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ミツバチの針はポンプ2つ スロー映像で分かったしくみ

セイヨウミツバチが刺すとき、針の中で何が起きているのかを高速カメラでとらえた研究が、科学誌に発表されたと報じられています。ミツバチの針はとげのある「最後の武器」で、刺した相手に残って毒を注ぎこみ、働きバチの多くはそのまま死んでしまいます。

研究したのはオーストラリアのマッコーリー大学の研究者らのチームです。1秒に数百コマを撮れるカメラを使い、半透明の毒袋と針を強い光で照らして内部を観察しました。体から離れた針が動くのは約2分だけなので、人工の皮膚に正確に刺す作業は時間との勝負だったそうです。映像からは、2つの弁がすれ違いながら動き、とげのある針を奥へ進めると同時に、毒を絶え間なく送り出していることが分かりました。チームはこれを「二重ピストン」と呼び、3Dプリンターで模型も作って動きを確かめています。針の細かな動きは15分ほど続くこともあるといいます。注射器のように一度押して終わりではなく流れ続けるしくみは、医療に役立つ可能性もあるとしています。

日本でもミツバチは養蜂でおなじみですが、秋はハチに刺される被害に特に注意が呼びかけられる季節です。巣に近づかないことが、いちばんの身の守り方です。

ビバまるのひとこと

小さな針の中で、2つの部品がすれ違いながら毒を送り続けているなんて驚きです。ミツバチは刺すと自分の命を落とすことが多いそうで、巣の仲間を守るための最後の手段なんですね。見かけたらそっと離れましょう。

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