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高校留学(International student programs in K-12 schools)

留学
ひとことで言うと

カナダの公立高校への留学は、多くの場合、学区(School district / School board)の留学生プログラムに出願します。学費・医療保険・出願の時期は学区ごとに決まっています。6か月以上なら学習許可が必要で、17歳未満で親が来ない場合はカストディアンも必要です。

目次
  1. 公立高校の留学は学区の留学生プログラムへ
  2. 在留の手続き(学習許可とカストディアン)
  3. 手順
  4. 費用
  5. 日本との違い・注意点

公立高校の留学は学区の留学生プログラムへ

カナダの公立学校は、州・準州の制度のもとで学区(School district、オンタリオ州などでは School board)が運営しています(「学区の仕組み」)。留学生の受け入れも、多くの学区が「International Education」「International Students」といった名前の留学生プログラムを持ち、出願・学費・入学後の支援をまとめて扱っています。

例として、大都市の学区の留学生プログラムは次のようになっています(2026年10月時点の各学区のページによる)。

学区州学期の区切り・入学時期主な特徴
Toronto District School Board(TDSB)オンタリオ州9月入学と2月入学。1年(9月〜6月か2月〜1月)か1学期で申し込む出願はオンラインの窓口から。カストディアンの条件を独自に決めている
Vancouver School Board(VSB)BC中学・高校は2学期制(9月〜1月、2月〜6月)。1学期に4科目を取る学区はホームステイの手配もカストディアンのサービスもしていない

学区によって、受け入れる学年、入学時期、学費、ホームステイを学区が手配するかどうかが違います。同じ州の中でも違うため、留学先の学区のページで一つずつ確かめます。私立の学校は、学校ごとに直接出願します。

在留の手続き(学習許可とカストディアン)

在留の手続きは「未成年の留学とカストディアン」にまとめています。高校留学で特に関わるのは次の点です。

  • 移民・難民・市民権省(IRCC)の未成年の留学のページ(新しいタブで開く)によると、6か月以上学ぶ未成年は、入国前に学習許可(Study permit)を申請します。
  • 中学・高校(ケベック州以外は9〜12年生、ケベック州は9〜11年生)の学習許可は、在学予定の期間全体で出すことができ、最長4年です。
  • 17歳未満で親や法定後見人と一緒に来ない場合は、カナダ国内にカストディアン(Custodian)が必要です。17歳以上は任意ですが、審査官が求めることがあります。
  • 小学校から高校(12年生まで)の学校は、すべて指定教育機関(DLI)です(「DLIと入学許可書(LOA)」)。
  • 州の認証レター(PAL/TAL)は、12年生までの学校で学ぶ人には要りません(「PAL/TAL」)。

学区が決めるカストディアンの条件

IRCCの条件に加えて、学区が独自の条件を決めていることがあります。たとえばTDSBは、カストディアンを25歳以上のカナダ市民か永住者とし、幼稚園〜8年生では学校の通学区域内、9〜12年生ではトロント周辺(GTA)で学校から無理なく通える距離に住んでいることを求めています。18歳未満の出願者には、親が日本などで署名した宣誓書と、カストディアンがカナダで署名した宣誓書(どちらも公証したもの)を求めています。

手順

TDSBの案内を例にした、一般的な流れです。学区によって順番や書類は違います。

  1. 留学先の州・学区を決め、学区の留学生プログラムのページで入学時期と出願期間を確かめる。TDSBの出願期間は、2027年9月入学が12月1日〜5月16日、2027年2月入学が7月1日〜11月30日です。
  2. 出願書類を出し、出願料を払う。TDSBでは、パスポートか出生証明書のコピー、直近2年分の成績証明書(英訳つきで、認証されたコピー)、推薦状が必要です。
  3. 条件つきの合格通知を受け取ったら、学費を払い、カストディアンの書類を出す。
  4. 正式な入学許可書を受け取り、学習許可を申請する。
  5. 住む場所を決める。ホームステイについては「ホームステイ」にまとめています。
  6. カナダに着いたら、パスポートや学習許可などを持って学区の窓口に行く。TDSBは、英語と数学の評価(English and Mathematics Assessments)の案内を出しています。

費用

2026年10月時点で各学区のページに出ている金額です。教科書の保証金やロッカー代などが別にかかることがあります。

学区対象の学年度出願料(返金なし)学費学区の医療保険
TDSB2026/27・2027/28C$4001年 C$17,000、1学期 C$8,5001年 C$500、1学期以下 C$250(加入は必須)
VSB2027/28C$400(中学・高校はほかに評価料 C$100)1年 C$17,0001年 C$1,400(加入は必須)

ホームステイの費用は、手配する学区や事業者ごとに違います。TDSBは学費の返金の決まり(Refund Policy)を別のページで公開しています。途中でやめたときの扱いは、出願前に読んでおきます。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 公立高校でも学費がかかる:留学生は、公立の学校でも学区に学費を払います(上の表)。
  • 学年と学期の区切りが違う:カナダの学年度は9月に始まり、多くの高校は2学期制です。日本の学年とカナダの学年(Grade)の対応は、学区の方針で決まります(TDSBは学年の割り振りの方針を公開しています)。学年の区切りは「学年の区切りと学校のカレンダー」で説明しています。
  • 英語の支援:英語が母語でない生徒には、学校の英語支援(ESL・ELL)があります(「学校の英語支援」)。
  • 成人の年齢は州で違う:BCなどでは19歳まで未成年です。BCの州政府のホームステイの指針も、19歳未満を未成年の留学生として扱っています。
  • 個別の判断:学年の割り振り、出願の可否、学習許可の要否は、学区の留学生プログラム、IRCC、登録移民コンサルタント(RCIC)が判断します。

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