ブロックヒーターと寒冷地の車(Block heater)
ブロックヒーターは、エンジンを電気で温めて、暖機の間に使う燃料を減らす装置です。カナダ天然資源省(NRCan)は、タイマーを使い、エンジンをかける2時間前に電源が入るようにすると効果的だとしています。暖機のための長いアイドリングは燃料の無駄になるとしています。
ブロックヒーターとは
ブロックヒーター(block heater)は、エンジンを電気で温める装置です。電源につないで使います。
カナダ天然資源省(Natural Resources Canada、NRCan)の寒さと燃費の資料(Auto$mart)(新しいタブで開く)によると、ブロックヒーターは、エンジンが温まるまでの、燃料を多く使う燃焼の時間を短くします。そのため、燃料の消費と排出ガスを減らせるとしています。
冬は燃料を多く使う
同じ資料は、冬は夏より燃料を多く使う理由として、次のようなことを挙げています。
| 理由 | 資料の説明 |
|---|---|
| 気温 | 米国環境保護庁(EPA)の推計では、気温が24°Cから7°Cに下がると、街なかの通勤の燃料の消費が12〜28%増える |
| 空気の抵抗 | 冷たく乾いた冬の空気は、暖かく湿った夏の空気より11%密度が高く、高速道路での燃料の消費が約1.3%増える |
| 道路の状態 | 雪や氷、シャーベット状の雪でタイヤが滑ったり抵抗が増えたりする。EPA のデータでは、悪い路面で燃料の消費が7〜35%増えることがある |
| 冬用のガソリン | 冬用のガソリンは、1リットルあたりのエネルギーが夏用より1.5〜3%ほど少ない |
| 電気の使用 | 暖房、くもり取り、ライト、シートヒーターなどで電気を多く使う |
ブロックヒーターの使い方
NRCan は、ブロックヒーターをタイマーと組み合わせ、エンジンをかける2時間前に電源が入るようにすると効果的だとしています。一晩中つなぎっぱなしにする必要はありません。
自分の車にブロックヒーターがついているか、どこにコードがあるかは、車の取扱説明書や販売店で確かめます。賃貸住宅や職場の駐車場でコンセントを使えるかは、大家や管理者に確かめます。
暖機のアイドリングは控える
NRCan の資料は、リモートスターターなどで10分間エンジンをかけたまま車内を温めることに注意を促しています。
- 10分間のアイドリングで、車や条件によって0.25〜0.50リットルの燃料を使い、600〜1,200gの二酸化炭素を出す。
- 30秒を超えるアイドリングは、車にとって利点がない。
- エンジン、駆動系、車内を温めるには、数分走るのが最も効率がよい。
市のアイドリング規制
市によっては、アイドリングを条例で制限しています。たとえばトロント市のアイドリング規制条例(新しいタブで開く)は、アイドリングを60分間に1分までに制限しています。例外や罰金は条例本文に定めがあり、市によって内容が違います。住んでいる市のルールは、市のサイトや 311 などの窓口で確かめられます。
冬の前の車の点検
ブロックヒーターのほかにも、寒さに備えた準備があります。カナダ運輸省(Transport Canada)の車の冬の準備のページ(新しいタブで開く)は、バッテリー、冷却水、ワイパー、タイヤなどの点検を勧めています。くわしくは「冬道の運転」にまとめています。
NRCan の資料は、タイヤの空気圧は気温で変わるため、少なくとも月に1回、季節の変わり目はもっと頻繁に測るよう勧めています。空気圧が8psi(56kPa)低いまま走ると、タイヤの寿命が10,000km以上短くなり、燃料の消費が最大4%増えることがあるとしています。
手順
- 車にブロックヒーターがついているか、取扱説明書や販売店で確かめる。
- 駐車する場所でコンセントを使えるか、大家や管理者に確かめる。
- タイマーを用意し、出発の2時間前に電源が入るようにする。
- 出発するときは、コードを抜いてから車を動かす。
- 長いアイドリングはせず、ゆっくり走りながら車を温める。
ここに注意してね!
- カナダの寒い地域では、エンジンを温めるブロックヒーターを使う車があります。使い方は車によって違うため、取扱説明書で確かめます。
- 車を温めるために長くアイドリングしても、燃料が増えるだけで車には利点がないと NRCan はしています。市によってはアイドリングが条例で制限されています。
- 雪で排気管がふさがったままエンジンをかけると、一酸化炭素中毒のおそれがあります(「冬道の運転」「車に積む冬の非常用品」)。
- 冬タイヤの義務は州で違います(「冬タイヤ」)。
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