語学学校の選び方(English / French language schools)
カナダで英語やフランス語を学ぶ場所には、私立の語学学校と、大学・カレッジの語学プログラムがあります。選ぶときは、コースの長さ(6か月以内なら学習許可は不要)、学習許可を取るなら学校が指定教育機関(DLI)かどうか、語学だけの課程では学外で働けないことを確かめます。
語学を学べる場所
カナダで英語やフランス語を学ぶ場所は、大きく分けて次の2つです。
- 私立の語学学校:英語(ESL、English as a Second Language)やフランス語(FSL、French as a Second Language)を教える民間の学校。数週間から受けられるコースが多い。
- 大学・カレッジの語学プログラム:大学やカレッジが、留学生などに向けて開く語学の課程。本科(学位やディプロマの課程)に進む前の準備として設けられていることがある。
永住者などの移民には、政府が費用を出す無料の語学クラスもあります。これは「移民向けの無料英語クラス(LINC)」と「ケベック州のフランス語講座」で扱います。この記事では、留学生やワーキングホリデーの人が自分で学校を選ぶ場合を説明します。
コースの長さで在留の手続きが変わる
語学学校選びで最初に確かめるのは、コースやプログラムの長さです。
移民・難民・市民権省(IRCC)のページ(新しいタブで開く)によると、6か月以内で終わるプログラムのためにカナダに来る人は、学習許可(Study permit)がいりません。判断の基準は自分が通う月数ではなく、プログラムそのものの長さです。くわしい条件は「6か月以内の短期留学」で説明しています。
6か月を超えるプログラムで学ぶには、学習許可が必要です。学習許可は、指定教育機関(Designated Learning Institution、DLI)の入学許可書がないと申請できません。
| 6か月以内のプログラム | 6か月を超えるプログラム | |
|---|---|---|
| 学習許可 | 不要 | 必要 |
| 学校が DLI かどうか | 問われない | DLI でなければ学習許可を申請できない |
| 在学中の就労 | 学習許可なしではできない | 語学だけの課程では学外で働けない(下の節) |
指定教育機関(DLI)かどうか
IRCC の DLI の一覧(新しいタブで開く)によると、DLI は州・準州政府が留学生の受け入れを認めた学校です。一覧には、公立・私立の高等教育機関が州・準州ごとに載っていて、学校の名前や市で探せます。一覧に載っていない学校は、留学生を受け入れる許可がないことがあります。小学校・中学校・高校はすべて DLI ですが、この一覧には載っていません。
学習許可を取って語学を学ぶ予定なら、出願の前に、学校がこの一覧に載っているか、DLI 番号は何かを確かめます。DLI と入学許可書については「指定教育機関(DLI)と入学許可書(LOA)」で扱います。
語学だけの課程では学外で働けない
学習許可を持つ留学生は、条件を満たせば学外で働けます。ただし、IRCC の学外就労のページ(新しいタブで開く)は、次の人は学外で働けないとしています。
- 英語・フランス語の第二言語の課程(ESL/FSL)だけに在籍している人
- 一般教養などの講座(general interest courses)だけを取っている人
- フルタイムの課程に入るための準備の科目だけを取っている人
語学学校に通いながら働きたい人は、この点を必ず押さえておきます。ワーキングホリデーの就労許可で滞在している人は、その許可の条件にしたがって働きます。
学校を比べるときの観点
学校を比べるときは、次の点を確かめます。
- コースの長さと、何週間単位で申し込めるか
- 学習許可を取る場合、DLI かどうか
- 1クラスの人数、授業の時間数、レベル分けの方法
- 大学・カレッジの本科に進む道があるか(入学の条件として認められるか)
- 授業料、教材費、入学金、滞在先の手配料など、総額でいくらか
- 返金の条件(途中でやめた場合、学習許可が出なかった場合)
- 学校がある都市の生活費と、住まいの探しやすさ
フランス語を学びたい人は、ケベック州など、フランス語が中心の地域の学校も選択肢になります。州の選び方は「留学先の州と学校の選び方」で説明しています。
手順
- 学びたい言語と期間、目的(本科への進学、仕事、趣味など)を決める。
- 期間が6か月を超えるかどうかで、学習許可が必要かを判断する。
- 学習許可が必要なら、IRCC の DLI の一覧で学校を探す。
- 学校から、コース内容、授業料、返金の条件を書面で受け取って比べる。
- 申し込み、入学許可書を受け取り、必要なら学習許可や電子渡航認証(eTA)を申請する。
ここに注意してね!
- 学習許可が要るかどうかは、学校の種類ではなくプログラムの長さで決まります。短いコースを続けて申し込んで長く学ぶ場合は、扱いが変わることがあるため、事前に IRCC の案内を読みます。
- 留学エージェントの説明は公式の情報ではありません。在留の条件は IRCC のページで、自分の状況の判断は IRCC か登録移民コンサルタント(RCIC)に確かめます。
- 語学の課程だけでは学外で働けません。「働きながら語学留学」を考えている人は、在留資格の組み合わせに注意します。
- 授業料の支払いと返金は、学校との契約です。払う前に返金の条件を確かめます。
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