点下が長く続き、風が強い日は肌が数分で凍ることもあります。重ね着をして風を通さない上着を着る、手・足・顔・耳を守る、ぬれたらすぐ着替える、の3つが基本です。外に出る前に体感温度(ウィンドチル)を確かめます。生活冬の日照時間と過ごし方(季節性感情障害、Seasonal affective disorder、SAD)カナダの冬は日が短く、寒さで外に出る時間も減ります。秋から冬にかけて毎年気分が落ち込むものは、季節性感情障害(SAD)と呼ばれるうつの一つです。体を動かす、日中に外へ出るなどの工夫のほか、つらいときはファミリードクターや811、9-8-8に相談できます。生活凍結した道と転倒の防止(Winter walking safety)カナダの冬は、歩道や階段が凍って転びやすくなります。滑りにくい靴を履き、必要なら靴に付ける滑り止めを使い、「ペンギン歩き」で小さな歩幅でゆっくり歩くのが基本です。手はポケットから出し、重い荷物や歩きスマホを避けます。生活停電への備え(Power outages)冬の嵐などで停電すると、暖房が止まり、水道管が凍ることもあります。懐中電灯、電池式やハンドル式のラジオ、充電用のバッテリーを用意し、停電したら電力会社に知らせ、家電の電源を切ります。発電機やバーベキューのこんろを屋内で使うと一酸化炭素中毒の危険があります。生活雪かきと歩道の除雪の義務(Snow removal)カナダでは、歩道の除雪のルールを市が決めています。バンクーバー市・トロント市・カルガリー市では、住宅や店の前の歩道の雪かきを、その建物の所有者や住人に義務づけています。期限や罰金は市ごとに違い、バンクーバー市は毎日10時まで、カルガリー市は雪がやんでから24時間以内です。トロント市は積雪が少ないときだけ住民が除雪し、モントリオール市は敷地の雪を道路や歩道に出すことを原則として禁じています。

地域の暮らし4本

生活図書館と無料で使えるサービス(Public library)カナダの公共図書館は市などが運営し、その市に住む人は無料で利用カードを作れます。本の貸し出しのほか、電子書籍、Wi-Fi、パソコン、無料の講座などが使えます。トロントの図書館では、移民支援団体の職員による無料の相談も受けられます。生活近所づきあいと騒音のルール(Noise bylaw)カナダの騒音のルールは、市の条例(Bylaw)で決まります。バンクーバー市とトロント市では、工事や電動工具を使ってよい時間が決まっていて、日曜・祝日は工事ができません。近所の音で困ったときは、まず相手と話し、解決しなければ市の311に相談します。生活定住支援サービス(Settlement services/newcomer services)移民・難民・市民権省(IRCC)は、永住者などを対象に、仕事探し、英語・フランス語の学習、生活の相談などの無料サービスを、各地の支援団体を通じて提供しています。経済移民の永住者は2026年4月1日から利用できる期間に上限ができました。ケベック州では州の「Accompagnement Québec」が別にあります。生活ボランティアと地域とのつながり(Volunteering)カナダでは、地域の催し、図書館、福祉の団体など、多くの場面でボランティアが活動しています。地域のボランティアセンターを通じて活動先を探せます。一時滞在の人は、無報酬でも移民法上の「仕事」に当たる活動があるため、活動の内容に注意します。