カエルを襲う「皮膚の流行病」 マニトバ州の湿地で調査
カナダ中部のマニトバ州で、カエルやサンショウウオがカビの病気「ツボカビ症」にかかっていないか、ブランドン大学の研究者が湿地を調べていると報じられています。この病気にかかると皮膚が厚くなってはがれ落ち、息をしたり食べたりするのも難しくなります。少なくとも90種を絶滅させ、500種以上を激減させたとされ、「脊椎動物で記録された最悪の感染症」とも呼ばれています。
マニトバ州ではまだ確認されていませんが、隣のオンタリオ州やノースウエスト準州、アメリカのノースダコタ州やミネソタ州では見つかっています。調査をしている大学院生は「北米のどこにでもいる。ここにないはずがない」と話し、これまで監視が十分でなかっただけだとみています。州では約50年前、ヒョウガエルの死がいが高さ1mほどにも積み重なったことがあり、この病気が原因だった可能性も考えられています。一方で希望もあります。カルガリー動物園などの実験では、若いカエルを薬の溶けた水に入れたところ、4分の1以上が冬を越し、何もしないカエルに比べて生き残りが約60倍になりました。
日本でも、2006年にペットのカエルからカエルツボカビが見つかり、野生のカエルへの影響が心配されて大きな話題になりました。
見つかっていないのは、ないからではなく、まだ調べていないから。そう聞くとドキッとしますね。薬のお風呂で冬を越せるカエルが約60倍になったという話は希望です。湿地の健康は人の健康にもつながっているそうですよ。