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車での長距離旅行(トランスカナダ・ハイウェイ、Trans-Canada Highway)

ひとことで言うと

トランスカナダ・ハイウェイは、ニューファンドランドからバンクーバー島まで続く全長7,821kmの道路です。カナダで車の長旅をするときは、道路情報の確認、給油の計画、疲れたら休むこと、冬の装備が欠かせません。出発前の準備と運転中の注意を、公的機関の案内からまとめます。

目次
  1. トランスカナダ・ハイウェイとは
  2. 運転できる免許と車
  3. 出発前の準備
  4. 疲れたら休む
  5. 冬に走るとき
  6. 手順
  7. 日本との違い・注意点

トランスカナダ・ハイウェイとは

トランスカナダ・ハイウェイ(Trans-Canada Highway)は、東のニューファンドランドから西のバンクーバー島まで、国を横断する道路です。カナダ公園局(Parks Canada)の説明(新しいタブで開く)によると、1949年から1970年にかけて造られ、長さは7,821kmあります。造られた当時は、大きな都市の近くを除いて、中央分離帯のない片側1車線の道路でした。

その後、区間ごとに広げる工事が進みました。バンフ国立公園の案内(新しいタブで開く)では、公園内の83kmが1981年から段階的に、2車線から中央分離帯のある4車線に広げられたと説明されています。今も区間によって車線の数や道の様子は違います。

国の広さや移動時間の感覚は「カナダの距離感と移動時間」で扱っています。この記事では、車で長い距離を走るときの準備に絞って説明します。

運転できる免許と車

  • 免許:旅行者が日本の免許で運転できる期間は州によって違います。くわしくは「国際運転免許証で運転できる期間」にまとめています。
  • 車:レンタカーを使うときは、走れる地域(州外やアメリカへ出られるか)や保険の条件を契約の前に確かめます。借り方は「レンタカーの借り方」で説明しています。

出発前の準備

カナダ運輸省(Transport Canada)(新しいタブで開く)は、冬の旅の準備として次のことを挙げています。冬以外の長いドライブでも役に立つ内容です。

  • 天気予報をこまめに見て、それに合わせて計画を立てる。
  • 行き先、通る道、着く予定の時間を、だれかに伝えておく。
  • 燃料はいつも半分以上入れておく。電気自動車は、予定外のことがあっても足りる走行距離を確保する。
  • 移動の時間に余裕を持ち、スピードを落とす。天気が悪いときは、よくなるまで待つ。
  • 携帯電話を満充電にして、充電ケーブルを持っていく。

道路の通行止めや工事、路面の状態は、州が無料で公開しています。BC の DriveBC、オンタリオ州の Ontario 511、アルバータ州の 511 Alberta などの使い方は「道路状況の調べ方」にまとめています。

疲れたら休む

長い距離を走ると、居眠り運転の危険が高まります。BC の公的な自動車保険機関 ICBC(Insurance Corporation of British Columbia)の2025年7月の発表(新しいタブで開く)では、BC で疲れによる事故で死傷する人は、7月と8月にはほかの月より71%多いとされています。

ICBC が挙げる、疲れているサインは次のとおりです。

  • 車線の中をまっすぐ走れない。
  • スピードが上がったり下がったりする。
  • 直前の数分間の運転を覚えていない。
  • 集中できない、目がかすむ。
  • あくびが出る、ぼんやりする、まぶたが重い。

防ぐ方法として、ICBC は前の晩に7時間以上眠ること、少なくとも2時間ごとに休憩し、できれば運転を交代すること、ふだん寝ている時間帯に運転しないことを勧めています。

冬に走るとき

冬は雪や氷で道路の様子が大きく変わります。冬タイヤの決まりは州で違い、BC では標識のある道路で10月1日から冬タイヤかチェーンが必要になります。くわしくは次の記事にまとめています。

手順

  1. 免許で運転できるか、レンタカーの条件(走れる地域、保険)を確かめます。
  2. ルートと1日に走る距離を決め、給油や休憩ができる町を調べておきます。
  3. 出発前に、州の道路情報と天気予報を確かめます。
  4. 行き先と通る道、着く予定の時間を、だれかに伝えます。
  5. 運転中は少なくとも2時間ごとに休憩し、燃料は半分を下回る前に入れます。

ここに注意してね!

  • 都市を離れると、給油や食事のできる場所が限られる区間があります。たとえばアイスフィールド・パークウェイ(232km)は途中のサービスが限られます(「アイスフィールド・パークウェイ」)。給油や休憩の場所は前もって調べておきます。
  • トランスカナダ・ハイウェイは区間によって車線の数が違い、中央分離帯のない区間もあります。
  • 山や北部では携帯電話の電波が届かない区間があります。地図を端末に保存し、行き先をだれかに伝えておきます。
  • 夏は疲れによる事故が増える時期です。休憩と運転の交代を計画に入れておきます。

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