カナダの在留資格の種類(visitor・student・worker・PR)
カナダに住む人は、市民、永住者(PR)、一時滞在者のどれかにあたります。一時滞在者は、訪問者(visitor)、学生(student)、就労者(worker)に分かれます。入国のためのビザ・eTAと、滞在中の資格(許可)は別のものです。これからカナダに来る方、自分の資格を整理したい方向けです。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
カナダの資格は大きく3つ
カナダにいる人の立場は、大きく次の3つに分かれます。移民・難民・市民権省(Immigration, Refugees and Citizenship Canada、IRCC)の用語集(新しいタブで開く)の説明をもとに整理します。
| 立場 | どんな人か |
|---|---|
| カナダ市民(Canadian citizen) | 市民権法(Citizenship Act)で市民とされる人。カナダで生まれた人や、市民権を申請して取得した人など |
| 永住者(Permanent resident、PR) | 合法的にカナダに移民したが、まだ市民ではない人 |
| 外国人(Foreign national) | 市民でも永住者でもない人。一時滞在者はここに入る |
ほかに、難民として保護を認められた人(Protected person)という立場もあります。この記事では、日本から来る人に多い一時滞在者と永住者を中心に説明します。
一時滞在者(Temporary resident)の3つの種類
一時的にカナダに滞在する人は、目的によって次の3つに分かれます。
| 種類 | 主な目的 | 主な書類 |
|---|---|---|
| 訪問者(Visitor) | 観光、家族訪問、短期の滞在 | パスポートへのスタンプなど。延長したときは訪問者記録(Visitor record) |
| 学生(Student) | 指定教育機関(DLI)で学ぶ | 学習許可(Study permit) |
| 就労者(Worker) | カナダで働く | 就労許可(Work permit) |
訪問者
eTAやビザで入国した観光客などは、通常、最長6か月まで滞在できます。入国審査の職員が期間を短くしたり、長くしたりすることもあります。もっと長く滞在したいときは、訪問者記録(Visitor record)を申請します。IRCCは、今の滞在期限の少なくとも30日前までに申請するよう勧めています。訪問者記録はビザとは別の書類です。
訪問者のまま働くことはできません。勉強は、6か月以内の課程なら学習許可なしで受けられます(IRCCのページ(新しいタブで開く))。
学生
学習許可は、外国人がカナダの指定教育機関(Designated learning institution、DLI)で学ぶことを認める書類です。IRCCは、カナダへ渡航する前に申請するよう案内しています。くわしくは「学生許可証(Study permit)」で説明しています。
就労者
就労許可には大きく2つの種類があります。
- オープン(Open work permit):雇用主の指定がなく、仕事のオファーなしで出る許可。ワーキングホリデー(IEC Working Holiday)はこちら
- 雇用主指定(Employer-specific work permit):仕事のオファーが必要で、決められた雇用主のもとで働く許可
違いは「オープンと雇用主指定(Employer-specific)の違い」でまとめます。
入国のための書類と、滞在の資格は別
カナダでは、入国するための書類と、カナダにいる間の資格(許可)が分かれています。日本から来る人は、ここで混乱しやすいので整理します。
| 書類 | 役割 |
|---|---|
| eTA・訪問者ビザ(Visitor visa) | カナダへ渡航し、入国審査を受けるためのもの |
| 入国許可通知(Port of entry letter of introduction) | 学習許可や就労許可が承認されたことを知らせる手紙 |
| 学習許可・就労許可 | カナダでの滞在中に学ぶ・働く資格を示すもの |
日本のパスポートを持つ人は、飛行機で入国するときにeTAが必要です(「eTA(電子渡航認証)」)。IRCCは、就労許可や学習許可を承認するとき、eTAを自動で発行するとしています。
国外で学習許可や就労許可が承認されると、まず入国許可通知(POEレター)が届きます。許可証そのものは、空港などの入国地点(Port of entry、POE)で職員の審査を受けて受け取ります。ワーホリの場合は「POEレター(入国許可通知)と入国時の手続き」で説明します。
永住者(PR)
IRCCのページ(新しいタブで開く)によると、永住者は次のような立場です。
- カナダのどこに住んでも、働いても、学んでもよい
- 社会保険番号(SIN)や医療保険など、市民が受ける社会給付の多くを受けられる
- 条件を満たせば市民権を申請できる
- 選挙で投票したり、立候補したりはできない
- 高いレベルのセキュリティ・クリアランスが必要な一部の仕事には就けない
- 資格を保つには、直近5年のうち合計730日以上カナダにいる必要がある(連続でなくてよい)
永住者であることは、永住者カード(PRカード)で示します。永住権の取り方は「永住権(Permanent residence)の取り方」で説明します。
期限が切れそうなとき
一時滞在者は、資格の期限が切れる前に延長や変更を申請します。IRCCの用語集は、在留資格の維持(Maintained status)を「一時滞在者が、申請の審査中もカナダにとどまれる法律上の延長」と説明しています。条件は「在留資格の維持(Maintained status)」でまとめます。
ここに注意してね!
- カナダでは、入国のためのビザ・eTAと、滞在中の許可(Study permit・Work permit)は別のものです。本サイトでも分けて書きます。
- 就労許可には、雇用主、働く場所、有効期限などが書かれます。IRCCは、受け取ったらその場で名前や期限を確かめ、誤りがあればすぐ職員に伝えるよう案内しています。
- 自分がどの資格で何ができるかの判断は、IRCCの案内か、登録移民コンサルタント(RCIC)・弁護士に相談します。
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