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州・準州の認証レター(PAL・TAL)と留学生の受け入れ上限(International student cap)

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ひとことで言うと

学習許可(Study permit)を申請する人の多くは、学ぶ州・準州が出す認証レター(PAL・TAL)を申請書に付ける必要があります。PAL・TALは国の受け入れ上限の枠を確保した証明で、学校(DLI)を通じて受け取ります。2026年からは公立DLIの修士・博士課程の学生などは不要です。

目次
  1. PAL・TALとは
  2. 留学生の受け入れ上限との関係
  3. 州・準州ごとの違い
  4. PAL・TALがいらない主な場合
  5. 手順
  6. 有効期限と取り直しが必要な場合
  7. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

PAL・TALとは

州の認証レター(Provincial attestation letter、PAL)と準州の認証レター(Territorial attestation letter、TAL)は、学ぶ予定の州・準州が「この学生のための枠がある」と確認する手紙です。移民・難民・市民権省(IRCC)のPAL・TALのページ(新しいタブで開く)は、次の点をあげています。

  • 学ぶ予定の州・準州が出す
  • 入学する指定教育機関(Designated Learning Institution、DLI)を通じて受け取る
  • 学習許可(Study permit)の申請に、多くの場合必要

PAL・TALは、申請する学校にひもづいています。別の学校のために出たPAL・TALは使えません。

留学生の受け入れ上限との関係

カナダは2024年から、IRCCが1年間に受け付ける学習許可の申請の数に上限(International student cap)を設けています。上限は大臣指示(Ministerial Instructions)で年ごとに決まり、2026年の期間は2026年1月1日から12月31日までです。

IRCCは上限の枠を州・準州に割り当て、州・準州がそれを自分の地域のDLIに配ります。PAL・TALは、その枠を1つ使えることの証明です。

2026年の割り当てのお知らせ(新しいタブで開く)(2025年11月25日)によると、2026年に学習許可を出す見込みの数は次のとおりです。

区分2026年の見込み
公立DLIの修士・博士課程の学生(PAL・TAL不要)49,000
幼稚園から12年生までの児童・生徒(PAL・TAL不要)115,000
そのほかのPAL・TAL不要の申請者64,000
PAL・TALが必要な申請者180,000
合計(新規と国内での延長)408,000

PAL・TALが必要な人について、IRCCが2026年に受け付ける申請は全国で最大309,670件です。不許可になる申請もあるため、許可の見込み数より多い枠が割り当てられています。

州・準州ごとの違い

2026年の割り当ては次のとおりです。許可の見込み数は人口をもとに、申請の割り当ては2024年と2025年の州・準州ごとの平均許可率をもとに決められました。

州・準州許可の見込み数申請の割り当て
アルバータ州21,58232,271
ブリティッシュコロンビア州(BC)24,78632,596
マニトバ州6,53411,196
ニューブランズウィック州3,7268,004
ニューファンドランド・ラブラドール州2,3585,507
ノースウエスト準州198785
ノバスコシア州4,6808,480
ヌナブト準州1800
オンタリオ州70,074104,780
プリンスエドワードアイランド州7741,376
ケベック州39,47493,069
サスカチュワン州5,43611,349
ユーコン準州198257

ヌナブト準州は、いまは中等後教育のDLIがないため、申請の枠が割り当てられていません。

ケベック州で学ぶ人は、PAL・TALの代わりに、ケベック州政府が出すケベック州の受け入れ証明書(Certificat d’acceptation du Québec、CAQ)の発行証明が必要です。CAQには、ケベック州の枠に入っているか、枠から除外されていることを確認する一文が入っている必要があります。CAQについては「ケベック州の受け入れ証明書(CAQ)」で説明します。

PAL・TALがいらない主な場合

IRCCのページでは、次のような人はPAL・TALなしで学習許可を申請できるとしています。

  • 幼稚園・小学校・中学・高校(12年生まで)で学ぶ人
  • 公立DLIの修士・博士の学位課程で学ぶ人(2026年1月1日から)
  • 連邦の指定を受けた軍の大学で学ぶ人
  • ケベック州の職業訓練プログラム(DVS・AVS・STC)で学ぶ人
  • 自国の学校とカナダのDLIの交換協定で学び、DLIに学費を払わない交換留学生
  • カナダ外務省(Global Affairs Canada)の奨学金を受ける人
  • すでにカナダにいて、同じDLI・同じ課程のレベルで学習許可を延長する人
  • そのほか、一時滞在許可を持つ人や保護された人などの例外

PAL・TALがいらない人も、例外に当てはまることを示す書類を申請書に付けます。例外に当てはまるかどうかは、IRCCが申請を審査するときに判断します。

手順

  1. DLIに出願し、入学許可書(LOA)を受け取る。
  2. 学校に、PAL・TALの申し込み方法を聞く。IRCCは、申し込み方法は学校に問い合わせるよう案内しています。
  3. PAL・TALを受け取ったら、学習許可の申請書と一緒に出す。申請の後から出すことはできません。
  4. 家族で一緒に申請するときも、学習許可を申請する人ごとにPAL・TALを付ける。

有効期限と取り直しが必要な場合

PAL・TALは、ほかに早い期限が書かれていなければ、出た年の12月31日まで有効です(2026年の枠で出たものは2026年12月31日まで)。前の年の枠で出たPAL・TALでは申請できません。PAL・TALが有効である必要があるのは学習許可を申請する時点で、学業を始める時点ではありません。

次のようなときは、新しいPAL・TALが必要です。

  • PAL・TALの期限が切れた、または無効になった
  • 前の学習許可の申請が許可された、または不許可になった
  • 学校を変える(2025年1月22日から)
  • 多くの場合、課程のレベルを変える(例:高校から中等後教育へ)
  • 別のDLIや別のレベルの課程で学習許可を延長する
  • 学生としての在留資格の回復(Restoration)を申請する

ただし、中等後教育から公立DLIの修士・博士課程に進むときは、新しいPAL・TALはいりません。

同じPAL・TALで申請し直せるのは、PAL・TALがまだ有効で、前の申請を決定前に自分で取り下げたか、申請が受理されず料金が返された場合に限られます。学校を変えるときの流れは「学校やプログラムの変更」、在留資格の回復は「在留資格の回復」で扱います。

ここに注意してね!

  • PAL・TALは、本人がIRCCや州に直接申し込む書類ではなく、学校を通じて受け取るものです。出願先の学校の案内に従います。
  • 枠は州・準州ごと、学校ごとに配られます。出願の時期によっては、学校が枠を出せないことがありえます。早めに学校に確認しておくと安心です。
  • 不許可になると、同じPAL・TALでは申請し直せません。書類をそろえてから申請します。
  • 2026年の枠や例外は、年ごとの大臣指示で変わります。2027年以降の条件は、そのときのIRCCの案内に従います。
  • 自分がPAL・TALの例外に当てはまるかなどの判断は、IRCC か登録移民コンサルタント(Regulated Canadian Immigration Consultant、RCIC)に相談します。

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