公共放送(CBC・Radio-Canada)
CBC/Radio-Canada は、放送法(Broadcasting Act)にもとづくカナダの公共放送です。英語の CBC とフランス語の Radio-Canada があり、テレビ・ラジオ・インターネットで番組を届けています。法律が公共放送に求める役割と、放送の独立をまとめます。
CBC/Radio-Canada とは
カナダ放送協会(Canadian Broadcasting Corporation)は、カナダの公共放送です。英語の放送は CBC、フランス語の放送は Radio-Canada(ラジオ・カナダ)という名前で、あわせて「CBC/Radio-Canada」と呼ばれます。カナダ文化遺産省(Canadian Heritage)の所管する公社(Crown corporation)の一つです。
カナダ文化遺産省の紹介ページ(新しいタブで開く)は、CBC/Radio-Canada を、国の公共放送であり、カナダで最も大きな文化機関の一つと説明しています。番組を届けている言語は次のとおりです。
| 地域 | 言語 |
|---|---|
| カナダ全国 | 英語とフランス語 |
| 北部 | 8つの先住民の言語 |
| 海外向け | 5つの外国語 |
番組は、ラジオ、テレビ、衛星放送、インターネット、新しいデジタルの手段で届けられています。
放送法が求める役割
公共放送の役割は、放送法(Broadcasting Act)第3条(新しいタブで開く)に書かれています。CBC は国の公共放送として、情報を伝え、知識を広め、楽しませる、幅広い番組を提供するべきだとされています。
第3条は、CBC の番組について、次のことを求めています。
- 主にカナダの、カナダらしい番組であること
- カナダとその地域の姿を、全国と地域の視聴者に伝え、地域の必要にも応えること
- 文化の表現の交流に役立つこと
- 英語とフランス語で放送し、それぞれの公用語の地域社会、とくに少数派の言語の地域社会の必要に応えること
- 英語とフランス語で、同じくらいの質をめざすこと
- 国としての共通の意識とアイデンティティに役立つこと
- 最も適した効率のよい方法で、カナダ全国で利用できるようにすること
- カナダの多文化・多民族の姿を映すこと
英語とフランス語の公用語については「公用語(英語とフランス語)」で扱います。
放送の独立
放送法第35条(新しいタブで開く)は、CBC/Radio-Canada に関する部分の法律を、表現の自由と、報道・制作・番組編成の独立を守り高めるように解釈し、適用すると定めています。
ほかの放送との関係
カナダのラジオやテレビは、カナダ・ラジオテレビ通信委員会(CRTC)が監督しています。ラジオで流すカナダの曲の割合などの決まりは「カナダのミュージシャン」、映画とテレビ番組づくりを支える仕組みは「カナダの映画とテレビ」で扱います。
ここに注意してね!
- カナダの公共放送は、英語の CBC とフランス語の Radio-Canada が一つの公社にまとまっています。同じ公社でも、言語によって番組やサービスの名前が違います。
- 放送法は、公共放送に「主にカナダの番組であること」や「英語とフランス語の両方で放送すること」を求めています。
- 北部では先住民の言語でも番組を届けています。
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