ホームステイ(Homestay)
中学・高校の留学生のホームステイは、学区や学校の留学生プログラムが手配するか、プログラムが認めた事業者を通じて手配するのが一般的です。学区によっては手配をしていません。BC州は、未成年の留学生のホームステイについて州の指針(Homestay Guidelines)を出しています。
ホームステイの手配は学区・学校によって違う
ホームステイ(Homestay)は、留学生がカナダの家庭(ホストファミリー、Host family)に住み、部屋と食事を提供してもらう滞在の形です。中学・高校の留学では、多くの留学生がホームステイをします。
手配のしかたは、学区(School district / School board)や学校によって違います。BC州の教育・保育省のホームステイの指針(K-12 International Student Homestay Guidelines)(新しいタブで開く)は、BCの学区と私立学校の手配のしかたを次の3つに分けています。
- 学区や学校が、自分でホームステイのプログラムを運営する。
- 学区や学校が、ホームステイの運営をほかの事業者に任せる。
- 学区や学校が、ホームステイの事業者の一覧を持っていて、留学生と保護者に案内する。
実際の例です(2026年10月時点の各学区のページによる)。
| 学区 | 州 | ホームステイの扱い |
|---|---|---|
| Langley School District | BC | 学区のホームステイ(District Home Stay)がある |
| Vancouver School Board(VSB) | BC | 学区はホームステイの手配もカストディアンのサービスもしていない。留学生はホームステイの事業者に申し込み、BCの指針に合った滞在先にする |
学区や学校とつながりのない事業者やウェブサイトもあります。BCの指針は、そうした事業者を使う場合や、親戚・知人の家に住む場合は、決める前に学区・学校の留学生プログラムに相談するとよいとしています。プログラムが、こうした場合についての方針を持っていることがあるためです。
BC州の指針が求めていること
BCの指針は、未成年(19歳未満)の留学生が、費用を払ってホストファミリーの家に住み、食事・個室・生活の支えを受ける形をホームステイとしています。指針は州全体の「ベストプラクティス」の基準で、主な内容は次のとおりです。
ホームステイを手配する側
- ホストファミリーの面接と家の訪問(少なくとも2年に1回)を行う。
- 家に住む大人全員について、犯罪歴の確認(Criminal Record Check、子どもと関わる仕事向けの Vulnerable Sector Check を含む)を3年ごとに行う。
- 1つの家庭に同時に受け入れる留学生は2人まで。
- 24時間の緊急連絡先を用意する。
- 料金(月額・日額、料金に含まれるもの、空港送迎などの追加料金、返金の決まり)をはっきり公開する。
ホストファミリー
- 原則として25歳以上(留学生プログラムが例外を認めた場合を除く)。
- 1日3回の栄養のある食事と軽食を用意する。
- 家具のそろった個室、宿題のできる机と椅子、浴室・リネン・洗濯機の利用、家の鍵などを用意する。
- 門限、インターネットの使い方、家事の分担などの家のルールを、生徒に合った形で話し合って決める。
- 家で学ぶ言語(英語かフランス語)を使い、学校や地域とのつながりを支える。
留学生と保護者
- 手配した側のルールと、市・州・国の法律を守る。
- ホストファミリーや保護者と定期的に連絡を取り、困ったことは、ホストファミリー、カストディアン、学校、手配した側などに伝える。
- 保護者は、持病や薬、学習面の配慮などを正確に伝える。
- 留学生プログラムは、滞在先が安全・適切でないと判断した場合や、生徒の行動やルール違反がある場合に、滞在先の変更やプログラムからの退学を求めることがあります。指針は、その費用を保護者が負担することがあるとしています。
カストディアンとの関係
ホストファミリーとカストディアン(Custodian)は、別の役割です。カストディアンは、親が指名したカナダ市民か永住者で、子どもの世話と支援に責任を持つ大人です。17歳未満で親が一緒に来ない留学生には必要です(「未成年の留学とカストディアン」)。
学区によっては、カストディアンを学区が引き受けたり、条件を独自に決めたりしています。たとえばLangley School Districtは、学区がカストディアンを務める場合の料金を出しています。トロントのTDSBは、カストディアンの役割の一つにホームステイの問題の解決を手伝うことをあげています。
手順
- 留学先の学区・学校が、ホームステイを自分で手配するか、事業者に任せるか、一覧を案内するだけかを確かめる。
- 学区・学校の案内に沿って、ホームステイを申し込む。
- 料金、料金に含まれるもの(食事・空港送迎など)、追加料金、返金の決まりを書面で確かめる。
- 持病・アレルギー・食事の制限などを、申込書に正確に書く。
- 17歳未満で親が来ない場合は、カストディアンを決め、学習許可の申請に必要な書類をそろえる。
- 着いたら、家のルール(門限・インターネット・家事)と、困ったときの連絡先を確かめる。
費用
例として、Langley School District の2026/27年度の料金です(2026年10月時点)。
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| ホームステイの手配料(1回、返金なし) | C$350 |
| ホームステイの月額 | C$1,200 |
| 追加の宿泊 | 1日 C$40 |
| 空港の出迎え(学区のホームステイの生徒のみ、返金なし) | C$300 |
| 学区がカストディアンを務める場合(1回) | C$100 |
学費とは別にかかります。料金は学区・事業者によって違います。
ここに注意してね!
- 学区が手配しないこともある:VSBのように、学区がホームステイを手配しない場合は、自分で事業者を選びます。BCの指針に沿っているかどうかを、学区に相談しながら決めます。
- 家のルールは家庭ごとに違う:門限、インターネットの時間、家事の分担などは、ホストファミリーと話し合って決めます。
- 困ったときの相談先:BCの指針は、BCの子ども向けの電話(BC Helpline for Children、310-1234)、Kids Help Phone(1-800-668-6868)、HealthLink BC(811)、自殺の危機対応の電話(988)を、生徒と保護者に知らせるべき相談先としてあげています。
- 住まいの保険:BCの指針は、ホストファミリーの家や車の保険が留学生を対象にしていない場合があるとして、ホストファミリーに確認を求めています。
- 個別の判断:滞在先が適切か、カストディアンが要るかは、学区・学校の留学生プログラムとIRCCが判断します。
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