ほかの州・準州の免許切り替え(マニトバ州・大西洋の州・準州など)
BC・オンタリオ州・アルバータ州・ケベック州のほかにも、マニトバ州、サスカチュワン州、ニューブランズウィック州、ニューファンドランド・ラブラドール州、ノバスコシア州、プリンスエドワードアイランド州(PEI)は、日本の免許を試験なしで切り替えられる国として日本を挙げています。ユーコン準州の一覧には日本がありません。期限、英訳、日本の免許を渡すかどうかは州ごとに違います。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
4つの州のほかの州・準州
日本人の多い BC・オンタリオ州・アルバータ州・ケベック州の切り替えは、「日本の運転免許をカナダの免許に切り替える」と各州の記事で説明しています。この記事では、それ以外の州・準州を扱います。前半の表はサスカチュワン州、ノバスコシア州、プリンスエドワードアイランド州(PEI)、後半の表はマニトバ州、ニューブランズウィック州、ニューファンドランド・ラブラドール州です。最後に3つの準州をまとめます。
どの州でも、運転免許は州・準州の制度です。住み始めた州の決まりにしたがって、期限までに切り替えます。
州・準州ごとの違い
2026年10月時点で、各州の公式の案内に書かれている内容です。
| サスカチュワン州 | ノバスコシア州 | PEI | |
|---|---|---|---|
| 窓口 | Saskatchewan Government Insurance(SGI)の免許発行所 | 州の免許の窓口 | 州の Highway Safety Division |
| 日本の免許から | 切り替えられる国の一覧に日本がある | 日本の免許(州の表では Class 1)から州の Class 5 に切り替えられる | 日本と、Class 5 と 6(二輪)の切り替えの取り決めがある |
| 試験 | 一覧の国は、免許・運転記録・翻訳を出して切り替える | 視力検査 | 取り決めのない国は筆記・路上試験などが必要 |
| 期限 | 引っ越してから90日、前の免許で運転できる | 引っ越してから最長180日運転できる(条件あり)。大学・カレッジの学生は180日以内に切り替え | 住み始めてから4か月、前の免許で運転できる |
| 英訳 | SGI が認める翻訳の書類(国際運転免許証など) | 州が認める団体による認証翻訳。国際運転免許証は翻訳として使えない | 窓口に確かめる |
| 日本の免許 | SGI の免許が有効になると、ほかの免許は無効になる | 切り替えのときに渡す | 窓口に確かめる |
サスカチュワン州
SGI の運転者ハンドブックの免許制度のページ(新しいタブで開く)には、切り替えられる国の一覧があり、日本が含まれています。一覧の国に住んでいた人は、有効な免許と、その国の運転記録の写しを出します。免許が英語・フランス語以外で書かれている場合は、SGI が認める翻訳の書類(国際運転免許証など)を添えます。
新しく住み始めた人は、前の免許で90日間運転できます。また、サスカチュワン州の免許がいったん有効になると、ほかの国・州の免許は無効になるとされています。
日本の運転記録をどう用意するか(どの証明書を使うか)は、SGI の窓口に確かめます。
ノバスコシア州
ノバスコシア州の免許の切り替えのページ(新しいタブで開く)の表では、日本の免許(表では Class 1)を州の Class 5 に切り替えられます。表の国の免許を持つ人は、視力検査に合格し、手数料を払い、その場で前の免許を渡します。
- 引っ越してきた人は、有効な免許で最長180日運転できる(条件がある)。その後は州の免許に切り替える。
- 州の大学・カレッジに通う学生は、引っ越してから180日以内に切り替える。
- 英語・フランス語以外の免許は、州が認める団体による認証翻訳が必要。国際運転免許証は翻訳として使えない。
- 本人確認の書類も別に要る。
- 切り替えのあと、30日有効の仮の免許が出て、免許証は郵送で届く。
運転経験の長さによっては、段階式免許制度(Graduated Driver Licence)の対象になることがあるとされています。
プリンスエドワードアイランド州(PEI)
PEI の免許の相互承認の案内(2022年10月19日付)(新しいタブで開く)では、日本と Class 5 と 6 の切り替えの取り決めがあるとしています。取り決めのない国の人は、筆記試験、新しく来た人向けの講習、路上試験などが必要です。
新しく住み始めた人は、州の道路交通法(Highway Traffic Act)により、住み始めてから4か月まで前の免許で運転できます。切り替えの手続きを始めていれば、延びることがあります。州の大学・カレッジに通うフルタイムの学生は、有効な免許(必要なら国際運転免許証も)で運転できるとされています。
この案内は2022年の日付のため、手続きの前に州の窓口に最新の内容を確かめます。
マニトバ州・ニューブランズウィック州・ニューファンドランド・ラブラドール州
この3州も、日本の免許を試験なしで切り替えられる国に日本を挙げています。2026年10月時点の各州の公式の案内の内容です。
| マニトバ州 | ニューブランズウィック州 | ニューファンドランド・ラブラドール州 | |
|---|---|---|---|
| 窓口 | Manitoba Public Insurance(MPI)のサービスセンター、または Autopac の代理店 | 州の Motor Vehicle Branch | 州の Motor Registration Division |
| 日本の免許から | Class 5 と 6(二輪) | Class 5(日本の免許で二輪に乗れれば二輪の承認も)、または Class 6 | Class 5 と 6(二輪) |
| 試験 | 筆記・路上試験なし | 試験なし | 筆記・視力・路上試験なし |
| 期限 | 今の免許で最長3か月運転できる | 住み始めたらすぐ切り替える。6か月を超えて有効な就労・就学許可の人は、カナダに着いてから最長6か月は日本の免許で運転できる | 住み始めてから3か月以内に切り替える |
| 英訳 | 州が認める翻訳者などの翻訳。国際運転免許証は翻訳として使えない | 翻訳会社の翻訳、または国際運転免許証 | 州が認める翻訳者などの翻訳 |
| 日本の免許 | MPI に渡し、返ってこない | 州に渡す。保管は切り替えから5年で、日本へ帰る証明があれば返してもらえることがある | 申請のときに出す |
マニトバ州
MPI の新しく来た人向けのページ(新しいタブで開く)によると、有効で Class 5 か 6 に近い免許なら、最長3か月はその免許で運転できます。切り替えられる国の一覧(新しいタブで開く)には、日本が Class 5 と 6 で載っています。一覧の国の人は、試験なしでマニトバ州の免許を受けられます。
- MPI のサービスセンターか Autopac の代理店に、本人確認の書類と有効な日本の免許を持って行く。
- 免許の手数料は C$75(2026年10月時点)。
- 日本の免許と、翻訳など求められた書類は MPI に渡し、返ってこない。コピーは受け付けない。
- 最長45日有効の仮の免許が出る。
- 英語・フランス語以外の免許は翻訳が要る。マニトバ州の翻訳者協会(ATIM)の認定翻訳者や、各国の大使館・領事館などの翻訳が認められ、国際運転免許証は翻訳として使えない(MPI の翻訳のページ(新しいタブで開く))。
- 運転と保険の記録を持って行くと、割引に使われる。
ニューブランズウィック州
州政府の新しく住む人の免許のページ(新しいタブで開く)では、ほかの地域の免許を持つ人は、住み始めたらすぐに州の免許に切り替えるとしています。日本は切り替えの取り決めがある国の一覧にあり、試験なしで Class 5(日本の免許で二輪に乗れる場合は二輪の承認も)か Class 6 に切り替えられます。
- 必要な書類:日本の免許の原本、英語・フランス語以外なら公式の翻訳(翻訳会社のもの、または国際運転免許証)、本人確認の書類1点と住所の証明2点、在留の資格の書類(就労許可・学習許可・永住者カードなど)。
- 6か月を超えて有効な就労・就学許可を持つ人は、カナダに着いた日から最長6か月は日本の免許で運転することもできる。
- 日本の免許は州が保管する。保管は切り替えから5年までで、日本へ帰る証明があれば返してもらえることがある(14日前までに申し出て、州の免許を返す)。
一覧にない国の人は、視力・筆記・路上試験を受けます。
ニューファンドランド・ラブラドール州
州政府の免許の申請のページ(新しいタブで開く)では、住み始めてから3か月以内に州の免許に切り替えるとしています。日本は Class 5(乗用車・小型トラック)と Class 6(二輪)の取り決めがある国に入っていて、筆記・視力・路上試験なしで切り替えられます。
- 本人確認の書類を出し、ほかの国の免許は申請のときに出す。
- 日本の運転記録を出すと、運転経験として数えられる。
- 免許の翻訳は、St. John’s の Association for New Canadians や、州が認めた翻訳者が行う(州の翻訳のページ(新しいタブで開く))。国際運転免許証を翻訳として使えるかは、窓口に確かめる。
準州
3つの準州は、2026年10月時点の公式の案内で、日本の免許からの切り替えをはっきり認めていません。
- ユーコン準州:引っ越してから120日以内に切り替えます。準州のページ(新しいタブで開く)の、切り替えの対象になる免許の一覧は、カナダ、アメリカ、台湾、ドイツ(標識の試験が必要)、マン島で、日本は入っていません。
- ノースウエスト準州:引っ越してから30日以内に切り替えます。国によってはほかの国の免許から切り替えられるとしていますが、対象の国の一覧は公開されていません。切り替えられない場合は、筆記試験と路上試験を受けます(準州のページ(新しいタブで開く))。
- ヌナブト準州:新しく住む人は、引っ越してから30日以内に免許を申し込みます(準州のページ(新しいタブで開く))。ほかの国の免許の扱いは書かれていません。
準州で日本の免許がどう扱われるかは、準州の免許の窓口に問い合わせます。
手順
- 住み始めた州・準州の期限(30日、3か月、90日、4か月、180日など)を確かめる。
- 日本の免許の英訳を、州が認める形で用意する(ノバスコシア州とマニトバ州は国際運転免許証では足りない)。
- 運転記録や本人確認の書類など、州が求める書類をそろえる。
- 州の窓口に行き、視力検査などを受けて申請する。
費用
手数料は州ごとに違います。2026年10月時点で、マニトバ州の免許の手数料は C$75 です。そのほかの州の手数料は、各州の手数料の案内か窓口で確かめます。翻訳や証明書を日本国総領事館などで取る場合は、その手数料も別にかかります。
日本とのちがいと注意点だよ!
- 期限を過ぎると、日本の免許ではその州で運転を続けられません。期限の数え方(引っ越した日、住み始めた日)も州の案内で確かめます。
- ノバスコシア州・マニトバ州・ニューブランズウィック州・ニューファンドランド・ラブラドール州は切り替えのときに日本の免許を渡し、サスカチュワン州は州の免許が有効になるとほかの免許が無効になるとしています。日本に一時帰国して運転する予定がある人は、手続きの前に影響を確かめます。日本の免許の更新は「カナダにいる間の日本の免許の更新」で扱います。
- カナダの中で別の州に移ったときは、新しい州の免許に替えます(「州を移ったときの免許の書き換え」)。
- どの免許の種類になるか、どの書類で足りるかは、各州の窓口が判断します。
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