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停電への備え(Power outages)

ひとことで言うと

冬の嵐などで停電すると、暖房が止まり、水道管が凍ることもあります。懐中電灯、電池式やハンドル式のラジオ、充電用のバッテリーを用意し、停電したら電力会社に知らせ、家電の電源を切ります。発電機やバーベキューのこんろを屋内で使うと一酸化炭素中毒の危険があります。

目次
  1. 冬の停電で困ること
  2. 停電の前に備えること
  3. 手順:停電したとき
  4. 電力会社への連絡
  5. 一酸化炭素と火事に気をつける
  6. 冬の停電と水道管
  7. 電気が戻ったら
  8. 切れた電線を見たら
  9. 日本との違い・注意点
kWh

冬の停電で困ること

カナダでは、冬の嵐などで停電することがあります。冬に停電すると、電気で動く暖房が止まり、家の中が冷えていきます。Get Preparedは、冬の停電では水道管が凍ることがあるとしています。

国の防災の案内「Get Prepared」の停電のページ(新しいタブで開く)をもとに、備えと停電中の行動をまとめます。

停電の前に備えること

Get Preparedは、次の準備をすすめています。

  • 懐中電灯と電池を、すぐ取り出せる場所に置く。
  • ハンドル式か電池式のラジオを非常用品に入れる。インターネットが使えないときにも情報を得られる。
  • スマートフォンなどを何回か充電できるバッテリーを用意する。
  • 停電のおそれがあるときは、車のガソリンを半分以上入れておくか、電気自動車を充電しておく。
  • 家の水道の元栓の閉め方を知っておく。冬の停電では水道管が凍ることがある。
  • 一酸化炭素(CO)警報器と煙の警報器を、電池で動くものも含めて備える。
  • テレビやパソコンを、サージ保護付きの電源タップにつなぐ。

BC Hydroの停電と安全のページ(新しいタブで開く)も、72時間分の非常用品と、家族の非常時の計画を用意し、水道・電気・ガスの止め方を知っておくようすすめています。非常用品の中身は72時間の非常用キットの記事で扱います。

医療機器を使っている人や、冷蔵が必要な薬がある人は、停電したときにどうするかを医師と話しておくようGet Preparedはすすめています。

手順:停電したとき

  1. 自分の家だけの停電かを、ブレーカー(circuit breaker)やヒューズの箱で確かめる。
  2. 電力会社のウェブサイトの停電マップで、地域の停電かを確かめる。載っていなければ電力会社に知らせる。
  3. 電気ヒーター、大きな家電、電子機器の電源を切るか、プラグを抜く。電気が戻ったときの急な電流から機器を守るため。サーモスタットの設定温度も下げる。
  4. 冷蔵庫や冷凍庫の扉は、どうしても必要なとき以外は開けない。Get Preparedによると、満杯の冷凍庫は、扉を閉めたままなら食品を24〜48時間凍ったまま保てます(時間の目安は機関により違います)。
  5. 明かりはろうそくではなく懐中電灯やLEDのろうそくを使う。火事の危険を減らすため。
  6. 窓や扉をなるべく開けず、家の中の暖かさを逃がさない。一人暮らしのお年寄りなど、近所の人の様子にも気を配る(BC Hydro)。

電力会社への連絡

主な電力会社の連絡先です(2026年10月時点)。

電力会社停電の連絡
BC Hydro(BC)1 800 BCHYDRO(1 800 224 9376)、携帯電話の *49376(*HYDRO)、または MyHydro のアカウント
Hydro-Québec(ケベック州)1 800 790-2424、またはウェブサイトで5つの質問に答える

ほかの州・準州では、契約している電力会社のウェブサイトで連絡先と停電マップを確かめます。電気の契約は電気の契約の記事で扱います。

一酸化炭素と火事に気をつける

停電中は、暖を取ったり料理をしたりするために、ふだん使わない器具を使いがちです。次の点に気をつけます。

  • 屋外用の器具を家の中で使わない:バーベキューのこんろ、キャンプ用のこんろ、携帯用のバーナーを家の中で使わない。Hydro-Québecの停電中のページ(新しいタブで開く)は、屋外用の発電機やこんろ、燃料を燃やす暖房や照明は排気のしくみがなく、家の中で使うと一酸化炭素で窒息や中毒になるおそれがあるとしています。
  • 発電機は家から離して使う:Get Preparedは、持ち運びできる発電機は、家や建物から少なくとも6メートル(20フィート)離して使うよう案内しています。BC Hydroは、発電機を家のふつうのコンセントにつながないよう注意しています。
  • ガスこんろで部屋を暖めない:Get Preparedは、天然ガスのこんろは料理には使えるが、暖房に使わないようにとしています。
  • 車で暖を取るとき:車で暖まったりスマートフォンを充電したりするときは、ガレージの中でエンジンをかけたままにしない。

冬の停電と水道管

Hydro-Québecは、停電中に家を離れるときは、水道の元栓を閉めて水道管の水を抜き、暖炉の火を消しておくよう案内しています。冬には、給湯器のブレーカーを切ることや、トイレや排水口に不凍液を入れることも挙げています。借りている部屋では、こうした作業をする前に家主や管理会社に相談します。

電気が戻ったら

Get Preparedによると、電気が戻ったら、まず暖房のサーモスタットの温度を上げ、次に冷蔵庫と冷凍庫をつなぎます。ほかの家電は、10〜15分待ってからつなぎます。

切れた電線を見たら

BC Hydroは、切れたり垂れ下がったりした電線は危険なものとして扱い、10メートル以上離れて911に電話するよう呼びかけています。

ここに注意してね!

  • カナダの冬の停電は、暖房が止まることに直結します。冬の服装は冬の服装の記事で扱います。
  • 電気のベースボードヒーターなど電気の暖房の家では、停電すると暖房が止まります。暖房の種類は暖房の種類の記事で扱います。
  • 電力会社を名乗り、電気代の未払いで電気を止めると脅す詐欺もあります。手口はよくある詐欺の手口の記事で扱います。
  • 停電の連絡先は電力会社ごとに違います。引っ越したら、新しい電力会社の連絡先と停電マップを確かめておきます。

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