カナダ入国の流れ(CBSA・Primary Inspection Kiosk)
カナダの主な国際空港では、到着後にキオスク(Primary Inspection Kiosk)か eGate で本人確認と申告をし、受け取ったレシートを国境サービス官に見せます。日本国籍の人が飛行機で入国するには、パスポートと eTA が必要です。学生や就労者は、このあと許可証を受け取ります。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
入国までの大きな流れ
カナダの入国審査と税関は、カナダ国境サービス庁(Canada Border Services Agency、CBSA)が担当します。飛行機で着いた場合の流れは、おおむね次のとおりです。
- 飛行機を降り、「Arrivals」「Customs / Douanes」などの案内に従って進む。
- 到着ホールのキオスク(Primary Inspection Kiosk)か eGate で、パスポートを読み取り、写真を撮り、質問に答えて申告する。
- 出てきたレシートを国境サービス官(border services officer)に見せ、質問に答える。
- 必要な場合は二次検査(secondary inspection)に進む。学生や就労者は、ここで許可証を受け取る。
- 荷物を受け取り、出口へ進む。
キオスクがない空港では、機内か空港で申告カード(Declaration Card)が配られます。カードに記入し、国境サービス官に申告します。
出発前に用意するもの
移民・難民・市民権省(IRCC)の入国に必要なもののページ(新しいタブで開く)では、日本は eTA(電子渡航認証、Electronic Travel Authorization)が必要な国に入っています。日本国籍の人が飛行機でカナダに来るときは、有効なパスポートと eTA が必要で、訪問者ビザはいりません。eTA については「eTA(電子渡航認証)」にまとめています。
CBSA は、パスポートが国際的に通用する唯一の確かな身分証だとしています。航空会社の搭乗時の確認と、カナダでの入国の判断は別のもので、飛行機に乗れても入国が認められるとは限りません。
未成年の子どもと旅行するときは、子どもの身分証に加えて、同行しない親や法定後見人の同意書(consent letter)を持つよう案内されています。
Advance Declaration
CBSA のアプリ「ArriveCAN」かウェブ版の Advance Declaration を使うと、到着の72時間前から税関と入国の申告を用意できます。キオスクや eGate での手続きが最大50%速くなると案内されています。使い方は「税関申告と Advance Declaration」で説明します。
キオスクと eGate
CBSA のキオスクのページ(新しいタブで開く)によると、2026年10月時点で、キオスクは次の空港にあります。
| 州 | 空港 |
|---|---|
| ブリティッシュコロンビア州(BC) | バンクーバー(YVR) |
| アルバータ州 | カルガリー(YYC)、エドモントン(YEG) |
| マニトバ州 | ウィニペグ(YWG) |
| オンタリオ州 | トロント・ピアソン(YYZ、第1・第3ターミナル)、トロント・ビリー・ビショップ(YTZ)、オタワ(YOW)、ハミルトン(YHM) |
| ケベック州 | モントリオール・トルドー(YUL)、ケベック・シティ(YQB) |
| ノバスコシア州 | ハリファックス(YHZ) |
eGate は、トロント・ピアソンの第1ターミナルにあります。
キオスクでの手順
- 言語を選ぶ(英語かフランス語。空港によっては日本語などもある)。
- パスポートを読み取る。
- 写真を撮る。
- 求められた人は指紋を確かめる(一部の外国人と永住者のみ)。
- 質問に答え、申告を確定する。
- レシートを国境サービス官に渡す。
1台のキオスクで5人まで手続きできます。eGate は1人ずつで、14歳以上の人が使えます。14歳未満の子どもと一緒の人はキオスクを使います。
キオスクを使えない人
機械で読み取れない旅券を持つ人、パスポート(または永住者カード)以外の書類で旅行する人、14歳未満で1人で旅行する子どもなどは、国境サービス官の窓口で手続きします。操作に手助けが必要な人も、窓口に進めます。
国境サービス官とのやりとり
国境サービス官は、本人確認、渡航の目的、滞在期間、持ち物などを質問します。カナダの法律では、質問に正直に答え、持ち物を正しく申告し、求められれば荷物を見せる必要があります。
CBSA のキオスクの対象者のページ(新しいタブで開く)によると、外国人は原則として、最初に入国した日から6か月か、パスポートの期限の早いほうまで滞在できます。官は6か月より長い、または短い期間を認めることもあり、その場合は書類を出し、パスポートに出国の期限を示すスタンプを押します。入国の証明としてパスポートにスタンプが必要な人は、キオスクの手続きの後に国境サービス官に頼みます。
二次検査(secondary inspection)
CBSA の二次検査のページ(新しいタブで開く)によると、二次検査は国境を越えるときの通常の手続きの一部で、カナダ市民も対象です。理由には次のようなものがあります。
- 申告や書類の確認、入国できるかの判断
- 無作為の検査
- 食品・植物・動物製品など持ち物の確認
- C$10,000以上の現金などの申告の手続き
- 関税や税金の支払い
- 許可証の発行などの書類の手続き
学習許可(Study permit)やワーキングホリデーの就労許可を受け取る人は、ここで手続きをします。流れは「初めての入国で許可証を受け取る」にまとめています。
日本とのちがいと注意点だよ!
- カナダの入国では、入国審査と税関の申告を1回のキオスクの手続きでまとめて行います。
- 日本に帰国するときは、税関のページ(新しいタブで開く)によると、入国(帰国)する全員が「携帯品・別送品申告書」を出す必要があり、税関は「Visit Japan Web」を使った電子申告を勧めています。
- 学生や就労者が許可証を受け取ったら、名前、生年月日、学校や雇用主、期限、条件に誤りがないかを空港で確かめます。
- 入国できるかどうかの判断は国境サービス官が行います。個別の事情(過去の犯罪歴など)がある人は、事前に IRCC や登録移民コンサルタント(RCIC)、弁護士に相談します。詳しくは「入国審査(Port of Entry)で許可証を受け取る流れ」でも扱います。
この記事をシェアする