電波の届く範囲と地方・山での通信(Mobile coverage)
カナダは国土が広く、都市を離れると携帯電話の電波が届かない道路や山があります。連邦政府の全国ブロードバンド地図で、道路ごとの携帯電話の電波の有無を調べられます。国立公園の奥地では、衛星を使う通信機器だけが頼りになることが多いと案内されています。
都市を離れると電波が届かない場所がある
カナダは面積が広く、人が住んでいない地域が多くあります。都市やその周りでは携帯電話がふつうに使えますが、町と町を結ぶ道路の途中や山の中には、電波が届かない区間があります。国の広さの感覚は「カナダの広さと移動の距離」で扱っています。
たとえばバンフ国立公園について、パークス・カナダ(Parks Canada)は安全のページ(新しいタブで開く)で次のように案内しています。
- 公園内の携帯電話の電波は限られている
- 道路沿いの一部の場所で使える携帯電話がある。電波があるかは、契約している会社に確かめる
- 奥地(バックカントリー)では、SPOT や inREACH のような衛星を使う機器や衛星電話だけが使えることが多い
電波の届く範囲は会社によって違います。会社の選び方は「携帯電話会社の選び方」で扱っています。
全国ブロードバンド地図で調べる
イノベーション・科学・経済開発省(Innovation, Science and Economic Development Canada、ISED)は、カナダ・ラジオテレビ通信委員会(CRTC)と一緒に「全国ブロードバンド地図(National Broadband Map)」を公開しています。インターネット回線のほか、携帯電話の電波も調べられます。
ISED のデータの説明のページ(新しいタブで開く)によると、地図の特徴は次のとおりです。
- 携帯電話(Mobile)を選ぶと、携帯電話が使える道路の区間が表示される
- 道路は約250mごとの区間に分けられている。表示するには地図をある程度拡大する
- 広い範囲の表示では、25km²の六角形ごとにまとめて示す。その場合、六角形の中のすべての家で同じサービスが使えるとは限らない
- 人が住んでいないとされる道路の区間は、表示されないことがある
つまり、人が住んでいない山道などは、地図で電波の有無を確かめきれないことがあります。
CRTC は2026年1月15日、地域ごとに使える会社・技術・速度をより細かく示すデータの公開を認めたと発表しました。あわせて、携帯電話の電波の範囲のデータの集め方と示し方を見直す意見募集も行いました(CRTCの発表(新しいタブで開く))。
手順
地方や山へ出かける前の確かめ方の例です。
- 行き先と途中の道路を、全国ブロードバンド地図や契約している会社の電波の地図(coverage map)で調べる。
- 電波が届かない区間がありそうなら、地図アプリの地図を端末に保存しておく。
- 行き先と帰る予定の時刻を、家族や友人に伝えておく。
- 山の奥地に入るときは、衛星を使う通信機器を持つことを考える。
- 国立公園などでは、公園の安全のページで電波の状況と緊急時の連絡先を確かめる。
ハイキングの準備は「ハイキングの準備」でも扱っています。
ここに注意してね!
- 道路沿いならどこでも電波があるとは限りません。たとえばロッキー山脈のアイスフィールド・パークウェイ(全長232km)は、パークス・カナダによると携帯電話の電波が届きません。
- 電波の地図は目安です。地図で電波があっても、地形や天気で使えないことがあります。
- 衛星を使う機器は、使い方を出発前に覚えておきます。
- 緊急のときは911に電話します。電話のかけ方は「救急車と911のかけ方」で扱います。
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