国内線(Air Canada・WestJet・Porter)(Domestic flights)
カナダは国土が広く、主な都市の間は飛行機で移動することがよくあります。国内線では、政府発行の写真付き身分証か外国のパスポートが必要で、保安検査では液体の持ち込みに決まりがあります。遅延や欠航のときの補償のルールもまとめます。
都市の間は飛行機が中心
移民・難民・市民権省(IRCC)の新しく来た人向けのページ(新しいタブで開く)は、カナダは国土が広いため、主な都市の間を飛行機で移動することが多いと説明しています。主な都市には定期便のある空港があります。小さな町や農村部には空港がないこともあり、その場合は近くの主な空港まで飛び、そこから車やバスなどで移動します。
国内線を運航する航空会社には、Air Canada、Porter、WestJet などがあります(アルファベット順)。路線や運賃、預け荷物の料金は会社ごとに違うため、予約のときに各社の条件を比べます。
身分証
IRCC のページによると、カナダの国内線に乗るには、次のどちらかが必要です。
- カナダの連邦政府・州・準州政府が発行した写真付きの身分証(運転免許証など)
- 外国のパスポート
日本から来た旅行者や、まだカナダの身分証を持っていない留学生・ワーホリの人は、国内線でもパスポートを持って行きます。
保安検査(CATSA)
空港の保安検査は、カナダ航空運輸保安庁(Canadian Air Transport Security Authority、CATSA)が行います。CATSA の案内(新しいタブで開く)によると、機内持ち込みの液体の決まりは次のとおりです(2026年10月時点)。
- 液体・エアゾール・ジェルは、1つ100ml以下の容器に入れる
- それらをすべて、容量1リットルの透明で閉じられる袋に入れる
- 医薬品や乳幼児の食べ物は例外の扱いがある。ラベルを付け、検査で見せられるようにしておく
モバイルバッテリー(power bank)には電池の決まりがあり、ライターや刃物、スポーツ用品などの扱いも品目ごとに違います。CATSA のウェブサイトでは、品物の名前で持ち込めるかを調べられます。
CT(コンピューター断層撮影)の検査機がある列では、一部の物をかばんに入れたままにできます。従来の列では、ノートパソコンや大きな電子機器、液体の袋を取り出します。
遅延・欠航のときのルール
カナダの航空旅客保護規則(Air Passenger Protection Regulations)は、カナダ発着とカナダ国内の便に適用され、カナダ運輸庁(Canadian Transportation Agency、CTA)が苦情を受け付けます。CTA の遅延・欠航のページ(新しいタブで開く)によると、受けられる対応は原因で3つに分かれます。
| 原因 | 受けられる対応 |
|---|---|
| 航空会社の管理の範囲内(整備の予定、人員など) | 支援、振り替え、払い戻し、補償 |
| 航空会社の管理の範囲内だが、安全のために必要 | 支援、振り替え、払い戻し |
| 航空会社の管理の範囲外(悪天候、保安上の問題、空港の問題など) | 振り替え、払い戻し |
補償の金額
補償の金額は、航空会社の規模と、最終目的地への到着がどれだけ遅れたかで決まります(2026年10月時点)。
| 到着の遅れ | 大手の航空会社 | 小規模の航空会社 |
|---|---|---|
| 3時間以上6時間未満 | C$400 | C$125 |
| 6時間以上9時間未満 | C$700 | C$250 |
| 9時間以上 | C$1,000 | C$500 |
航空会社の規模は、過去2年間に世界で運んだ旅客数で決まります。補償は、遅延から1年以内に航空会社に求めます。
手順
- 予約のときに、運賃に預け荷物や座席指定が含まれるかを確かめる。
- 出発前に、身分証(パスポートなど)と、液体の袋を用意する。
- 空港では、保安検査の前に液体の袋やパソコンを取り出せるようにしておく。
- 遅延や欠航があったら、搭乗券や領収書を残し、まず航空会社に書面で補償や払い戻しを求める。
- 航空会社が30日以内に答えない、または答えに納得できないときは、CTA に苦情を出す。
ここに注意してね!
- 国内線でも身分証の確認があるため、パスポートを預け荷物に入れないようにします。
- 悪天候による欠航は航空会社の管理の範囲外とされ、補償の対象にはなりません。
- 補償の対象になるかどうかの判断に迷うときは、CTA の案内を読んだうえで、航空会社か CTA に問い合わせます。
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