数字で見るカナダ:家庭で話されている言語(Languages spoken at home)
2021年の国勢調査で、家で英語・フランス語以外の言語をおもに話す人は460万人、人口の12.7%でした。いちばん多いのは北京語(53万1,000人)とパンジャブ語(52万人)です。トロントとバンクーバーでは、4人に1人以上が家でおもに公用語以外の言語を話しています。
8人に1人は家で公用語以外をおもに話す
カナダの公用語は英語とフランス語です(「公用語(英語とフランス語)」)。でも、家の中で話す言葉は人によってさまざまです。
Statistics Canada の2021年国勢調査の発表(The Daily)(新しいタブで開く)によると、家で英語・フランス語以外の言語を おもに(predominantly) 話す人は 460万人 でした。人口の 12.7%、およそ8人に1人です。この割合は、30年間増え続けています。
ここで「おもに話す」とは、家でその言語をいちばんよく使い、ほかの言語を同じくらいは使わないことを指します。
一方で、カナダ人の9割以上は、家で英語かフランス語を少なくとも日常的に(regularly)使っています。
| 家で話す言語(2021年) | おもに話す | 少なくとも日常的に話す |
|---|---|---|
| 英語 | 63.8% | 74.2% |
| フランス語 | 19.2% | 22.6% |
家で1つの言語だけを話す人は81.3%、2つ以上の言語を話す人は18.7%でした。
多い言語のランキング
家でおもに話す人が多い、英語・フランス語以外の言語は次のとおりです。増え方は2016年からの5年間です。
| 言語 | 家でおもに話す人(2021年) | 2016年からの増え方 |
|---|---|---|
| 北京語(Mandarin) | 53万1,000人 | +15% |
| パンジャブ語(Punjabi) | 52万人 | +49% |
| スペイン語(Spanish) | 31万7,000人 | +20% |
| アラビア語(Arabic) | 28万6,000人 | +28% |
| タガログ語(Tagalog) | 27万5,000人 | +29% |
北京語とパンジャブ語は、どちらも50万人を超えています。
同じ5年間に、カナダの人口は5.2%増えました。南アジアの言語を家でおもに話す人は、それより速く増えています。たとえばマラヤーラム語(Malayalam)は+129%で3万5,000人、ヒンディー語(Hindi)は+66%で9万2,000人、グジャラート語(Gujarati)は+43%で9万2,000人でした。東アフリカの言語のティグリニャ語(Tigrigna)も+114%で2万2,000人になっています。
都市ではもっと多様
Statistics Canada によると、トロントとバンクーバーでは、4人に1人以上 が家でおもに公用語以外の言語を話しています。
2つ以上の言語で会話ができる人の割合も、都市によって違います。
| 都市圏 | 2つ以上の言語で会話ができる人(2021年) |
|---|---|
| モントリオール | 69.8% |
| オタワ・ガティノー | 60.0% |
| トロント | 56.1% |
カナダ全体では、41.2%が2つ以上の言語で会話ができます。3つの言語なら7.6%、4つ以上なら1.5%です。英語とフランス語の両方を話せる人は18.0%で、ケベック州では46.4%でした。
大きな都市の人口については「大きな都市」で扱っています。
先住民の言語
2021年の国勢調査では、先住民の言語を家で少なくとも日常的に話す人が18万3,000人、おもに話す人が8万6,000人でした。先住民の言語を母語とする人は18万9,000人です。
Statistics Canada は、家で話される先住民の言語のうち主なものとして、クリー語(Cree languages)とイヌクティトゥット語(Inuktitut)を挙げています。
ここに注意してね!
- この記事の数字は、2021年の国勢調査のものです。同じ発表によると、母語が英語・フランス語以外の人は約900万人で、4人に1人でした。「家でおもに話す」人(460万人)とは別の数え方なので、数が違います。
- 「家でおもに話す言語」「日常的に話す言語」「母語」「会話ができる言語」は、それぞれ別の数え方です。数字を比べるときは、どの数え方かを確かめると取り違えを防げます。
- カナダの多文化主義の考え方は「多文化主義とカナダ多文化主義法」で扱っています。
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