カナダドルと硬貨(ルーニー・トゥーニー、Canadian dollar)
カナダのお金の単位はカナダドル(C$)です。紙幣は C$5・10・20・50・100 のポリマー(樹脂)製で、カナダ銀行が発行します。C$1 と C$2 は硬貨で、それぞれ「ルーニー」「トゥーニー」と呼ばれます。1セント硬貨は2013年に配布が終わり、現金払いは5セント単位に丸めます。
お金を発行するところ
カナダのお金の単位はカナダドル(Canadian dollar、記号 C$)で、1ドルは100セントです。紙幣と硬貨は、別々の国の機関が担当しています。
| 種類 | 担当 | 役割 |
|---|---|---|
| 紙幣(Bank notes) | カナダ銀行(Bank of Canada) | 紙幣を発行できる国内で唯一の機関。デザイン、製造、流通を担当 |
| 硬貨(Coins) | 王立カナダ造幣局(Royal Canadian Mint) | 国の公社(Crown corporation)。流通用の硬貨をすべてつくり、配っている |
紙幣
カナダ銀行のページ(新しいタブで開く)によると、いま発行されている紙幣は、ポリマー(樹脂)でできた次の5種類です(2026年10月時点)。
- C$5
- C$10
- C$20
- C$50
- C$100
縦向きのデザインの C$10 紙幣には、ヴァイオラ・デズモンド(Viola Desmond)が描かれています。ほかに、カナダ連邦結成150年の記念の C$10 紙幣や、記念の C$20 紙幣もあります。カナダ銀行は、チャールズ3世国王を描いた縦向きの新しい C$20 紙幣を予定しているほか、2024年12月16日には、新しい C$5 紙幣にテリー・フォックス(Terry Fox)を描くと政府が発表しました。
使えなくなった紙幣
2021年1月1日から、カナダ銀行が発行したすべてのシリーズの C$1・C$2・C$25・C$500・C$1,000 の紙幣は、法定通貨(legal tender)ではなくなりました。これらは何十年も前に発行が終わっていたものです。法定通貨でなくなっても額面の価値は残っていて、金融機関やカナダ銀行で交換できます。
硬貨
王立カナダ造幣局のページ(新しいタブで開く)では、流通用の硬貨として次のものが紹介されています。
| 額面 | 備考 |
|---|---|
| 1セント | 2013年に配布が終わった(下の「1セント硬貨と5セント単位の丸め」) |
| 5セント | |
| 10セント | |
| 25セント | |
| 50セント | |
| C$1 | 愛称はルーニー(loonie) |
| C$2 | 愛称はトゥーニー(Toonie) |
造幣局は、流通用の硬貨を年に約10億枚つくっています。
ルーニー(C$1 硬貨)
C$1 硬貨は1987年に、C$1 紙幣に代わる、費用を抑えるための硬貨として登場しました。裏面に1羽のアビ(loon、水鳥)が描かれていることから、すぐに「ルーニー」と呼ばれるようになりました。デザインは野生動物の画家ロバート=ラルフ・カーマイケル(Robert-Ralph Carmichael)によるものです。
トゥーニー(C$2 硬貨)
C$2 硬貨は1996年2月19日に、C$2 紙幣に代わって登場しました。「トゥーニー」は、カナダの人々が付けた愛称です。中央には、画家ブレント・タウンゼント(Brent Townsend)が描いたホッキョクグマが描かれています。造幣局によると、2026年までに10億枚を超えるトゥーニー(記念デザインを含む)が全国で使われてきました。
1セント硬貨と5セント単位の丸め
2013年2月4日、造幣局は金融機関への1セント硬貨(penny)の配布をやめました。1セント硬貨の価値はなくならず、受け取るお店では今も使えます。
現金で払うときは、合計額を5セント単位に丸めます(政府の2013年の発表(新しいタブで開く)による)。
| 合計の1セントの位 | 丸め方 | 例 |
|---|---|---|
| 1・2、6・7 | 切り下げ | C$1.57 → C$1.55 |
| 3・4、8・9 | 切り上げ | C$1.53 → C$1.55 |
| 0・5 | そのまま |
小切手やカード、電子決済の支払いは丸めず、1セント単位で払います。
ここに注意してね!
- いま発行されている紙幣は C$5 からで、C$1 と C$2 は硬貨です。小銭の中に比較的高い額の硬貨がまざります。
- カナダ銀行の説明(新しいタブで開く)では、現金での支払いを受け入れるよう求める法律はなく、お店はどの支払い方法を受けるかを選べます。カードだけのお店もあります。
- 現金払いだけ5セント単位に丸めるので、同じ買い物でもカードと現金で払う額が数セント違うことがあります。
- チップについてはチップの相場と払い方で扱います。
- 古い C$1・C$2・C$1,000 などの紙幣は、お店で使えないことがありますが、額面の価値は残ります。
この記事をシェアする