冬のカナダ旅行(Winter travel in Canada)
カナダの冬の旅は、オーロラや雪の景色を楽しめる一方、雪道と寒さへの備えが欠かせません。車で移動するときの準備、立ち往生したときの行動、山の道路での注意点を、カナダ運輸省(Transport Canada)と Parks Canada の案内をもとにまとめます。
冬の旅の楽しみと難しさ
カナダの冬は、オーロラ観賞やスキー、雪の山や凍った湖の景色を楽しめる季節です。一方で、雪道や強い寒さで、移動の時間が読みにくくなります。車で動く旅では、出発前の準備がとても大切です。
寒さそのものへの備え(服装、凍傷など)は「カナダの寒さと冬の備え」で扱います。この記事では、旅行中の移動を中心にまとめます。
冬タイヤ
カナダ運輸省(Transport Canada)の冬の運転のページ(新しいタブで開く)によると、気温が7°Cを下回ると、オールシーズンタイヤや夏タイヤは路面をつかむ力が落ちはじめます。冬タイヤは、凍った道で止まるまでの距離を短くするのに役立つと案内されています。
冬タイヤの義務や、指定された道路での決まりは州で違います。くわしくは「冬タイヤ」にまとめていきます。レンタカーを借りるときは、どんなタイヤが付いているかを借りる前に確かめます。
出発前の準備
Transport Canada の冬の旅の計画のページ(新しいタブで開く)では、次のことがすすめられています。
- 行き先、通る道、着く予定の時間を、だれかに伝えておく。
- 天気予報をこまめに確かめ、天気に合わせて計画を立てる。
- 燃料はいつも半分以上入れておく。電気自動車は、走れる距離に余裕を持たせる。
車に積んでおくとよいものとして、次のものが挙げられています。
| 種類 | 例 |
|---|---|
| 車のための道具 | 柄の長い小さなシャベル、砂か猫のトイレ用の砂、滑り止めのマット、布かペーパータオル |
| 体を守るもの | 替えの靴下・手袋・ニット帽(tuque)・靴、日持ちする食べ物、水 |
| そのほか | 氷を削る道具とスノーブラシ、懐中電灯、救急セット、毛布 |
道路の状況は州の道路情報で調べられます。調べ方は「道路状況の調べ方」で扱います。
雪道の運転
Transport Canada の冬の安全運転のページ(新しいタブで開く)のおもな注意点です。
- スピードを落とし、時間に余裕を持つ。ブレーキ、車線変更、曲がり角、カーブでは特に注意する。
- 前の車との間をふだんより広く取る。
- 道路と天気に合わせて速度を決める。
- 走り出す前に、ボンネット・屋根・窓・ライトの雪をすべて落とし、窓の霜とくもりを取る。
- ライトをつけて、ほかの車から見えやすくする。
雪道の運転のくわしい話は「冬道の運転」にまとめていきます。
立ち往生したとき
吹雪などで車が動けなくなったときは、次のように案内されています。
- 車の中にとどまる。吹雪の中に出ると、道に迷ったり、寒さで体をこわしたりするおそれがあります。
- マフラー(排気管)が雪でふさがっていないか確かめる。ふさがっていると、一酸化炭素が車の中に入るおそれがあります。
- 体を温めるには、車の暖房よりも、使い捨てカイロなどを使う。
山の道路での注意
ロッキー山脈など山の中の道路は、冬は特に条件がきびしくなります。たとえばアイスフィールド・パークウェイは、Parks Canada のページ(新しいタブで開く)によると、施設が限られ、携帯電話の電波が届きません。天気と道路の状態は季節や時間で変わり、冬は自分で対応できる準備をするよう案内されています。
日本とのちがいと注意点だよ!
- アイスフィールド・パークウェイのように、給油できる場所が限られる道路があります。日本の雪国の感覚で「途中で何とかなる」と考えず、燃料はいつも半分以上を保ち、食べ物と水を積んでおきます。
- 山の中の道路では、携帯電話が通じない区間があります。地図などは事前に端末に保存しておきます。
- 冬タイヤの決まりは州ごとに違います。州をまたいで走るときは、それぞれの州の決まりを確かめます。
- 一酸化炭素の危険は車の中だけではありません。冬の一酸化炭素中毒については「冬の一酸化炭素中毒」にまとめていきます。
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