日本人のためのカナダ情報
教育・子育て / 子育て支援

親子で通える無料の施設(EarlyON・StrongStart BC)

在住駐在 オンタリオ州ブリティッシュコロンビア州
ひとことで言うと

オンタリオ州の EarlyON Child and Family Centres(0〜6歳)と、BC の StrongStart BC(0〜5歳)は、親や養育者が子どもと一緒に通える無料の施設です。遊びや読み聞かせ、歌などの活動があり、子育ての相談もできます。保育所とは違い、親が付き添います。

目次
  1. 親子で通う「子育てひろば」のような場所
  2. 州・準州ごとの違い
  3. オンタリオ州の EarlyON
  4. BC の StrongStart BC
  5. 手順
  6. 費用
  7. 日本との違い・注意点

親子で通う「子育てひろば」のような場所

カナダの州のなかには、小さな子どもと親が一緒に通える無料の施設を、州が用意しているところがあります。保育所のように子どもを預ける場所ではなく、親や養育者がその場で子どもと一緒に遊び、ほかの家族や職員と話せる場所です。

この記事では、日本人の多いオンタリオ州と BC の制度を説明します。

州・準州ごとの違い

ビバまる

州・準州によってちがうから、住んでいる州・準州を確認してね。

オンタリオ州BC
名前EarlyON Child and Family CentresStrongStart BC
対象の年齢0〜6歳0〜5歳
費用無料無料
場所専用のセンター750か所以上と、図書館・学校・公園・コミュニティセンターなど450か所主に学校の中。州内に329のプログラム
時間平日・夜・週末に開くセンターが多い。オンラインのプログラムもある学校の年度のあいだ、予約なしで通える(ドロップイン)
探し方州のページの地図州のページの地図、学区(school district)の事務所

ほかの州・準州にも、似た目的の家族向けのプログラムがあることがあります。住んでいる州・準州や市の子育ての案内で探します。

オンタリオ州の EarlyON

オンタリオ州のEarlyON のページ(新しいタブで開く)によると、EarlyON Child and Family Centres は、0歳から6歳までの子どもとその家族のための無料のプログラムです。

  • 読み聞かせ、お話、歌、ゲームなどの活動がある。
  • 乳幼児の発達について学んだ専門の職員に相談できる。
  • ほかの親とつながり、地域の支援の情報を得られる。
  • 多くのセンターは平日に加えて夜や週末も開いていて、対面とオンラインのプログラムがある。

センターは州のページの地図で探せます。2026年10月時点で、専用のセンターが750か所以上、図書館や学校などで開かれる場所が450か所あります。

BC の StrongStart BC

BC のStrongStart BC のページ(新しいタブで開く)によると、StrongStart BC は、0歳から5歳の子どもが親や養育者と一緒に参加する、遊びを中心にした学びのプログラムです。

  • お話、音楽、工作などの活動を通して、ことば・体・考える力・社会性と感情の発達を支える。
  • 費用はかからない。
  • 学校の年度のあいだ、予約なしで通える。
  • ほとんどが学校の中にあり、どの学区にも1か所以上ある。2026年10月時点で州内に329のプログラムがある。

初めて行くときに登録の用紙を書き、出生証明書などの身分を示す書類を見せます。登録すると、子どもに BC の個人教育番号(Personal Education Number、PEN)がつきます。開いている曜日や時間は、学校か学区の事務所に問い合わせます。

手順

  1. 州のページの地図で、近くのセンターやプログラムを探す。
  2. 開いている曜日と時間、予約が要るかどうかを確かめる(StrongStart BC は学校か学区に問い合わせる)。
  3. 子どもと一緒に行く。StrongStart BC では、初回に登録の用紙を書き、子どもの身分を示す書類を見せる。
  4. 活動に参加し、気になることがあれば職員に相談する。

費用

2026年10月時点で、EarlyON と StrongStart BC はどちらも家族の費用はかかりません。

ここに注意してね!

  • どちらも親が子どもと一緒に参加するプログラムで、子どもを預けて親が離れることはできません。預け先が必要な場合は「保育の種類と探し方」を読みます。
  • StrongStart BC は学校の年度に合わせて開くため、学校の休みの期間は開いていないことがあります。
  • EarlyON では、ほかの親とのつながりや地域の支援の情報も得られます。引っ越してきたばかりの家族が地域の情報を集める場にもなります。
  • 子どもの発達で心配なことがあれば、職員に相談できます。医療の判断は、かかりつけの医師などに相談します。

この記事をシェアする

次に読むならこれ

教育・子育てケベック州の保育(CPE、Centre de la petite enfance)ケベック州には、州の補助を受ける保育(CPE、補助つきの保育園、家庭保育)と、補助のない保育園があります。補助つきの保育は2026年の保育料が1日C$9.65で、申し込みは州の「保育の申し込みポータル」で行います。補助つきの料金を使えるかどうかは、親の在留資格で決まります。教育・子育て継承語としての日本語教育(Heritage language・International languages)カナダで育つ子どもが日本語を保つ方法には、家庭、補習校、公立の学区の言語クラスがあります。オンタリオ州では、保護者が23人分以上を書面で求めると、学区はキンダーガーテン〜Grade 8 の国際言語クラスを設けることになっています。BCでは Grade 5〜12 の日本語の州のカリキュラムがあり、どの言語を教えるかは学区が決めます。教育・子育て日本語補習校(補習授業校、Japanese supplementary school)補習授業校は、現地の学校に通う日本人の子どもが、土曜日などに日本の小・中学校の一部の教科を日本語で学ぶ教育施設です。カナダでは、トロント、バンクーバー、モントリオールの補習校に文部科学省が教師を派遣しています。日本の教科書は、条件を満たせば出国前に無償で受け取れます。

関連する記事

教育・子育て保育の種類と探し方(Child care)カナダの保育は州・準州の制度で、州の認可を受けた保育(Licensed child care)と、認可のない保育に分かれます。認可保育には保育園のような施設と、家庭で預かる保育があります。探すときは州の検索ツールや地域の相談窓口を使い、早めに申し込みます。教育・子育て1日10ドル保育($10-a-day child care)と州の保育費支援連邦政府と13の州・準州は、認可保育の保育料を平均で1日C$10に下げることを目指す協定を結んでいます。実際の保育料や支援の仕組みは州・準州ごとに違い、多くの場合、保育施設が補助金を受けて保育料を下げるため、家族の申請は要りません。所得に応じた補助は別に申し込みます。教育・子育てキンダーガーテン(Kindergarten)キンダーガーテンは、1年生の前に公立学校で受ける幼児教育です。BC は5歳になる年の9月から1年間、オンタリオ州は4歳・5歳の2年間で、どちらも無料の全日制です。アルバータ州は1年生の前の1年間で、年475時間以上と決められています。入れる年齢と登録の時期は州と学区で違います。仕事・税金カナダ児童手当(Canada Child Benefit、CCB)18歳未満の子どもを育てる家族に、カナダ歳入庁(CRA)が毎月支払う非課税の給付です。2026年7月〜2027年6月の上限は、6歳未満の子ども1人につき年C$8,157、6〜17歳はC$6,883で、世帯の所得が増えると減ります。親か配偶者に在留資格の条件があり、毎年の確定申告が必要です。教育・子育て学資貯蓄RESP(Registered Education Savings Plan)とCanada Learning BondRESP は、子どもの高校卒業後の教育費をためるための登録制の貯蓄プランです。積み立てると国の補助金(CESG、1人あたり生涯C$7,200まで)が上乗せされ、所得が低い家庭の子どもには積み立てなしで Canada Learning Bond(生涯C$2,000まで)が入ります。子どもの社会保険番号(SIN)が必要です。