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ハイキングの準備(Hiking)

ひとことで言うと

カナダの国立公園には、短い散策路から山奥の道まで多くのハイキングコースがあります。山の天気は急に変わり、携帯電話がつながらない所も多くあります。コースの選び方、持ち物、行き先を人に伝えること、野生動物との距離、雪崩の危険を、パークス・カナダの案内からまとめます。

目次
  1. コースを選ぶ
  2. 手順:出かける前に
  3. 持ち物
  4. 山のハイキングで気をつけること
  5. 野生動物との距離
  6. 自然を守る
  7. 日本との違い・注意点

コースを選ぶ

国立公園を管理するパークス・カナダ(Parks Canada)のハイキングの準備のページ(新しいタブで開く)は、グループ全員の経験と体力に合わせてコースを選ぶよう勧めています。国立公園のコースには、難しさを示す印が付いています。

印難しさ
緑の丸やさしい(Easy)
青の四角ふつう(Moderate)
黒のひし形難しい(Difficult)
黒のひし形2つルート(Route)

かかる時間を見積もる

出発の前に、コースの長さと時間を見積もります。パークス・カナダによると、自然の散策路を歩く速さは、初心者で平均時速2〜2.5kmです。

国立公園全体のしくみは「国立公園の基本」、バンフとジャスパーは「バンフ国立公園とジャスパー国立公園」で扱います。

手順:出かける前に

  1. コースの地図をよく見て、持っていく。
  2. 道の状態(trail conditions)と天気予報を確かめる。国立公園では、公園ごとのページで道の状態が案内されています。
  3. 行き先、帰る予定の時間、帰らなかったときの連絡先を、信頼できる人に伝える。救助する人が探す手がかりになります。
  4. 持ち物をそろえる(次の節)。
  5. 当日、グループで一緒に行動し、離れないようにする。

携帯電話がつながらない場所は多くあります。パークス・カナダは、スマートフォンのGPSだけに頼らないよう注意しています。

持ち物

パークス・カナダが挙げている持ち物は、次のとおりです。

  • 救急用品と、マルチツール(多機能ナイフ)
  • 懐中電灯と、火をおこす道具
  • 笛
  • 地図、コンパス(奥地ではGPSも)
  • ハイキングに合った靴
  • 重ね着できる、通気性のある服
  • サングラス、日焼け止め、帽子

水と食べ物

パークス・カナダは、1時間に約0.5リットルの水を飲む計画を立て、エネルギーになる軽食を持つよう勧めています。数時間を超えるハイキングでは、食事も持っていきます。

山のハイキングで気をつけること

ロッキー山脈のバンフ国立公園のハイキングのページ(新しいタブで開く)は、次の点を挙げています。

  • 山の天気は急に変わり、どの月でも雪が降ることがあります。服は重ね着し、暖かい服と予備の食べ物を持つ。
  • 自分の水か、浄水器を持つ。川や湖の水は、そのまま飲むと安全でないことがあります。
  • 救急用品、ベアスプレー、衛星を使う緊急通信機器を持ち、使い方を覚えておく。
  • 公園の中では携帯電話がつながらない所があります。
  • 森林限界(標高2,000m)より上の道は、1年中雪崩の危険があることがあり、特に11月から6月にかけて危険です。

緊急のときは911に電話します。バンフ国立公園は、行き先を伝える相手に、帰らなかったときの連絡先としてバンフの通報センター(Banff Dispatch、403-762-1470)を伝えるよう案内しています。

川を渡る道

コースによっては、川を歩いて渡る所があります。パークス・カナダのファンディ国立公園の案内は、水かさが増えているときは渡るのが危険になると注意しています。川と湖の安全は「川と湖の安全」で扱います。

野生動物との距離

パークス・カナダは、野生動物から次の距離を保つよう案内しています。

動物保つ距離
クマ、バイソン、クーガー、オオカミ100m以上(バス10台分)
ムース、エルク、シカ、ヒツジ、ヤギなど、そのほかの大きな動物30m以上(バス3台分)

クマに出会ったときの動き方は「クマに出会ったら」、ベアスプレーは「ベアスプレーの使い方と持ち運び」にまとめています。

自然を守る

  • 決められた道から外れない。
  • ごみはすべて持ち帰るか、決められた場所に捨てる。

ここに注意してね!

  • カナダの国立公園のコースには、緑・青・黒の印で4段階の難しさが示されています。
  • 携帯電話がつながらない場所が多く、パークス・カナダは衛星を使う通信機器を持つことも勧めています。
  • クマなど大きな野生動物のすむ場所を歩くことが前提です。動物との距離の目安を覚えておきます。
  • 夏でも、山では雪が降ることがあります。山火事の煙が出ている季節は、「山火事の煙と大気の質」の大気質健康指数(AQHI)も参考になります。

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