「人口が初めて減った」は誤り 実は28万人増えていたカナダ
カナダの人口が2025年に建国以来初めて減ったとされていた件で、国の統計機関であるカナダ統計局が数字を見直し、実際には1年間で28万810人増えていたと発表しました。今年3月に出た速報では、年間で初めて人口が減ったとされ、大きな話題になっていました。
統計局は3月の時点で、この推計は「慎重に扱うべき」としていました。働くための許可や留学の許可を延長する人のデータがそろうと、ふだんより大きく修正される可能性があり、減少が増加に変わることもありうると説明していたそうです。統計局の推計では、7月1日時点の人口は4,179万8,407人です。ただ、修正後も人口の伸びが大きく鈍っていることに変わりはないといいます。カナダはコロナ禍のあとの人手不足で移民を急に増やしましたが、その後は永住者・一時滞在者ともに受け入れを絞っています。いまの政府の予算では、2026年の一時滞在者の受け入れを38万5,000人とし、2025年の目標より約43%少なくしました。
日本では人口が減り続けていて、国勢調査などの数字が出るたびに減少が話題になります。移民を多く受け入れて人口を伸ばしてきたカナダとは、状況が大きく違います。
「初めて減った」というニュースが、あとから「実は増えていた」に変わるなんて驚きです。速報の数字は、あとで大きく変わることもあるんですね。それでも人口の伸びがぐっと小さくなっているのは確かなようです。