オンタリオ州の免許切り替え(ServiceOntario・DriveTest、Exchange an out-of-province driver's licence)
オンタリオ州に住み始めたら、60日以内に日本の免許をオンタリオ州の免許に切り替えます。日本はオンタリオ州と免許の交換の協定がある国です。DriveTest によると、日本の免許での運転経験が直近3年のうち2年以上あれば、視力検査だけで普通車の免許(Class G)に切り替えられます。2年未満なら Class G2 になります。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
オンタリオ州に住み始めたら60日以内
オンタリオ州の運転免許は、州の運輸省(Ministry of Transportation、MTO)の制度です。申請の窓口は、運転試験センターのDriveTestと、トロント中心部のServiceOntario Bay and College の窓口です。
オンタリオ州政府によると、オンタリオ州に引っ越してきた人は、ほかの州や国の有効な免許で60日運転できます。60日を過ぎたら、オンタリオ州の免許に切り替える必要があります。
切り替えの方法は、次の3つで決まります。
- 前に免許を受けた国・州が、オンタリオ州と免許の交換の協定(licence exchange agreement)を結んでいるか
- 持っている免許の種類
- 運転経験の長さ
日本は交換の協定がある国
オンタリオ州が免許を交換できる相手として挙げている国・地域に、日本が入っています。ほかに、カナダのほかの州・準州、アメリカの州、オーストラリア、フランス、ドイツ、韓国、台湾、ニュージーランド、英国などがあります。
在トロント日本国総領事館は、有効な日本の免許を持つ人は、路上試験と筆記試験が免除され、視力検査だけでオンタリオ州の免許を取れると案内しています。対象は普通自動車(Class G)だけです。
ただし、オンタリオ州政府は、運転経験の長さなどによっては、正式な免許の前に試験が必要になる場合があるとしています。その中身は、DriveTestが次のように説明しています。
運転経験の長さで変わる免許(G・G2)
DriveTestによると、免許を切り替える人は、どこの国・州から来た人でも視力検査を受けます。路上試験が要るかどうかは、普通車(Class G相当)の運転経験の長さで決まります。
| 直近3年間の運転経験 | 出る免許 | 路上試験 |
|---|---|---|
| 2年以上 | Class G(正式な免許) | なし |
| 2年未満 | Class G2 | 運転経験が合わせて2年になってから、Class Gの路上試験を受ける |
総領事館が案内する「視力検査だけ」は、2年以上の経験がある人の場合と一致します。免許を取ってから2年たっていない人は、まずG2になります。
どちらの場合も、有効な免許(または期限が切れて1年未満の免許)が必要です。期限が切れて1年を超えた免許では切り替えられず、段階式の免許制度に入ることになります(直近3年の運転経験が考慮される場合があります)。自分がどちらに当たるかの最終的な判断は、DriveTestの窓口がします。
日本の免許で必要な書類
DriveTestは、日本の免許について次のものを求めています。
- 有効な日本の免許(氏名と生年月日の両方が確認できる書類と一緒に)
- 日本の総領事館・大使館の証明書、または国際運転免許証(コピーは不可)
DriveTestは、運転経験を確かめる書類(運転記録・証明書など)は、発行から6か月以内のものとしています。提出した原本は返されないため、必要なら先にコピーを取っておきます(DriveTestにはコピーのサービスはありません)。
交換できない免許
オンタリオ州は、次の免許は交換できないとしています。
- どこの国・州のものでも、仮免許(learner’s permit)
- 日本などから来た人のバイクの免許(日本、韓国、台湾、ニュージーランドなどの国が対象として名前を挙げられています)
- カナダの外で出た職業運転の免許(持っている免許と国によっては、Class G などが出ることがあります)
- 飲酒運転などの理由で取り消された免許
- 運転教習の教官やスクールバスの免許
バイクに乗る人は、オンタリオ州でバイクの免許(Class M)を一から取ることになります。
日本の免許の英訳
オンタリオ州で使う外国の免許は、次の条件を満たす必要があります。
- 有効であること
- 有効期限が見てわかること
- 英語かフランス語で書かれていること。そうでなければ、認められた翻訳者の翻訳が必要です。翻訳は、オンタリオ州の免許を申請する日から6か月以内の日付のものに限ります。
オンタリオ州が認める翻訳者には、各国の大使館・総領事館が含まれます。在トロント日本国総領事館は、オンタリオ州の免許の手続きに使う「自動車運転免許証抜粋証明」を出しています(総領事館のページ(新しいタブで開く))。申請に必要なものは次のとおりです。
- 申請書(オンライン申請の場合は不要)
- 有効な日本の運転免許証の原本
- パスポートの原本
申請から交付まで、ふつう1週間ほどかかります。オンラインで申請した人も、受け取るときに免許証とパスポートの原本を持って行きます。マイナンバーカードに免許情報を記録した「マイナ免許証」は使えないため、従来の免許証が必要です。
手順
- オンタリオ州に住み始めた日から60日の期限を確認する。
- 在トロント日本国総領事館で、自動車運転免許証抜粋証明を申請する。
- 身分証明書の原本、日本の免許証の原本、抜粋証明、運転経験がわかる書類を用意する。
- DriveTestセンターか、ServiceOntario Bay and College(予約制)に行く。DriveTestセンターは予約なしでも受け付けます。予約できるセンターもあり、予約なしだと待ち時間が長くなることがあります。
- 申請書に記入する。運転していた期間もここに書きます。
- 視力検査を受け、手数料を払う。
- 仮の紙の免許を受け取る。プラスチックの免許証は後日郵送されます。
- G2になった場合は、運転経験が合わせて2年になってからClass Gの路上試験を受ける。
身分証明書として、オンタリオ州は、就労許可や学習許可(IMM 1442)、PRカードなどを認めています。2026年5月11日からは、Class GやClass Mの免許を申請するときに、オンタリオ州が主な住まいであることと、カナダに合法的にいることを申告します。
費用
DriveTestの料金表(2026年10月時点、税込み、オンタリオ州政府が決める料金)では、次のとおりです。
| 内容 | 料金 |
|---|---|
| 交換の協定がある国・州の免許からの切り替え(5年の免許) | C$90.00 |
| Class Gの路上試験(G2から正式な免許に上がるとき) | C$91.25 |
支払いは、現金、クレジットカード(VISA・Mastercard)、デビットカード、Serco Canada Inc. あての保証小切手・マネーオーダーなどが使えます。試験に落ちて受け直すときは、そのたびに料金がかかります。総領事館の抜粋証明には、総領事館の手数料が別にかかります。オンタリオ州の運転のルールをまとめた公式の運転者ハンドブックは、オンラインでも読めます。
日本とのちがいと注意点だよ!
- 日本の免許は回収されない:在トロント日本国総領事館とDriveTestによると、オンタリオ州の免許を取るときに日本の免許は回収されません(ほかの多くの国・州の免許は回収されます)。ほかの州では日本の免許を渡す州もあるため、州によって扱いが違います。
- 協定のない国から来た場合との違い:交換の協定がない国の免許の人は、視力・筆記試験とG2の路上試験に受かり、12か月以上待ってからGの路上試験を受ける必要があります。日本は協定のある国なので、この決まりとは別の扱いになります。
- 段階式免許制度:オンタリオ州で初めて免許を取る人は、G1・G2の2段階を経て正式なGの免許になります。くわしくは段階式免許制度で説明しています。
- 日本の免許の有効期限:日本の免許は、カナダにいる間も期限が来ます。警察庁は、海外に行く前に更新できる「特例更新」を案内しています。カナダにいる間の日本の免許の更新にまとめています。
- 保険:オンタリオ州の自動車保険は民間の保険会社が扱います。オンタリオ州の車両保険で説明しています。
- 個別の判断:自分がどの免許になるか、試験が必要かは、DriveTestの窓口が答えます。
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