ケベック州のフランス語講座(Francisation Québec)
ケベック州政府は、16歳以上の州の住民などに無料のフランス語講座を出しています。窓口は2023年6月1日に始まったフランシザシオン・ケベック(Francisation Québec)です。フルタイム・パートタイム・オンラインの講座があり、条件を満たす移民はフルタイムの講座で手当を受けられることがあります。
フランシザシオン・ケベックとは
ケベック州では、フランス語が州の公用語で、共通の言語です。州政府は、フランス語を学ぶための無料の講座を出しています。
その窓口が、フランシザシオン・ケベック(Francisation Québec)です。ケベック州政府の発表(新しいタブで開く)によると、2023年6月1日に始まり、移民・フランス語化・統合省(Ministère de l’Immigration, de la Francisation et de l’Intégration、MIFI)が担当しています。教室・遠隔・オンライン・職場での学習と、条件を満たす人・団体・企業への経済的な支援を、一つの窓口で扱います。
対象は、移民とケベック州に住むことを考えている人、カナダ生まれで州に住む16歳以上の人、企業とその従業員です。
ケベック州では、連邦政府(IRCC)の新しい移民向けのサービス検索は州内の団体を対象にしていません。州の制度を使います(連邦の制度は「移民向けの無料英語クラス(LINC)」)。
講座の種類
ケベック州政府のフランス語学習のページ(新しいタブで開く)は、16歳以上で義務教育を受けていない州の住民と、ケベック州に住む予定の人に、無料の講座を案内しています。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| フルタイム | 週25〜30時間の授業 |
| パートタイム | 週6〜20時間。時間帯を選べる |
| オンライン | 自分のペースで学ぶ。中級・上級向け |
| 専門の講座 | 仕事の分野に合わせたフランス語 |
| 州の外から | 提携する語学学校の講座や、オンラインの講座 |
州の外の提携校で学んだ場合は、ケベック州に着いたあとに費用が払い戻されることがあると案内されています。
移民向けのフルタイムの講座
受けられる人
移民向けのフルタイムの講座は、次のすべてに当てはまる人が対象です。
- カナダの外で生まれた
- 16歳以上
- ケベック州に住んでいる
ケベック州で一時的に働く人・学ぶ人も申し込めます。ただし、自分の在留資格の条件を守ることが前提です。学ぶ目的で滞在している人は、カナダ政府が認めるプログラムに主な活動として在籍している必要があります。州のページは、条件を守らないと在留資格を失ったり、入国を断られたりすることがあると注意しています。在留資格の条件はIRCCに確かめます。
経済的な支援
フルタイムの講座では、条件を満たす人が次の支援を受けられます(2026年10月時点)。
| 支援 | 金額 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 参加の手当(participation allowance) | 週C$230 | 雇用保険、社会扶助、育児休業の保険などを受けていない。難民申請者でない。外交官などでない |
| 子どもの預かりの費用 | 子ども1人につき、学習する日1日あたり最大C$25の払い戻し | 預ける相手が配偶者や家族でない。様式(A-0593-CF)を講座の始まりから60日以内に学校の窓口に出す |
| 交通費 | フルタイムの講座の間、週C$25 | 雇用保険や社会扶助などを受けていて、参加の手当を受けていない人。遠隔の講座は対象外 |
手順
- 自分が受けられる講座(フルタイム・パートタイム・オンラインなど)を、州のページで確かめる。
- オンラインの申込書で申し込む。在留資格を示す書類か、ケベック州の選考証明書(CSQ)や受け入れ証明書(CAQ)などに書かれた個人の参照番号が必要です。
- 経済的な支援を受けたい場合は、申込書でそう答える。社会保険番号(SIN)か、個人の税番号(ITN)などが必要です。
- 初めてフルタイムの講座に申し込んだ場合、講座は多くの場合50営業日以内に始まります。
- 講座が始まったら、積極的に参加する。
問い合わせの電話は、モントリオールが514 864-9191、ケベック州内のほかの地域は1 877 864-9191(無料)です。
費用
講座は無料です(2026年10月時点)。州の外の提携校の講座は費用がかかりますが、ケベック州に着いたあとに払い戻されることがあります。
ここに注意してね!
- 一時滞在の人も申し込める:ケベック州の講座は、条件を守っていれば、一時的に働く人・学ぶ人も申し込めます。連邦のLINCとは対象が違います。
- 手当には条件がある:参加の手当は、雇用保険などほかの給付を受けている人は対象外です。
- 在留資格の条件を守る:学習許可や就労許可の条件に合わない形で講座を受けると、在留資格に影響することがあります。判断はIRCCか登録移民コンサルタント(RCIC)に相談します。
- 個別の判断:講座の対象になるか、支援を受けられるかは、フランシザシオン・ケベックの窓口が判断します。
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