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銀行口座の開き方(Opening a bank account)

ひとことで言うと

カナダでは、仕事がなくても、すぐに入金するお金がなくても、銀行口座を開く権利があります。必要なのは本人確認の書類で、市民でない人も口座を開けます。到着1年目の人などが手数料のかからない口座を使える取り組みもあります。

目次
  1. 口座を開く権利
  2. 本人確認に使う書類
  3. 手順
  4. 費用
  5. 口座を断られたとき
  6. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

口座を開く権利

カナダ金融消費者庁(Financial Consumer Agency of Canada、FCAC)は、銀行で口座(預金口座、個人口座)を開く権利があると説明しています。対象には、連邦の信用組合(federal credit union)や認可を受けた外国銀行も含まれます。

次のような場合でも、口座は開けます。

  • 仕事がない
  • すぐに口座に入れるお金がない
  • 過去に破産したことがある

申し込みは、窓口、オンラインなどの電子的な方法、電話のいずれでもできます。ただし、銀行が本人確認をできることが条件です。オンライン専業の金融機関は、ほかの金融機関に口座を持っていることを条件にする場合があります。

カナダ市民でない人

FCACは、カナダ市民でない人や、ほかの国に住んでいる人でも、適切な身分証があれば口座を開ける場合があるとしています。その場合、支店に行く必要があることがあります。具体的な方法は各金融機関に問い合わせます。

本人確認に使う書類

本人確認には、2つの方法があります。どちらも原本が必要で、コピーは使えません。

方法1:信頼できる発行元の書類を2点

  • 1点は氏名と住所が書かれたもの
  • もう1点は氏名と生年月日が書かれたもの

2点は、次の中から選びます。

  • カナダ政府か州政府が発行した身分証
  • 連邦・州・市が出した最近の税の査定通知
  • 連邦政府か州政府からの最近の給付の明細
  • カナダの公共料金の最近の請求書
  • 最近の銀行口座やクレジットカードの明細
  • 外国のパスポート

方法2:氏名と生年月日が書かれた書類を1点

信頼できる発行元の書類1点に加えて、その銀行の取引実績のある顧客か、口座を開く地域で信頼されている人が本人であることを確認する方法です。

SINを聞かれたとき

利息などの収入を政府に報告するため、金融機関は社会保険番号(SIN)を求めます。サービス・カナダは、利息や配当が出る口座ではSINの提示が法律上必要だと説明しています。一方、クレジットカードや与信枠の申し込みでは、SINを伝える義務はありません。詳しくは「社会保険番号(SIN)」にまとめています。

手順

  1. 口座の使い道(毎日の支払い用の当座預金〈chequing account〉か、貯金用の普通預金〈savings account〉か)を決める。
  2. FCACの口座比較ツール(Account Comparison Tool)(新しいタブで開く)などで、手数料と条件を比べる。
  3. パスポートなど、本人確認の書類の原本を用意する。
  4. 支店、オンライン、電話のいずれかで申し込む。
  5. 口座の契約内容と手数料の説明を受け取り、控えを保管する。

FCACは、口座を開く前に、手数料、利息、預金保険の対象かどうかを確かめるよう勧めています。銀行は口座を開くときに手数料などの情報を渡す義務があり、手数料を上げたり新しく設けたりするときは書面で知らせる義務があります。

費用

口座の手数料は銀行と口座の種類で違います。FCACの低額・無料の口座のページ(新しいタブで開く)によると、2026年10月時点で次の取り組みがあります。

  • 月額C$4以下の口座を、すべてのカナダの人が使えるようにする取り組みがある。
  • 低額・無料の口座には、少なくとも月18回のデビット取引が含まれる。
  • 次の人は、手数料のかからない口座の対象になる。
    • 18歳以下
    • 学生
    • 保証所得補足給付(GIS)を受けている高齢者
    • 登録障害者貯蓄プラン(RDSP)の受益者
    • カナダに来た人(来てから1年目)
  • 先住民の人、障害者税額控除の対象者、州・準州の一部の生活保護を受けている人も対象になる場合がある。

これらの口座は、一部の銀行が取り組み(commitment)として提供しているもので、すべての金融機関にあるわけではありません。

口座を断られたとき

銀行は、次のような場合には口座を開かなくてもよいとされています。

  • 違法・不正な目的に使われると考える合理的な理由がある
  • 過去7年間に金融機関との間で違法・不正な行為の履歴がある
  • 故意に虚偽の情報を出したと考えられる
  • ほかの顧客や職員に危害やいやがらせをするおそれがある
  • ほかの銀行の口座とのひも付けが必要な口座しかなく、その口座を持っていない
  • 提示した身分証が有効かどうかの確認に応じない

断る場合、銀行は書面で知らせ、苦情の手続き、銀行・投資オンブズマン(Ombudsman for Banking Services and Investments、OBSI)の連絡先、FCACの連絡先を伝える義務があります。

ここに注意してね!

  • カナダでは、仕事や入金がなくても口座を開く権利があることが、FCACのページで明記されています。
  • 本人確認は原本が必要です。パスポートに加え、氏名と住所が書かれたもう1点の書類が求められることがあります。
  • 口座残高が一定額を下回ると、銀行は当座預金・普通預金について電子的な通知(アラート)を送る義務があります。手数料を避ける助けになります。
  • 主な銀行の違いは「カナダの主な銀行(Big Five)とネット銀行」、手数料は「銀行の口座手数料と無料にする条件」の記事で扱います。
  • どの口座が合うかは使い方によって違います。条件や対象は銀行の窓口で確かめます。

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