在留資格ごとの州の医療保険の加入資格(ワーホリ・学生・就労者)
ワーキングホリデー、留学生、就労許可の人が州の医療保険に入れるかどうかは、州ごとに決まっています。BCはワーホリでも条件を満たせば加入でき、オンタリオ州は就労許可でフルタイム6か月以上の勤務が条件です。留学生はオンタリオ州では対象外、ケベック州でも日本人は原則対象外です。ケベック州では、ワーホリのオープンワークパーミットも原則対象外です。BC・オンタリオ州・アルバータ州・ケベック州の条件をまとめます。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
加入できるかは州と在留資格で決まる
カナダの公的医療保険は、州・準州が運営しています。連邦のカナダ保健法(Canada Health Act)は、州の住民を保険の対象にするよう求めていますが、旅行者や訪問者は住民に含めていません(カナダ保健省のページ(新しいタブで開く))。
ワーキングホリデー(IEC)、留学生、就労許可の人など、一時的な在留資格の人をどう扱うかは、州がそれぞれ決めています。同じ在留資格でも、州が違えば結果が変わります。
州・準州ごとの違い
公式ページで確かめた4州の主な条件です(2026年10月時点)。
| 州 | ワーキングホリデー | 留学生(学習許可) | 就労許可 |
|---|---|---|---|
| BC(MSP) | 条件を満たせば対象(下で説明) | 6か月以上有効な許可なら居住者とみなされる場合がある | 6か月以上有効な許可なら居住者とみなされる場合がある |
| オンタリオ州(OHIP) | 就労許可の条件を満たすかで決まる | 対象の区分に入っていない | オンタリオ州の雇用主のもとで、フルタイムで6か月以上働く |
| アルバータ州(AHCIP) | 州(Alberta Health)に確かめる | アルバータ州の学校の許可と、フルタイム在学の証明 | アルバータ州の雇用主で、勤務地がアルバータ州 |
| ケベック州(RAMQ) | 原則対象外(オープンワークパーミットは対象となる許可に入っていない) | ケベック州と社会保障協定を結んだ国の人だけ | 対象となる就労許可で、6か月を超えて有効なもの |
ここにない州・準州(マニトバ州など)は、それぞれの州の記事か保健省の窓口で確かめてください。
ワーキングホリデー
BC
BC州政府には、ワーキングホリデーの人向けのMSPのページ(新しいタブで開く)があります。次の条件をすべて満たすと、MSPの対象になります。
- BCに6か月以上続けて滞在する
- 就労許可が6か月以上続けて有効である
- 許可の期間中に、6か月以上続けて雇われる
- 週18時間以上働く
申し込みには、フルタイムか週の労働時間がわかる雇用の証明と、BCを離れる日がわかる書類が必要です。条件を満たしても、MSPには待機期間(住み始めた月の残り+2か月)があります(「州の医療保険の待機期間」)。
オンタリオ州
オンタリオ州政府のページ(新しいタブで開く)には、ワーキングホリデーという区分はありません。就労許可の区分の条件(オンタリオ州の雇用主のもとで、フルタイムで6か月以上働く)を満たすかどうかで決まります。
アルバータ州
ワーキングホリデー(IEC)のオープンワークパーミットで対象になるかは、州(Alberta Health)のAHCIPの窓口に確かめてください。一時滞在者の条件と窓口は「アルバータ州の医療保険(AHCIP)」にまとめています。
ケベック州
ワーキングホリデー(IEC)で出るのはオープンワークパーミットです(IRCCのページ(新しいタブで開く))。RAMQの資格条件のページ(新しいタブで開く)は、加入できない人の例に、オープンワークパーミットを持つ人(例外あり)を挙げています。
例外として対象になるオープンワークパーミットは、RAMQの定義のページ(新しいタブで開く)によると、卒業後の就労許可、移行のための許可、国際モビリティ・プログラム・プラス(IMP+)の許可、永住の手続き中で6か月を超えて雇われている人の許可、弱い立場の外国人労働者のための許可です(2026年10月時点)。ワーキングホリデーの許可はこの中に入っていないため、RAMQの案内では、ワーキングホリデーの人は原則として対象外です。許可の種類ごとの扱いは「ケベック州の医療保険(RAMQ)」にまとめています。
留学生
- BC:MSPの資格のページ(新しいタブで開く)では、6か月以上有効な学習許可や就労許可を持つ人の一部は、居住者とみなされることがあるとしています。留学生には月ごとの費用がかかります(「留学生の医療保険」)。
- オンタリオ州:OHIPの対象の区分に、留学生は入っていません。
- アルバータ州:一時滞在者のページ(新しいタブで開く)では、アルバータ州の学校の学習許可と、フルタイムで通っていることを学校が証明する手紙が必要です。
- ケベック州:RAMQのページ(新しいタブで開く)では、ケベック州と社会保障協定を結んだ国から来た人の学習許可が対象です。日本は相手国ではないため、日本人留学生は奨学生などの例外を除き対象外です(「ケベック州の医療保険(RAMQ)」)。
就労許可の人
- BC:6か月以上有効な就労許可の人は、居住者とみなされる場合があります。次の許可を待っている間の維持された在留資格(Maintained status)の人も、最初の6か月の一時的な保険の対象になる場合があります。
- オンタリオ州:オンタリオ州の雇用主のもとで、フルタイムで6か月以上働くことが条件です。オンタリオ州に住まいの中心を置き、決められた日数(12か月のうち153日以上など)州内にいることも必要です。
- アルバータ州:アルバータ州に家を買うか借りて住み、12か月以上続けて住むつもりであること、入国書類の期限まで6か月以上あることが条件です。就労許可は、アルバータ州の雇用主で勤務地がアルバータ州のものです。
- ケベック州:対象となる就労許可で、6か月を超えて有効なものが条件です。対象となる許可は、雇用主指定の許可と、卒業後の許可など一部のオープンワークパーミットです。21日を超えて続けてケベック州を離れないことも求められます。
手順
- 住む州の医療保険のページで、自分の在留資格の区分と条件を確かめる。
- 雇用の証明、住所の証明、許可証など、必要な書類をそろえる。
- 州の窓口に申し込む。
- 待機期間がある州では、その間の民間の保険を用意する。
- 加入できない場合は、在留期間全体をカバーする民間の保険に入る。
ここに注意してね!
- カナダでは、州の医療保険に自分で申し込みます。在留資格によっては加入できません。
- ワーホリや留学生は、州の保険に入れない場合や、入れても待機期間がある場合があります。到着前に、滞在期間全体をカバーする民間の保険を用意しておくと安心です。
- 州を移ると、加入の条件も変わります。引っ越し先の州の条件を、移る前に確かめておきます。
- 自分が対象かどうかの判断は、州の医療保険の窓口に問い合わせてください。在留資格そのものについては、移民・難民・市民権省(IRCC)やRCIC(登録移民コンサルタント)に相談します。
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