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カヌーとカヤック(Canoeing and kayaking)

ひとことで言うと

カナダでは、湖や川でカヌーやカヤックを楽しめる場所が多くあります。モーターのない舟でも、1人1着のライフジャケットなど、カナダ運輸省(Transport Canada)が決めた安全装備を積む必要があります。国立公園では、外来生物を広げないための許可や、水域の閉鎖があるところもあります。

目次
  1. カナダのカヌー・カヤック
  2. 積んでおく安全装備
  3. 国立公園でのルール(バンフの例)
  4. 舟が使えない場所もある
  5. 手順
  6. 日本との違い・注意点

カナダのカヌー・カヤック

カナダには湖や川が多く、国立公園や州立公園の中でも、カヌーやカヤックで水の上に出られる場所があります。湖のそばで舟を貸し出しているところもあります。たとえばヨーホー国立公園のエメラルド湖では、貸しカヌーを先着順で借りられると Parks Canada が案内しています(新しいタブで開く)。

積んでおく安全装備

カナダ運輸省(Transport Canada)は、モーターのない舟(カヌー、カヤック、SUP、手こぎボートなど)を「人力の舟(human-powered craft)」と呼んでいます。運輸省の案内(新しいタブで開く)によると、人力の舟も、小型船舶規則(Small Vessel Regulations)で決められた安全装備を積む必要があります。長さ6m以下の舟では、主に次のものです。

装備内容
ライフジャケット(PFD)乗る人1人に1着
浮くロープ(heaving line)長さ15m
あか汲み(bailer)舟に入った水をくみ出す道具
音を出す道具笛など
航海灯夜や見通しが悪いときに使う

モーターのない舟には、操縦の資格(Pleasure Craft Operator Card など)は要りません。ただし、モーターを付けた舟は、モーターを止めていても資格が必要です。

運輸省は、カヌーやカヤックは水の上でほとんど見えないことがあるとして、舟やライフジャケットに赤・黄・オレンジなどの目立つ色を選ぶことを勧めています。

国立公園でのルール(バンフの例)

Parks Canada のバンフ国立公園のカヌーのページ(新しいタブで開く)では、次のことが決められています。

  • 1人1着のライフジャケットが必要で、ないと小型船舶規則で罰せられることがある
  • 笛、予備のパドル、あか汲み、ロープ、救急セット、連絡手段を、防水の入れ物に入れて持つ
  • 水温が10°Cを超えることはめったになく、ひっくり返ると低体温症になることがある。出かける前に低体温症の見分け方と手当てを知っておく
  • モーターのない舟は、すべて外来生物を防ぐための自己申告の許可(AIS Prevention Self-certification Permit)が必要。舟と道具を「洗う・水を抜く・乾かす(Clean, Drain, Dry)」をして、そのことを申告する
  • BC・アルバータ州・ユーコン準州・ノースウエスト準州の外で使った舟や道具は30日、その中で使ったものは48時間乾かしてから使う。公園の中で別の湖や川に移るときも48時間乾かす
  • 舟をこげるのは、決められた水上レクリエーション区域だけ

舟が使えない場所もある

外来生物や魚の病気が広がるのを防ぐため、水域を閉鎖している公園もあります。Parks Canada のお知らせ(新しいタブで開く)によると、BC のヨーホー国立公園では、2024年4月1日から2027年3月31日まで、カヤック・カヌー・SUP・ゴムボートなどと釣りがすべての水域で禁止されています。エメラルド湖の貸しカヌーと、許可を受けた事業者は例外です。となりのクートニー国立公園も、2027年3月31日まですべての水域が閉鎖されています。違反の罰金は最高 C$25,000 です(2026年10月時点)。

公園によって決まりが違うので、舟を持って行く前に、それぞれの公園のページで確かめます。

手順

  1. こぐ場所の公園や自治体のページで、舟を使えるか、許可が要るかを調べる。
  2. 天気と風、水の状態を確かめ、自分たちの経験に合った計画を立てる。ノバスコシア州のケジムクジク国立公園は、湖の風と波は昼ごろに強くなりやすいとして、朝早くか夕方にこぐことを勧めています(Parks Canada のページ(新しいタブで開く))。
  3. ライフジャケットなどの安全装備をそろえ、ライフジャケットは着ておく。
  4. 公園で必要なら、外来生物を防ぐための許可を取り、舟と道具を洗って乾かしておく。
  5. 行き先と予定を、信頼できる人に伝えておく。天気が悪くなったら、無理に進まず待つ。

ここに注意してね!

  • カナダの湖や川は夏でも冷たく、ひっくり返ると低体温症になることがあります。冷たい水の危険は「冷たい水の危険」、水辺の安全の基本は「川と湖の安全」にまとめます。
  • 自分の舟を別の州や公園へ持って行くときは、外来生物の決まりで、乾かす期間や許可が必要になることがあります。
  • 国立公園では、水域ごとに舟を使えるかどうかが決まっています。ヨーホーとクートニーのように、公園全体で舟が使えない期間もあります。

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