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オタワの住むエリアとガティノー

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ひとことで言うと

オタワ市は、市の公式計画(Official Plan)で、中心部から外側へ「ダウンタウン・コア」「インナー・アーバン」「アウター・アーバン」「グリーンベルト」「サバーバン」「ルーラル」の6つの区域に分けられています。区域ごとの街のつくりと交通の特徴、川向こうのガティノーに住むときの違いをまとめます。家賃や治安の評価は扱いません。

目次
  1. 市の6つの区域
  2. 区域ごとの街のつくり
  3. エリアを選ぶときの考え方
  4. ガティノーに住む場合
  5. 日本との違い・注意点
オタワのリドー川にかかり、モントリオール通りとリドー通りを結ぶカミングス橋
Photo: Asif Ali / Unsplash

市の6つの区域

オタワ市の公式計画(Official Plan)は、市を中心から外側へ同心円状に6つの区域(トランセクト、Transect)に分けています。公式計画の第5章(新しいタブで開く)によると、区域ごとの特徴は次のとおりです。

区域特徴
ダウンタウン・コア(Downtown Core)首都圏の歴史・文化・仕事の中心。川向こうのガティノー中心部とあわせて、地域の公共交通網の中心
インナー・アーバン(Inner Urban)ダウンタウンを囲む、第二次世界大戦前の住宅地と、戦後すぐの地区
アウター・アーバン(Outer Urban)グリーンベルトの内側で、20世紀の最後の3分の1に造られた住宅地
グリーンベルト(Greenbelt)約2万ヘクタールの緑地。多くは国の首都委員会(NCC)などの公的機関が所有
サバーバン(Suburban)グリーンベルトの外側にある市街地
ルーラル(Rural)村や農地、自然の地域。市の面積の約8割

区域ごとの街のつくり

中心部とその周り

ダウンタウン・コアとインナー・アーバンの古い地区には、戦前の街のつくりが多く残ります。公式計画は、この形を「建物が道路に近く、敷地が小さめで、駐車場がないか目立たない」と説明しています。インナー・アーバンでは、歩く、自転車、公共交通を優先する方針です。

公式計画の第2章(新しいタブで開く)は、19世紀からの中心部の住宅地の例としてセンタータウン(Centretown)、かつての路面電車の郊外住宅地の例としてヒントンバーグ(Hintonburg)を挙げています。

グリーンベルトの内側の郊外

アウター・アーバンの住宅地は、もともと車での移動を前提にした住宅中心の地区として造られました。用途ごとに土地が分かれ、建物どうしの間隔が広い、典型的な郊外のつくりです。公式計画は、公共交通や歩いて移動できる手段を増やすことを課題に挙げています。

グリーンベルトの外側

サバーバンの地区は、もともと住まい・店・仕事場がそろい、中心部と高速の公共交通で結ばれる「衛星都市」として計画されました。公式計画第2章では、新しい住宅地の例としてカナタ(Kanata)とバーヘイブン(Barrhaven)を挙げています。

市は、O-Train をバーヘイブン、カナタ、スティッツビル(Stittsville)へ延ばす計画(Stage 3)の準備と資金集めを進めています。いま進んでいる Line 1 の東・西への延伸は「オタワの交通(OC Transpo・O-Train)」で扱います。

エリアを選ぶときの考え方

住むエリアを選ぶときは、次の点を比べます。

  • 通勤・通学先までの移動:O-Train の駅やバス路線に近いか。郊外の区域は車での移動を前提に造られた地区が多いので、車を持たない場合は特に確かめます。
  • 冬の移動:オタワは雪が多い町です。駅やバス停まで歩く距離も考えます。
  • 州の違い:川向こうのガティノーに住むと、制度がケベック州のものになります(次の節)。

物件の探し方は「賃貸物件の探し方」、オンタリオ州の賃貸のルールは「オンタリオ州の賃貸(LTB)」で説明しています。

ガティノーに住む場合

オタワ川の対岸のガティノー(Gatineau)はケベック州の市です。オタワの公式計画も、オタワの中心部とガティノーの中心部を、川で隔てられつつ一体となった「首都圏の中心」と位置づけています。

  • 交通:ガティノー側の路線バスは、ケベック州の STO(Société de transport de l’Outaouais)が運行しています。STO の支払い方法のページ(新しいタブで開く)によると、STO のICカード「Multi」は、最初に STO のバスで使えば、OC Transpo のバスと O-Train への乗り継ぎにも使えます(最初に使ってから2時間まで)。
  • 制度:医療保険、運転免許、賃貸のルールはケベック州の制度になります。働く場所がオタワでも、手続きは住所のある州で行います。詳しくは「ケベック州に住むときの手続きとフランス語」で扱います。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • オタワ市は、中心部から郊外、農村までを含む広い市です。同じ「オタワ市内」でも、区域によって街のつくりや移動の手段が大きく違います。
  • 郊外の区域は、車での移動を前提に造られた地区が多くあります。公共交通だけで暮らすなら、駅やバス路線との距離を確かめます。
  • オタワとガティノーは橋で行き来できますが、州が違います。住所の州で、医療保険、免許、賃貸のルール、日本の在留届の届出先(「オタワ」で説明)が変わります。

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