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持ち込み禁止・制限品(Restricted and prohibited goods)

ひとことで言うと

カナダには、持ち込めない物(大麻、多くの武器など)と、条件つきで持ち込める物(食品・植物・動物製品、医薬品、火器、花火など)があります。どちらも、まず正しく申告することが前提です。旅行者・留学生・ワーホリの人が気をつけたい主な品目をまとめます。

目次
  1. 禁止と制限の違い
  2. 大麻(カンナビス)
  3. 火器と武器
  4. 食品・植物・動物製品
  5. 医薬品
  6. そのほかの制限品
  7. 手順
  8. 日本との違い・注意点
YVR
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

禁止と制限の違い

カナダ国境サービス庁(Canada Border Services Agency、CBSA)は、国境での持ち込みについて、次の2つを分けています。

  • 禁止品(prohibited goods):原則として持ち込めない物。
  • 制限品(restricted goods):許可や証明書、量の範囲など、条件を満たせば持ち込める物。

CBSA の制限品・禁止品のページ(新しいタブで開く)では、火器と武器、食品・植物・動物、爆発物・花火・弾薬、大麻、消費者製品、農薬などを分類として挙げています。どれも、まず申告することが前提です。申告しないと、没収や罰金、刑事上の責任を問われることがあります。

大麻(カンナビス)

カナダ国内では大麻は合法で規制されていますが、国境を越えて持ち込むことは違法です。CBSA の国境のチェックリスト(新しいタブで開く)によると、保健省(Health Canada)の許可や適用除外がない限り、どんな形でも持ち込めません。THC(テトラヒドロカンナビノール)や CBD(カンナビジオール)を含むオイルも対象です。大麻やほかの薬物を国境を越えて運ぶことは犯罪です。

カナダから日本へ持ち出すことも同じく違法です。カナダで買った大麻製品をおみやげにすることはできません。

火器と武器

CBSA のチェックリストは、多くの武器はカナダに持ち込めないとし、例としてテーザー銃などのスタンガン、催涙スプレー(pepper spray)、一部のナイフを挙げています。日本で護身用として売られているスプレー類も、持ち込まないのが安全です。

火器(銃)を持ち込む人は、到着時にすべて国境サービス官に申告します。CBSA の火器と武器のページ(新しいタブで開く)によると、非居住者が持ち込める種類の火器を持ってくるときは、「Non-Resident Firearm Declaration(RCMP 5589)」を出し、C$25.00の手数料を払います(2026年10月時点)。申告しなかったりうそを答えたりすると、火器は押収され、刑事責任や罰金を問われることがあります。

食品・植物・動物製品

食品、植物、動物と動物製品は、すべて申告します。加工していない木製のおみやげも対象です。申告しないと没収され、最大C$1,300の罰金を科されることがあります(2026年10月時点)。CBSA は、持ち込む前にカナダ食品検査庁(CFIA)の自動輸入参照システム(Automated Import Reference System、AIRS)で条件を調べるよう勧めています。

日本の食品(肉を使ったもの、果物、種子など)の扱いは品目ごとに違います。くわしくは「植物・食品の持ち込み(CFIA)」で扱います。

医薬品

保健省の個人使用の医薬品の手引き(新しいタブで開く)によると、訪問者は、自分や一緒に旅行している世話をしている人・動物のために、処方薬を個人使用の量だけ持ち込めます。

  • 量:使い方に従って90日分か、1回の治療分のうち少ないほう。
  • 包装:病院や薬局で渡された包装、元の市販の包装、または元のラベルが付いた容器のまま。
  • 規制物質:処方薬の中には、カナダで規制物質(controlled substances)にあたる成分を含むものがあり、別の決まりがあります。

処方箋の写しや、英語の説明があると、聞かれたときに説明しやすくなります。持病の薬の扱いに不安がある人は、出発前に保健省の案内や医師に確かめます。

そのほかの制限品

  • 爆発物・花火・弾薬:天然資源省(Natural Resources Canada、NRCan)の許可が必要です。
  • 消費者製品:カナダの安全基準を満たさない製品は、公衆に危険があるとして制限されることがあります。
  • 農薬:個人使用でも持ち込みに制限があります。
  • 動物(ペット):ペットと旅行する場合も申告が必要です。

手順

  1. 出発前に、荷物に禁止品や制限品が入っていないか確かめる。食品は AIRS で条件を調べる。
  2. 医薬品は元の包装のまま、量を90日分以内にする。
  3. 到着時に、キオスクや Advance Declaration、申告カードで、食品・植物・動物製品、火器・武器などを正直に申告する。
  4. 分からない物は、国境サービス官に見せて尋ねる。

申告の方法は「税関申告と Advance Declaration」、量の目安は「免税範囲(お酒・たばこ・現金)」にまとめています。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • カナダ国内で大麻が合法でも、国境を越えた持ち込み・持ち出しは違法です。日本に持ち帰ることもできません。
  • 催涙スプレーなど、日本では手に入りやすい護身用品が、カナダでは禁止された武器にあたることがあります。
  • 他人から頼まれた荷物を運ばないよう、CBSA は注意を呼びかけています。中身に責任を持てない物は預かりません。
  • ある品物を持ち込めるかどうかは、品目や量、原産国で変わります。迷うときは申告し、国境サービス官の判断に従います。

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