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モントリオールの暮らしとフランス語

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ひとことで言うと

ケベック州ではフランス語が仕事、教育、商売、日常生活のふだんの言葉とされ、モントリオールでも区や地区の名前、行政の案内はフランス語が中心です。16歳以上でケベック州に住む移民向けに、州の無料のフランス語講座(昼・夜・週末のパートタイムもあり)とオンラインの教材があります。

目次
  1. 暮らしの言葉はフランス語が中心
  2. 英語で使える窓口の例
  3. 州の無料のフランス語講座(Francisation Québec)
  4. 自分で学べる州の教材
  5. 日本との違い・注意点
モントリオール旧市街のフランス語の道路標識
Photo: Laurence Rouge / Unsplash

暮らしの言葉はフランス語が中心

ケベック州政府は、フランス語を州の公用語で、共通の言葉と位置づけています。州の案内では、フランス語は仕事、教育、ビジネス、商売、日常生活の「ふだんの言葉」です(ケベック州政府のページ(新しいタブで開く))。

モントリオールでも、区(arrondissement)や地区の名前、市の案内、学校の書類など、暮らしの多くの場面でフランス語を目にします。英語で対応してもらえる場面もありますが、書類や表示はフランス語で書かれていることが多くなります。

州の役所の言葉や、店や会社の言葉のルールは、州のフランス語憲章(Charte de la langue française)で決まっています。憲章の条文(新しいタブで開く)のうち、街の暮らしで目にしやすいのは次の点です。

  • フランス語はケベック州の公用語で、この地位をもつのはフランス語だけです(第1条)。
  • 客には、商品やサービスについてフランス語で案内を受け、フランス語で対応してもらう権利があります(第5条)。
  • 店の看板や広告はフランス語で出します。ほかの言語を並べるときは、フランス語がはっきり優位でなければなりません(第58条)。

くわしくは「フランス語憲章(ケベック州)」で説明します。

英語で使える窓口の例

モントリオールの暮らしに関わる窓口の中には、英語での対応を案内しているものもあります。

窓口英語の対応についての案内
Info-Santé 811(州の電話の健康相談)英語を話す人は英語でサービスを受けられる
市の 311市の公式サイトに英語版のページがあり、311 の案内も英語で読める
英語系の学校(EMSB など)英語で教えるが、通うには資格証明書が必要

医療の窓口は「モントリオールの医療機関の探し方」、学校は「モントリオールの学校(英語系とフランス語系)」で説明します。

州の無料のフランス語講座(Francisation Québec)

ケベック州政府は、社会や仕事に参加できるよう、無料のフランス語講座を開いています(州の「Learn French」のページ(新しいタブで開く))。講座の種類は次のとおりです。

種類内容(2026年10月時点)
フルタイム週25〜30時間
パートタイム週6・9・12・16・20時間
オンライン中級・上級。自分のペースで学ぶ
仕事の分野別週6時間(分野によって9時間)

州内で受ける講座の対象は、申し込みの時点で16歳以上で、ケベック州に住んでいる人です。

移民向けのパートタイム講座

移民向けのパートタイム講座の条件は、カナダ国外で生まれたこと、16歳以上であること、ケベック州に住んでいることです。州の案内では、講座の内容は次のとおりです。

  • 費用:無料。入学金や授業料はありません。ただし教材費や一部の活動の費用がかかることがあります
  • 時間:週6・9・12・16・20時間(例外あり)
  • 時間帯:昼か夜、平日(月〜金曜日)か週末(土・日曜日)
  • 期間:1期は通常10〜11週間
  • 場所:CÉGEP、大学、地域の団体、学校サービスセンター・教育委員会など。申し込みのときに希望の場所を選びます。必要なときは遠隔の授業もあり、その場合もケベック州にいる必要があります

就労や学習のために一時的にケベック州に滞在している人も、在留資格に関わる条件のもとで講座を受けられることがあります。州は、在留資格の条件を守らないと、資格を失ったり入国を断られたりするおそれがあると注意しています。在留資格の条件は IRCC に確かめます。条件によっては、子どもの保育の費用の補助を受けられることがあります。

手順

  1. 州の「Learn French」のページで、自分に合う講座の種類を選びます。
  2. 講座のページの「Conditions for admission」で条件を確かめます。
  3. 「Applying for admission」の案内に沿って申し込みます。
  4. 講座が始まったら、授業に積極的に参加することが求められます。

自分で学べる州の教材

州は、無料で使える教材も用意しています。

  • フランス語の自己診断(French Proficiency Self-Assessment Tool):話す・書く言葉の理解の力をオンラインで確かめられます。
  • Français en ligne Québec:3つのモジュールで約70時間の学習ができます。自己紹介や仕事探しなどの場面を、動画や音声の用語集、発音の練習で学びます。

講座のくわしい内容は「ケベック州のフランス語講座(Francisation Québec)」で扱います。

ここに注意してね!

  • ケベック州では、州の行政の言葉も、子どもの公立学校の授業も原則フランス語です。英語だけで暮らせるかどうかは、仕事や住む場所、使う窓口によって変わります。
  • 州のフランス語講座は無料ですが、条件は在留資格によって違います。ワーキングホリデーや留学で滞在する人は、講座を受けることが在留の条件に合うかを、IRCC や RCIC(登録移民コンサルタント)に確かめます。

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