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日本との送金と為替(International money transfer・Remittance)

ひとことで言うと

カナダから日本へのお金の送り方には、銀行や信用組合の海外送金、送金業者(Money services business)の利用などがあります。費用は送金手数料だけでなく為替レートの上乗せでも変わり、受け取る側で手数料がかかることもあります。送る前に、届く金額と日数を比べるのが基本です。

目次
  1. 海外送金の仕組み
  2. 送金を扱うところ
  3. 費用を比べるときのポイント
  4. 手順
  5. 費用
  6. 困ったときの相談先
  7. 日本との違い・注意点
$ C$¥
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

海外送金の仕組み

外国にいる人にお金を送ることを、英語で「remittance(送金)」と言います。カナダ金融消費者庁(Financial Consumer Agency of Canada、FCAC)の海外送金のページ(新しいタブで開く)によると、カナダの会社や金融機関が送金の内容を相手の国の代理店や銀行に伝え、そこが受取人にお金を渡します。

カナダ国内の口座間なら Interac e-Transfer が使えますが、これはカナダの金融機関どうしの仕組みです(Interac e-Transferの記事)。日本へ送るときは、海外送金のサービスを使います。

送金を扱うところ

FCACは、海外送金を扱うところとして次を挙げています。

  • 銀行
  • 信用組合(credit union)
  • 送金業者(money transfer business)
  • 小切手の換金業者
  • 両替所

郵便局、スーパー、薬局、コンビニに窓口を置いているところもあります。申し込みはネット、電話、メール、窓口ででき、払い方は現金、小切手、マネーオーダー、デビットカード、クレジットカード、プリペイドカードなどがあります。使える方法は会社ごとに違います。

送金業者の登録

カナダで送金や両替などを仕事にする事業者は「Money services business(MSB)」と呼ばれます。カナダ金融取引・報告分析センター(Financial Transactions and Reports Analysis Centre of Canada、FINTRAC)のMSBのページ(新しいタブで開く)によると、MSBはカナダで営業を始める前に、FINTRACに登録しなければなりません。カナダ国外の事業者がカナダの人に送金のサービスを出す場合も、外国のMSBとして登録が必要です。

費用を比べるときのポイント

送金にかかるお金は、手数料と為替レートの両方で決まります。

  • 送金手数料:FCACによると、銀行など連邦の規制を受ける金融機関は、送金にいくらかかるかを伝える必要があります。手数料は会社によって大きく違い、一律の会社もあれば、金額や払い方で変わる会社もあります。よく使う人や大きな額に割引をするところもあります。
  • 為替レート:会社によっては、ふつうより不利な為替レートを使い、そこで利益を得ることがあります。手数料が安く見えても、受取人に届く金額が少なくなることがあります。
  • 為替の時点:払った時点のレートか、受け取る時点のレートかで、届く額が変わります。
  • 受け取る側の費用:受取人が、受け取るときに手数料や税金を払うことがあります。日本の銀行で受け取るときの手数料は、受け取る銀行の条件によります。
  • 日数:届くまでの時間は、数分から数日までさまざまです。早い方法ほど費用が高くなることがあります。

手順

  1. 受取人の名前(口座の名義どおり)、銀行名、支店、口座番号など、送金先に必要な情報を受取人に確かめる。
  2. 銀行や送金業者で、手数料、使う為替レート、受取人に届く日本円の金額、届くまでの日数を聞く。
  3. いくつかの会社で、最終的に届く金額を比べる。
  4. 送金業者を使うときは、FINTRACに登録したMSBかどうかを確かめる。
  5. 送金を申し込み、受付の控えや取引番号を保管する。
  6. 届いたかを受取人に確かめる。

費用

送金の手数料と為替レートは、会社と送金の方法で決まり、全国で決まった額はありません(2026年10月時点)。比べるときは、次の点を一つの表にまとめると分かりやすくなります。

比べる点確かめる内容
送金手数料一律か、金額で変わるか。払い方で変わるか
為替レートどの時点のレートか。ふつうのレートとどれだけ違うか
受け取る側の費用日本の銀行の受け取り手数料など
日数何日で届くか
届く金額最終的に受取人の口座に入る日本円

クレジットカードで外貨の支払いをすると、為替レートに加えて換算の費用がかかります(FCACの例では2.5%)。詳しくはクレジットカードの記事で扱います。

困ったときの相談先

FCACによると、連邦の規制を受ける金融機関には、苦情を受け付ける手続きがあります。まずその金融機関に伝えます。ほかの送金業者は、州の規制を受けていることがあります。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • カナダでよく使われる Interac e-Transfer は、カナダの金融機関どうしの送金です。日本の口座へは送れません。
  • 送金の費用は手数料だけでは比べられません。為替レートの差と、受け取る側の手数料を含めた「届く金額」で比べます。
  • 知らない人から「お金を送ってほしい」「代わりに受け取って送り返してほしい」と頼まれるのは、詐欺の典型的な手口です。一度送ったお金は戻らないことが多いです。手口は金融詐欺の記事で扱います。
  • 日本の金融機関は、国外への送金と国外から受け取った送金のうち100万円を超えるものについて、送金した人と受け取った人の氏名・住所、金額などを書いた「国外送金等調書」を税務署に出します(国税庁レポート2024(新しいタブで開く)、2026年10月時点)。国税庁の手続の案内(新しいタブで開く)によると、提出の時期は為替取引を行った日の翌月末です。調書は金融機関が出すもので、送金する人が出す書類ではありません。
  • 日本側での受け取りや税金の扱いは、受け取る銀行や日本の税務署の案内が基準になります。まとまった額を動かすときは、税理士などの専門家に相談してください。
  • 日本からカナダへ送るときの流れは日本とカナダの送金の記事で扱います。

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