オーロラ観賞(ユーコン準州・ノースウエスト準州)(Northern lights)
オーロラは、太陽から来る粒子が北極側の上空の大気とぶつかって光る現象です。カナダ北部は観賞に向いた場所にあり、ユーコン準州の観光局は8月から4月、22時から3時ごろを見ごろとしています。仕組み、予報の見方、観賞のときの寒さ対策をまとめます。
オーロラの仕組み
天然資源省(Natural Resources Canada)のカナダ宇宙天気予報センター(Canadian Space Weather Forecast Centre)によると、オーロラ(Aurora、Northern lights)は夜空に揺れて見える色のついた光で、太陽から届くエネルギーで起きます。
太陽の活動が活発になると、電気を帯びた粒子が大量に放出され、地球の磁場にとらえられます。粒子は磁場に導かれて北極・南極の方へ流れ、上空の窒素や酸素とぶつかって、緑・青・赤の光を出します。
北の磁極はカナダ北極圏の島々に近い北極海にあり、カナダは観賞に向いた場所にあります。太陽の活動には約11年の周期があり、活動が最も盛んな時期(Solar maximum)には磁気嵐が増え、オーロラを見る機会も増えます。
見ごろの季節と時間
ユーコン準州の観光局(Travel Yukon)は、ユーコンの見ごろを次のように案内しています。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 季節 | 8月〜4月 |
| 時間 | 22時〜3時ごろ |
観光局は、晴れた夜がよく、満月の夜は月の明かりでオーロラが見えにくくなると説明しています。ホワイトホース(Whitehorse)のような大きな町の明かりから離れると見やすくなります。
宇宙天気予報センターの区分では、カナダのオーロラ帯(Auroral zone)はハドソン湾とユーコンを横切る帯状の地域で、その北が極冠帯(Polar cap)、南が準オーロラ帯(Sub-auroral zone)です。
予報の見方
カナダ宇宙天気予報センターは、地域ごとの地磁気活動の予報を出しています。活動の強さは、穏やか(quiet)、やや乱れ(unsettled)、活発(active)、嵐(stormy)、大嵐(major storm)に分かれています。
センターは、いる場所に最も近い観測所の予報が、真夜中ごろに「stormy」以上で、空が晴れて暗ければ、その夜にオーロラが見える可能性があると説明しています。予報は世界時(UT)で出るため、現地の時刻に直して読みます。宇宙天気予報のページ(新しいタブで開く)から、数日先までの概況と、27日先までの長期予報を見られます。
寒さへの備え
冬のオーロラ観賞は、夜中に外で長く待つことになります。環境・気候変動省(ECCC)の目安では、体感温度が−28を下回ると、出ている肌が10〜30分で凍ることがあります。観賞の前に体感温度を確かめ、肌を出さない服装にします。詳しくは「体感温度(Wind chill)の見方」と「冬の服装」にまとめています。
ここに注意してね!
- 見えるかどうかは、太陽の活動、天気、月の明るさで変わります。1晩で見られるとは限りません。
- 冬の夜の北部は、とても寒くなります。凍傷を防ぐ服装と、暖かい場所にすぐ戻れる計画が大切です。
- 町の明かりを避けて車で移動するときは、冬道の運転に慣れていることが前提です。
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