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数字で見るカナダ:メープルシロップの生産量(Maple production)

ひとことで言うと

カナダのメープル製品の生産量は、2025年に11万3,426トンでした。15年前(2011年)の2倍を超えますが、年によって大きく上下します。2021年には6,364の農場に約5,465万本の採取口(タップ)があり、2025年の輸出額はC$8億4,420万でした。

目次
  1. 年で2倍を超えた生産量
  2. 割はケベック州
  3. 農場と「タップ」の数
  4. か国へ輸出
  5. 日本との違い・注意点

15年で2倍を超えた生産量

カナダ農業・農産食品省(Agriculture and Agri-Food Canada)のメープル産業の統計(2025年)(新しいタブで開く)には、メープル製品の生産量の15年分の推移が載っています。いくつかの年を抜き出します(単位はトン)。

年生産量
2011年51,383トン
2016年73,069トン
2020年85,953トン
2022年104,593トン
2023年62,674トン
2024年119,561トン
2025年113,426トン

2025年の生産量は、2011年のおよそ2.2倍です。15年のうちでいちばん多かったのは2024年でした。

ただ、毎年少しずつ増えているわけではありません。2022年に10万トンを超えたあと、2023年は約6万3千トンまで減り、2024年にまた大きく増えています。同じ統計は、年ごとの生産量が自然の条件で変わることにふれています。

メープルシロップそのもの(等級やラベルの読み方)は「メープルシロップ」の記事で扱っています。

9割はケベック州

2025年の生産量を州別に見ると、ケベック州が圧倒的です。

州生産量(2025年)割合
ケベック州約1億206万kg90.0%
ニューブランズウィック州約697万kg6.1%
オンタリオ州約415万kg3.7%
ノバスコシア州約25万kg0.2%

同じ統計によると、メープルシロップを商業の規模でつくっている国はカナダとアメリカだけです。2025年、カナダは世界の生産量の75%以上をつくりました。

農場と「タップ」の数

統計には、メープルの農場の数と、樹液をとる採取口(タップ、maple taps)の数も載っています。どちらも Statistics Canada の2021年の農業センサス(Census of Agriculture)の数です。

州メープルの農場(2021年)タップの数(2021年)
カナダ全体6,36454,647,591
ケベック州5,81248,672,648
オンタリオ州3892,013,549
ニューブランズウィック州1143,523,948
ノバスコシア州39420,383

ケベック州は、農場の数で91.3%、タップの数で89.1%を占めます。

おもしろいのはニューブランズウィック州です。農場の数はオンタリオ州の3分の1ほどですが、タップの数はオンタリオ州より多くなっています。1つの農場あたりのタップは、ニューブランズウィック州が約3万本、オンタリオ州が約5千本です(編集部が計算)。

69か国へ輸出

2025年のメープル製品の輸出は、金額で C$8億4,420万、量で約8,243万kgでした。輸出先は69か国です。

輸出先金額の割合(2025年)
アメリカ64.2%
ドイツ7.2%
イギリス4.9%
オーストラリア4.5%
フランス4.0%
日本3.1%

生産量(約1億1,343万kg)と輸出量をくらべると、つくった量の7割ほどが国外に出ている計算になります(年をまたぐ在庫などがあるので目安です)。

同じ統計によると、メープル製品は2025年、カナダの園芸作物の農場の現金収入(farm cash receipts)の6.3%を占めました。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • この記事の数字は、カナダ農業・農産食品省の2025年の統計によるものです。生産量は年によって大きく変わるので、ある1年の数字だけで「増えた」「減った」と言うことはできません。
  • 日本は、上の表の輸出先の中で6番目で、輸出額の3.1%を占めます。日本で買うメープルシロップの産地は、商品ごとにラベルで確かめられます。
  • カナダで売られているメープルシロップの等級や、まぎらわしい「テーブルシロップ」との見分け方は「メープルシロップ」の記事にまとめています。

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