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車に積む冬の非常用品(Winter driving emergency kit)

ひとことで言うと

カナダの冬は、雪や事故で道路に長く止められることがあります。カナダ運輸省とカナダ政府は、救急箱、シャベル、毛布、水と食べ物などを車に積んでおくよう勧めています。この記事では、公式の一覧をもとに、積むものと点検のしかたをまとめます。

目次
  1. なぜ車に非常用品を積むのか
  2. カナダ運輸省が挙げる用品
  3. カナダ政府の緊急用キットの一覧
  4. 手順
  5. 立ち往生したときの使い方
  6. 費用
  7. 日本との違い・注意点

なぜ車に非常用品を積むのか

カナダの冬は、吹雪や凍った道路で車が動けなくなることがあります。

カナダ運輸省(Transport Canada)は、冬の非常用品のページ(新しいタブで開く)で、非常用品を車のトランクにいつも入れておくよう勧めています。用品はセットで買っても、自分でそろえてもかまいません。家にあるもので足りることも多いとしています。

冬の運転全体の注意は冬道の運転にまとめています。この記事は、積むものに絞って説明します。

カナダ運輸省が挙げる用品

運輸省の一覧は次のとおりです。

分類用品何のために
けが救急箱手当て
窓と燃料ウォッシャー液、アイススクレーパー(氷かき)、燃料管の凍結防止剤(fuel line antifreeze)視界の確保、燃料の凍結を防ぐ
バッテリーブースターケーブルバッテリーが上がったとき
雪から抜け出す猫砂、すべり止めのマット(traction mats)、シャベルタイヤの空回りを防ぐ
見る・見せる懐中電灯、発炎筒(road flares)、反射ベスト自分が見るため、ほかの車に気づいてもらうため
暖をとるマッチ、非常用ろうそく(survival candle)手を温める
寒さ予備の衣類、毛布(軽い保温シートがよいとしている)体温を保つ
食べ物水、日持ちする食べ物(缶詰の果物、グラノーラバーなど)、缶切り、食器長く待つとき

運輸省は、充電した携帯電話を車に置いておくことも勧めています。冬の運転のヒントのページ(新しいタブで開く)では、充電ケーブルも車に置き、緊急のときは911に電話するよう書いています。

カナダ政府の緊急用キットの一覧

カナダ政府の防災の案内(Get Prepared)にも、車の緊急用キットのページ(新しいタブで開く)があります。冬に限らない内容ですが、運輸省の一覧にない用品も入っています。

車内に置くもの:

  • 日持ちする食べ物(エネルギーバーなど)
  • 水(凍っても割れないペットボトル。6か月ごとに入れ替える)
  • 毛布、予備の衣類と靴
  • 救急箱(シートベルトカッターつき)
  • 小さなシャベル、スクレーパー、雪ブラシ
  • 深い缶に入れたろうそくとマッチ
  • 手回し式の懐中電灯
  • 笛(助けを呼ぶため)
  • 道路地図
  • 緊急時の計画と身分証明書などのコピー

トランクに置くもの:

  • 砂、塩、または固まらないタイプの猫砂
  • 不凍液・ウォッシャー液
  • けん引ロープ
  • ブースターケーブル
  • 消火器
  • 警告灯か発炎筒

手順

冬の前に用品をそろえて点検する流れです。

  1. 上の一覧を見て、家にあるものと足りないものを分ける。
  2. 足りないものを買う。ウォッシャー液は冬用のものを選ぶ(運輸省は−40°Cまで凍らないものを勧めています。冬道の運転を参照)。
  3. 用品を箱やバッグにまとめ、トランクに入れる。食べ物と水は、車内の手の届く場所にも置く。
  4. 水は6か月ごとに入れ替える。食べ物の期限も確かめる。
  5. 長い距離を走る前は、燃料を半分以上にしておく。運輸省は、燃料タンクを少なくとも半分に保ち、電気自動車は予定外のことにも足りる走行距離を確保するよう勧めています。

立ち往生したときの使い方

運輸省の旅の計画のページ(新しいタブで開く)によると、ほかの車にぶつけられるおそれがなければ、車の中にとどまります。

  • 排気管が雪でふさがっていないか確かめる(一酸化炭素が車内に入るのを防ぐ)。
  • 窓を少しあけて空気を入れる。風の当たらない側の窓にする。
  • エンジンはできるだけかけない。カイロ(hand and foot warmers)などで体を温める。

反射ベストや発炎筒、懐中電灯は、ほかの車に自分の車を気づいてもらうために使います。

費用

用品の値段は店や品物によって違うため、一律の額はありません(2026年10月時点)。運輸省は、セットを買う方法と、自分でそろえる方法の両方を挙げています。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 寒さに合う用品を選ぶ:日本の冬用の用品をそのまま使わず、カナダの冬に合うもの(低い温度で凍らないウォッシャー液など)を選びます。寒さ全般の備えはカナダの寒さと冬の備えで扱います。
  • 出発前に伝えておく:出発前に、行き先と通る道、着く時間をだれかに伝えておくよう運輸省は勧めています。
  • 道路の状況を先に調べる:州の道路情報の見方は道路状況の調べ方(DriveBC・511)で説明します。
  • 冬タイヤ:非常用品とは別に、冬タイヤの義務が州によってあります。冬タイヤで説明しています。
  • レンタカー:借りた車に非常用品が積まれているとは限りません。冬に借りるときは、自分で用意するものを考えておきます。

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