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冬道の運転(Winter driving)

ひとことで言うと

カナダの冬道では、車の準備、出発前の道路・天気の確認、ゆっくりした運転、立ち往生したときの備えが大切です。カナダ運輸省(Transport Canada)は、7°Cを下回るとオールシーズンタイヤや夏タイヤは効きにくくなるとして、4本そろえた冬タイヤを勧めています。冬タイヤの義務は州で違います。

目次
  1. 冬の運転は準備から
  2. 車の準備
  3. 出発する前に
  4. 冬道での運転のしかた
  5. 立ち往生したとき
  6. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

冬の運転は準備から

カナダ運輸省(Transport Canada)は、冬の運転で事故を防ぐために、車の準備、出発前の計画、運転のしかた、立ち往生したときの備えの4つを挙げています。

冬タイヤの義務があるかどうかは州で違います。ケベック州は州で登録した車に義務があり、BCは指定の道路で義務があります。くわしくは冬タイヤにまとめています。

車の準備

カナダ運輸省の車の準備のページ(新しいタブで開く)は、冬の前に次の点を確かめるよう勧めています。

項目確かめること
バッテリー寒いときにエンジンをかけるには、十分に充電されたバッテリーが要る。端子をきれいにし、充電の仕組みも点検する
冷却水(不凍液)濃さと量
ウォッシャー液−40°Cまで凍らない冬用のものを使い、予備も1本積む
ワイパーすじが残るなら替える。冬用のワイパーもある
タイヤ空気圧。冬タイヤの溝は4mm以上
ブレーキ・ライトブレーキの点検。すべてのライトがつき、向きが合っているか
暖房ヒーターとデフロスター(くもり取り)が効くか

運輸省は、資格のある整備工場で冬の点検を受けると、見落としを防げるとしています。

冬タイヤ

冬タイヤのページ(新しいタブで開く)によると、7°Cを下回ると、オールシーズンタイヤや夏タイヤはゴムの弾力が落ち、すべりやすくなります。運輸省は次のことを勧めています。

  • 冬タイヤは4本そろえてつける。種類・サイズ・速度記号・荷重指数が同じタイヤを4本にすると、操作が安定する。
  • 3つの山と雪の結晶のマーク(peaked mountain with snowflake)のついたタイヤを選ぶ。厳しい雪の条件のために作られ、雪の上での性能の基準を満たしている。
  • 雪の道路では、溝が4mm近くまで減ったタイヤは使わない。
  • 冬用でない幅の広い高性能タイヤは、雪道に向かない。

出発する前に

旅の計画のページ(新しいタブで開く)は、出発前に次のことをするよう勧めています。

  1. カナダ環境・気候変動省(Environment and Climate Change Canada)の天気予報や、州の道路情報(511)で、天気と道路の状況を確かめる。
  2. 行き先、通る道、着く予定の時間を、だれかに伝えておく。
  3. 携帯電話を満充電にし、充電ケーブルを持つ。
  4. 非常用品を車に積む。
  5. ボンネット、屋根、窓、ライトの雪をすべて落とす。

雪をのせたまま走ると、雪がフロントガラスにすべり落ちたり、ほかの車に飛んだりします。運輸省は、雪をのせた車の運転者に罰金を科す州もあるとしています。道路状況の調べ方は道路状況の調べ方(DriveBC・511)で説明します。

積んでおく非常用品

運輸省が挙げている非常用品は、次のとおりです。

  • シャベル、砂か猫砂、すべり止めのマット(traction mats)
  • 警告灯、ブースターケーブル、消火器
  • 予備の衣類、毛布
  • 日持ちする食べ物、水
  • 救急箱、懐中電灯

くわしくは車に積む冬の非常用品にまとめます。

冬道での運転のしかた

冬の安全運転のページ(新しいタブで開く)と冬の運転のヒントのページ(新しいタブで開く)のおもな内容です。

  • スピードを落とす:慣れた運転者でもすべることがあります。速度を落とし、前の車との間をあけます。
  • 車間距離を長くとる:すべりやすい道路では止まるまでに長くかかるため、ふだんより間をあけます。
  • 急な操作をしない:強いブレーキや急なハンドル操作を避けます。
  • すべったとき:運輸省は、コントロールを失ったときにブレーキペダルから足を離さず、ブレーキを強く踏んだまま、ハンドル操作に集中するよう書いています。
  • クルーズコントロールを使わない:悪天候では、クルーズコントロールや運転支援の機能が正しく働かないことがあります。
  • シートベルト:休んだ状態で運転し、シートベルトを締めます。厚いコートを脱いだときも締め直します。子どもの座席は、冬服を着せたときの使い方をチャイルドシートの説明書で確かめます。
  • 見えにくさ:冬は視界が悪くなりやすいので、いつも以上に注意します。
  • 飲酒・大麻:飲んだり使ったりしたあとは運転しません。

立ち往生したとき

雪で動けなくなったとき、運輸省は次のことを勧めています。

  1. 車の中にとどまる。車が風雪をよける場所になる。
  2. 排気管(マフラー)が雪でふさがっていないか確かめる。ふさがると一酸化炭素中毒のおそれがある。
  3. 窓を少しあけて、空気を入れる。
  4. エンジンをかけ続けるのではなく、カイロ(hand and foot warmers)などで体を温める。
  5. 室内灯をつけ、警告灯を出して、ほかの人に気づいてもらう。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 寒さへの備え:運輸省は、−40°Cまで凍らないウォッシャー液を勧めています。日本で使っていた感覚で用品を選ばず、カナダの冬用のものを使います。
  • 冬タイヤの義務は州で違う:全国共通の義務はなく、州ごとに決まっています。ケベック州とBCのルールは冬タイヤで説明しています。
  • 長距離の移動:運輸省は、出発前に行き先と道を人に伝え、非常用品を積んでおくよう勧めています。
  • 寒冷地の車:エンジンを温めるブロックヒーターについては、ブロックヒーターと寒冷地の車で説明します。
  • 野生動物:道路に出てくるムースやシカへの注意は、道路の野生動物で扱います。

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