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税関申告と Advance Declaration(事前申告)

ひとことで言うと

カナダに着いたら、食品・植物・動物製品、お酒やたばこ、贈り物、C$10,000以上の現金などを申告します。主な空港では、到着の72時間前から ArriveCAN の Advance Declaration で申告を用意できます。申告しないと、没収や罰金の対象になります。

目次
  1. 申告が必要なもの
  2. Advance Declaration(事前申告)
  3. 手順
  4. 日本との違い・注意点
YVR
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

申告が必要なもの

カナダに入るときは、カナダ国境サービス庁(Canada Border Services Agency、CBSA)に持ち物を申告します。CBSA の国境のチェックリスト(新しいタブで開く)では、次のものを申告するよう案内しています。

  • 買った物(レシートを手元に用意する)
  • 食品、植物、動物と動物製品(加工していない木製のおみやげを含む)
  • 贈り物
  • C$10,000以上の現金や小切手など
  • 火器や武器

申告すべきか分からないときは、国境サービス官に尋ねるよう案内されています。

食品・植物・動物製品

CBSA の訪問者向けのページ(新しいタブで開く)によると、食品、植物、動物製品はすべて申告が必要で、一緒に旅行するペットも含まれます。申告しないと没収され、最大C$1,300の罰金を科されることがあります(2026年10月時点)。持ち込めるかどうかの細かい決まりは「植物・食品の持ち込み(CFIA)」で扱います。

身の回り品

衣類、キャンプ・スポーツ用品、カメラ、パソコンなど、訪問者が自分で使う物は、すべて申告し、出国のときに持ち帰れば関税や税金はかかりません。カナダの居住者に使わせる、贈る、カナダに置いていくなどの場合は、その旨を申告し、関税や税金を払うことがあります。

お酒・たばこ・電子たばこ

非居住者と一時居住者(temporary residents)は、持っているお酒、たばこ、電子たばこ製品をすべて申告します。年齢の条件があります。

品目年齢の条件(入国する州・準州)
お酒アルバータ州、マニトバ州、ケベック州は18歳以上。そのほかの州・準州は19歳以上
たばこ・電子たばこどこでも18歳以上

量の目安は次のとおりです(2026年10月時点)。これを超える量には、州・準州の許可が必要になることがあります。また、この量でも関税や税金がかかることがあります。

  • お酒:ワイン1.5リットル、または蒸留酒1.14リットル、またはワインと蒸留酒合わせて1.14リットル、またはビール8.5リットルのいずれか
  • たばこ:紙巻き200本、葉巻50本、製造たばこ200g、たばこスティック(tobacco sticks)200本
  • 電子たばこ:12個以下の容器で、最大120ml(液体)または120g(固体)

詳しくは「免税範囲(お酒・たばこ・現金)」で扱います。

贈り物

贈り物もすべて申告します。1つがC$60未満なら関税や税金はかかりません(お酒、たばこ、電子たばこ、広告物は除く)。C$60を超える場合は、超えた分に関税や税金がかかります。たとえばC$200の贈り物なら、C$140分が対象です(2026年10月時点)。中身を確かめられることがあるため、包装しないよう案内されています。

C$10,000以上の現金など

CBSA の現金の申告のページ(新しいタブで開く)によると、カナダに持ち込める金額に上限はありませんが、カナダドルと外貨の合計でC$10,000以上の現金や、小切手、トラベラーズチェック、為替、株式・債券などは申告が必要です。入国のときは、キオスク、申告カード、Advance Declaration、または口頭で申告します。

申告しないと全額が押収されることがあり、返してもらうには押収額の5〜50%の罰金がかかります(2026年10月時点)。出国のときにC$10,000以上を持ち出す場合も、出発前に CBSA の事務所で申告します。

Advance Declaration(事前申告)

Advance Declaration は、アプリ「ArriveCAN」かウェブ版で、税関と入国の申告を事前に用意できる仕組みです。CBSA の Advance Declaration のページ(新しいタブで開く)によると、2026年10月時点で対象の空港は次の10か所です。

  • バンクーバー(YVR)、カルガリー(YYC)、エドモントン(YEG)、ウィニペグ(YWG)
  • トロント・ピアソン(YYZ、第1・第3ターミナル)、トロント・ビリー・ビショップ(YTZ)、オタワ(YOW)
  • モントリオール・トルドー(YUL)、ケベック・シティ(YQB)、ハリファックス(YHZ)

使うと、Advance Declaration 専用の列を使え、キオスクや eGate での手続きが最大50%速くなると案内されています。NEXUS のキオスクでは使えません。

手順

  1. ArriveCAN のアプリを入れるか、ウェブ版でアカウントを作る。アプリは iOS 13以上か Android 6以上が必要です。
  2. パスポートの情報を登録する。カメラで読み取るか、手で入力します。
  3. 到着の72時間前から、税関と入国の質問に正直に答えて申告を出す。確認の画面とメール、参照番号が届きます。
  4. 着いたら、空港のキオスクか eGate でパスポートを読み取る。必要なら申告を直し、確定する。
  5. 出てきたレシートを国境サービス官に渡す。

申告を出してから72時間以内にキオスクか eGate で確定しないと、申告は無効になります。便が遅れた場合などは、新しく申告し直します。

Advance Declaration を使わない場合も、キオスクで同じ質問に答えて申告できます。キオスクがない空港では、申告カードに記入します。キオスクの使い方は「カナダ入国の流れ」にまとめています。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 日本を出るときにも申告が必要な場合があります。税関のページ(新しいタブで開く)によると、100万円相当額を超える現金や小切手、有価証券などを持って出国(入国)するときは、「支払手段等の携帯輸出・輸入申告書」を税関に出す必要があります。カナダ側のC$10,000以上の申告とは別の手続きです。
  • 日本に帰国するときは、入国(帰国)する全員が「携帯品・別送品申告書」を出します。税関は「Visit Japan Web」を使った電子申告を勧めています。
  • カナダでは、大麻(カンナビス)をどんな形でも、許可なく国境を越えて持ち込むことは違法です。THC や CBD を含むオイルも対象です(保健省(Health Canada)の許可や適用除外がある場合を除く)。
  • 他人から荷物を預かって運ばないよう、CBSA は注意を呼びかけています。
  • 申告の漏れは没収や罰金につながります。迷ったら申告し、国境サービス官に尋ねます。

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