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カルガリーの冬とシヌーク(Chinook)

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ひとことで言うと

カルガリーの冬は、1月の平均気温が−7.6°C、年間の降雪量が約139cmです(1991〜2020年の平年値)。寒さが厳しい一方で、暖かい風のシヌーク(Chinook)が吹き、気温が上がる日もあります。市の冬の備えの案内と、寒さが厳しいときの支援のしくみをまとめます。

目次
  1. 気温と雪(平年値)
  2. シヌーク(Chinook)
  3. 市の冬の備えの案内
  4. 道路の除雪
  5. 寒さが厳しいときの支援
  6. 日本との違い・注意点
雪に覆われたカルガリーのフィッシュ・クリーク州立公園の森
Photo: Ryunosuke Kikuno / Unsplash

気温と雪(平年値)

カナダ環境・気候変動省(Environment and Climate Change Canada、ECCC)の平年値(1991〜2020年)(新しいタブで開く)によると、カルガリー(空港)の冬は次のとおりです。

月平均気温最高気温の平均最低気温の平均降雪量
11月−1.7°C4.1°C−7.5°C18.8cm
12月−6.3°C−0.4°C−12.1°C16.3cm
1月−7.6°C−1.5°C−13.5°C16.6cm
2月−5.9°C0.1°C−11.8°C16.9cm
3月−2.2°C3.8°C−8.1°C23.8cm
  • 年間の降雪量は138.7cmです。3月は、表の月の中で降雪量がいちばん多い月です。
  • 1991〜2020年に観測された最低気温は、1月の−39.7°Cでした。
  • 冬の降水量(雪を水に換算した量を含む)は、11月〜3月で月10〜18mm程度です。

シヌーク(Chinook)

カルガリー市の冬の案内(新しいタブで開く)は、カルガリーの冬を、寒さ、大雪、暖かいシヌークの風がそろう「対照的な季節」と説明しています。冬の間も、暖かい風で気温が上がる日があります。

雪や氷の道での転倒の予防は「凍結した道と転倒の防止」で扱います。

市の冬の備えの案内

カルガリー市の冬の嵐と厳しい寒さのページ(新しいタブで開く)は、次のような備えをすすめています。

  • 食料、水、電池、懐中電灯などの非常用の備えを家に用意する
  • 天気の警報のアプリ(WeatherCAN)と、州の緊急警報のアプリ(Alberta Emergency Alert)を入れて、地域の警報を受け取る
  • スコップや融雪用の塩・砂を用意する
  • 屋外の蛇口の水を止める
  • 煙と一酸化炭素の警報器が動くか確かめる
  • 車に冬用タイヤをつけ、車用の非常用の備えを積む

寒さが厳しいときは、外にいる時間を短くし、重ね着をして、凍傷や低体温症の兆しに気をつけるよう呼びかけています。運転する前には、州の道路情報(511 Alberta)で道路の状態を確かめるよう案内しています。服装は「冬の服装と防寒具」、停電への備えは「停電への備え」で扱います。

道路の除雪

カルガリー市の除雪のページ(新しいタブで開く)によると、市の作業員は雪のあと最初の36時間、交通量の多い道路の除雪を優先します。除雪の順番は、市の優先除雪計画(Priority Snow Plan)で決まっています。

  • 雪の多いときは、指定の道路(snow route)で駐車が禁止されることがあります。自分の住所が対象かどうかは、市の地図や通知で確かめられます。
  • 除雪の進み具合と道路の状態は、市の地図で公開されています。

家や店の前の歩道の雪かきは、住民や所有者の義務です。期限などのルールは「雪かきと歩道の除雪の義務」で扱っています。

寒さが厳しいときの支援

カルガリー市とカルガリー・ホームレス財団(Calgary Homeless Foundation)、20を超える地域の団体は、異常気象への対応(Extreme Weather Response、EWR)を共同で行っています。財団のEWR のページ(新しいタブで開く)によると、EWR は寒い冬の時期や、そのほかの異常気象のときに動き出し、昼間に過ごせる場所(day spaces)や、そこへの無料の送迎などを用意しています。場所や時間は季節ごとに変わるため、そのときの案内を確かめます。

命に関わる危険があるときは、911に電話します。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • カルガリーの1月の平均気温は−7.6°Cで、最低気温の平均は−13.5°Cです。在カルガリー日本国総領事館の安全の手引き(新しいタブで開く)も、冬の寒さは非常に厳しいとして、防寒具の準備をすすめています。
  • 同じ手引きは、冬の運転では路面の凍結に注意し、冬用タイヤを使うようすすめています。
  • シヌークで暖かくなる日があっても、また冷え込みます。気温の変化に合わせて服装を調整します。

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地域ガイドカルガリー(Calgary)アルバータ州最大の都市圏で、2021年国勢調査の都市圏人口は1,481,806人。都市圏に住む日本生まれの人は2,295人です。冬は寒く乾燥し、雪は秋から春まで降ります。在カルガリー日本国総領事館があります。生活雪かきと歩道の除雪の義務(Snow removal)カナダでは、歩道の除雪のルールを市が決めています。バンクーバー市・トロント市・カルガリー市では、住宅や店の前の歩道の雪かきを、その建物の所有者や住人に義務づけています。期限や罰金は市ごとに違い、バンクーバー市は毎日10時まで、カルガリー市は雪がやんでから24時間以内です。トロント市は積雪が少ないときだけ住民が除雪し、モントリオール市は敷地の雪を道路や歩道に出すことを原則として禁じています。生活冬の服装と防寒具(Winter clothing)カナダの冬は地域によって氷点下が長く続き、風が強い日は肌が数分で凍ることもあります。重ね着をして風を通さない上着を着る、手・足・顔・耳を守る、ぬれたらすぐ着替える、の3つが基本です。外に出る前に体感温度(ウィンドチル)を確かめます。生活凍結した道と転倒の防止(Winter walking safety)カナダの冬は、歩道や階段が凍って転びやすくなります。滑りにくい靴を履き、必要なら靴に付ける滑り止めを使い、「ペンギン歩き」で小さな歩幅でゆっくり歩くのが基本です。手はポケットから出し、重い荷物や歩きスマホを避けます。生活停電への備え(Power outages)冬の嵐などで停電すると、暖房が止まり、水道管が凍ることもあります。懐中電灯、電池式やハンドル式のラジオ、充電用のバッテリーを用意し、停電したら電力会社に知らせ、家電の電源を切ります。発電機やバーベキューのこんろを屋内で使うと一酸化炭素中毒の危険があります。