救急車と911(9-1-1)のかけ方
命や財産に差し迫った危険があるときは911に電話します。最初に「警察・消防・救急(Police, Fire or Ambulance)」のどれかを聞かれ、そのあと場所などを細かく聞かれます。英語が苦手でも、使う言語の名前を英語で言えば通訳につないでもらえます。間違えてかけたときは切らずにそのことを伝えます。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
911にかけるとき
911(ナイン・ワン・ワン。「9-1-1」とも書きます)は、警察・消防・救急車をまとめて呼ぶ緊急通報の番号です。この記事では、BC州の大部分の911を受けている E-Comm 9-1-1 の説明をもとにまとめています。E-Comm は、メトロバンクーバーをはじめ、バンクーバー島からアルバータ州境まで、米国境からプリンスジョージの北までの地域の911を受けている機関です。ほかの州でも基本の流れは似ていますが、細かい運用は地域の窓口によって違うことがあります。
E-Commのページ(新しいタブで開く)では、911にかけるのは次のようなときだとしています(2026年10月時点)。
- 人や財産に差し迫った危険があるとき:叫び声、襲われている、銃声、火事、けが人のいる交通事故、そのほかの医療の緊急事態
- 今まさに起きている重大な犯罪:けんか、侵入盗(犯人がまだ現場にいる場合)、飲酒運転などが疑われる車
反対に、天気・停電・市のサービスについての問い合わせには911は答えられません。緊急でない警察への連絡は、地域の「非緊急番号(Non-emergency number)」を使います。急ぎではない体の不調の相談は、811の電話健康相談(811の電話健康相談)があります。
電話がつながったら
- 「Police, fire or ambulance?」と聞かれる:最初に警察・消防・救急のどれが必要かを聞かれ、どの市町村かも確かめられます。病気やけがなら「Ambulance(アンビュランス)」と答えます。
- 担当の機関につながる:E-Comm の係員は、警察・消防・救急の担当者が出るまで電話をつないだまま待ちます。E-Comm によると、ここまでふつうは1分もかかりません。
- 質問に答える:担当者は、駆けつける人に正確な情報を伝えるため、続けていくつも質問します。落ち着いて、はっきり話します。
- 指示に従い、切らない:担当者が「切ってよい」と言うまで電話を切りません。応急手当などの指示があれば従います。
場所を伝えられるようにしておく
いちばん大事なのは場所です。E-Comm は、いつも自分のいる場所を把握しておき、聞かれたら伝えるよう呼びかけています。正確な住所が911に自動で伝わるのは固定電話だけで、携帯電話やインターネット電話では場所が正確に伝わらないことがあります。住所、交差点の名前(「○○ Street と △△ Avenue の角」など)、近くの目印を言えるようにしておくと安心です。
英語が苦手なとき(通訳)
E-Commの通訳サービスのページ(新しいタブで開く)によると、E-Comm には24時間の通訳サービスがあり、200以上の言語に対応しています。通訳には1分もかからずにつなげるとしています(2026年10月時点)。
通訳を頼むには、自分の話す言語の名前を英語で言います。日本語なら「Japanese(ジャパニーズ)」です。E-Comm は、英語を話さない家族や友人に、自分の言語の英語名を覚えてもらうよう勧めています。
間違えてかけたとき
間違えて911にかけてしまったときは、電話を切らずに、間違いだったと伝えます。切ってしまうと、無事かどうかを確かめるために折り返しの電話がかかってきたり、警察が確認に来たりします。
E-Comm は、間違い電話を防ぐために次のことを勧めています。
- 携帯電話はロックしておく
- 911を短縮ダイヤルに登録しない
- 911が使えるかどうか試しにかけない
- 子どもに911の正しい使い方を教える。使わなくなった携帯電話も911にかけられるので、おもちゃとして渡さない
耳や話すことに障害がある人(Text with 9-1-1)
911はふつう電話で話して使います。E-Comm は「911にテキストやSNSで連絡しないで」と呼びかけています。
ただし、耳が聞こえない・聞こえにくい人や、話すことに障害がある人のための「Text with 9-1-1(T9-1-1)」があります。E-Commのページ(新しいタブで開く)によると、使うには携帯電話会社を通じた事前登録が必要で、緊急時にはまず911に電話をかけ、911の係員からテキストが来てからやり取りを始めます。一般の人は使えず、使える地域も限られています。
日本とのちがいと注意点だよ!
- 番号が1つ:カナダでは警察・消防・救急車がすべて911です。つながると最初に「Police, fire or ambulance?」と聞かれるので、答え方を覚えておくと慌てずにすみます。
- 救急車の料金:州ごとの救急車の料金は救急車の料金にまとめます。
- すぐに救急車が要らない体調不良:救急外来と緊急ケアセンターの使い分けは救急外来(ER)と緊急ケアセンターの使い分け、電話での健康相談は811の電話健康相談にまとめます。
- 住んでいる地域で確かめておく:この記事はBC州の E-Comm の説明をもとにしています。ほかの州・市の非緊急番号や通訳の対応は、地域の警察や市のページで確かめておくと安心です。
- 事件や事故に巻き込まれたときの日本の大使館・総領事館の支援は事件・事故・災害のときの大使館・総領事館の支援にまとめます。
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