メープルリーフの国旗(National Flag of Canada)
ひとことで言うと
赤いカエデの葉の国旗は、1965年2月15日に初めて国会議事堂に掲げられました。それまで使われていた旗、国旗が決まるまでの流れ、正式なデザインのきまり、2月15日の「国旗の日」をまとめます。
国旗のデザイン
カナダ文化遺産省(Canadian Heritage)の説明(新しいタブで開く)によると、カナダの国旗は次のように定められています。
- 横の長さが縦の2倍の赤い旗(縦横の比は1対2、32単位×64単位)
- 中央に、旗の縦幅と同じ幅の白い正方形
- 白い正方形の真ん中に、図案化した赤いカエデの葉が1枚。葉の先は11か所
赤と白は、カナダの国の色(national colours)とされています。国旗とカエデの葉は商標法(Trademarks Act)で保護されたシンボルで、正しく表すには、比率・色・11の先をもつ葉の形を守る必要があります。
1965年より前の旗
いまの国旗ができるまで、カナダでは別の旗が使われていました。
- 英国旗(Royal Union Flag):英領北アメリカで使われ、1867年の連邦結成のあとも1965年まで使われました。
- カナダ・レッド・エンサイン(Canadian Red Ensign):1870年代から非公式に使われ、1890年代からは船の旗として公式に使われました。第二次世界大戦では、カナダの紋章の盾を入れた型がカナダを表す旗になりました。
カエデの葉は、19世紀にカナダらしさを表すしるしとして広まりました。第一次世界大戦では、カナダ派遣軍(Canadian Expeditionary Force)の帽章になり、さらに知られるようになりました。
国旗が決まるまで
| 年月日 | できごと |
|---|---|
| 1964年 | 議会の委員会が、6週間の期限で国旗の案をまとめることになる。国民から寄せられた数千の案を3つにしぼる |
| 1964年10月22日 | 委員会が、ジョージ・スタンリー(George Stanley)の案を選ぶ。赤いカエデの葉を1枚、白地に置き、両側を赤にしたデザイン |
| 1964年12月15日 | 下院が163対78で承認 |
| 1964年12月17日 | 上院が承認 |
| 1965年1月28日 | エリザベス2世女王の布告で正式に国旗となる |
| 1965年2月15日 | 国会議事堂の前で、レッド・エンサインが降ろされ、正午に新しい国旗が掲げられる |
スタンリーは、オンタリオ州キングストンにある王立士官学校(Royal Military College)の学部長でした(国旗の歴史のページ(新しいタブで開く)による)。
2月15日は「国旗の日」
1996年2月15日、ジャン・クレティエン首相が、2月15日を「カナダ国旗の日(National Flag of Canada Day)」として祝うと宣言しました。国旗が初めて掲げられた日を記念するものです。この日は記念日で、カナダの祝日の一覧には入っていません。
ここに注意してね!
- 国旗の比率は、横が縦の2倍(1対2)です。白い部分は正方形で、葉の先は11か所です。図に描くときや印刷するときは、この形に合わせます。
- 国旗とカエデの葉は商標法で保護されています。商品やロゴに使うときは、きまりがあることを知っておくと安心です。
- 1965年より前の写真や資料には、レッド・エンサインや英国旗が写っていることがあります。
- 州・準州にもそれぞれの旗があります(「州の旗と紋章」)。
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