未成年の留学とカストディアン(Custodian)
カナダでは、成人になる年齢が州・準州によって18歳か19歳です。17歳未満の子どもが親と来ずに留学するときは、カナダ国内にカストディアン(Custodian)が必要です。6か月以上学ぶ未成年は、入国前に学習許可(Study permit)を申請します。
条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。
未成年とされる年齢
カナダでは、成人になる年齢(age of majority)を州・準州がそれぞれ決めています。移民・難民・市民権省(IRCC)の未成年の留学のページ(新しいタブで開く)によると、次のとおりです。
| 成人になる年齢 | 州・準州 |
|---|---|
| 18歳 | アルバータ州、マニトバ州、オンタリオ州、プリンスエドワードアイランド州、ケベック州、サスカチュワン州 |
| 19歳 | ブリティッシュコロンビア州(BC)、ニューブランズウィック州、ニューファンドランド・ラブラドール州、ノースウエスト準州、ノバスコシア州、ヌナブト準州、ユーコン準州 |
同じ18歳でも、学ぶ州によって未成年として扱われるかどうかが変わります。
学習許可が必要かどうか
未成年に学習許可(Study permit)が必要かは、子どもの立場と、親がカナダでどんな資格を持っているかで決まります。
- 6か月以内のプログラム:学習許可はいりません。ただし、入国前に申請することはできます。
- 6か月以上のプログラム:入国前に学習許可を申請する必要があります。
IRCCのページでは、主に次のように分けています。
| 場合 | 学習許可 |
|---|---|
| 親がカナダ市民か永住者で、その親と一緒に来る | 不要 |
| 親(実親か養親)がカナダで働くこと・学ぶことを認められている(就労許可・学習許可を持つ人など) | 不要(取ることもできる) |
| 本人か親が難民・難民申請者 | 不要 |
| 親が訪問者(visitor)の資格だけで一緒に来る | 必要 |
| 親と一緒に来ない | 必要 |
必要でなくても学習許可を持っておくと、成人の年齢になった後も学校に通い続けやすくなる、高校のCo-op(職業体験)の就労許可を取れることがある、州・準州によって社会サービスを使えることがある、とIRCCは説明しています。
学習許可の申請には、原則としてカナダの学校の入学許可書(LOA)が必要です。就労許可や学習許可が認められた親と一緒に申請する場合などは例外があります(「指定教育機関(DLI)と入学許可書(LOA)」)。申請の流れは「学習許可(Study permit)」にまとめています。
許可の期間
- 小学校:1年ごとに出され、更新できます。
- 中学・高校(ケベック州以外は9〜12年生、ケベック州は9〜11年生):在学予定の期間全体で出すことができ、最長4年です。
カストディアン(Custodian)
親か法定後見人は、子どもがカナダで必要な世話と支援を受けられることを示す必要があります。
- 17歳未満:親か法定後見人と一緒に来るか、カナダ国内にカストディアンがいる必要があります。
- 17歳以上:カストディアンは任意です。ただし、審査官が個別に求めることがあります。
カストディアンは、子どもの世話と支援をする責任のある大人で、カナダ市民か永住者である必要があります。
カストディアンを決める書類
学習許可の申請に、カストディアンの宣誓書(Custodian Declaration、IMM 5646)(新しいタブで開く)を付けます。この書類は2ページあり、それぞれ別の国で公証(弁護士や公証人による認証)を受けます。
| ページ | 署名する人 | 公証を受ける場所 |
|---|---|---|
| 1ページ目 | カストディアン | カナダ |
| 2ページ目 | 子どもの親か法定後見人 | 親の住む国(日本など) |
手順
- 学ぶ州・準州の成人の年齢と、プログラムの期間(6か月以上か)を確かめる。
- 学校に出願し、入学許可書(LOA)を受け取る。
- 17歳未満で親が一緒に来ない場合は、カナダ市民か永住者のカストディアンを決める。
- カストディアンの宣誓書(IMM 5646)の1ページ目をカストディアンがカナダで公証し、2ページ目を親が日本などで公証する。
- 入国前に学習許可を申請し、宣誓書などを付けて出す。
- 在学中は、許可の期限の少なくとも90日前までに延長を申請する。
費用
2026年10月時点で、学習許可の申請料はC$150です(「学習許可(Study permit)」)。公証の費用はカナダ側・日本側でそれぞれかかり、金額は依頼先によって違います。
日本とのちがいと注意点だよ!
- 日本の成年年齢とカナダの州・準州の成人の年齢は同じとは限りません。カナダでは州・準州の年齢で判断されるため、BCなどでは18歳でも未成年です。
- カストディアンの宣誓書は、カナダ側と日本側の両方で公証が必要です。日本側の公証の手配に時間がかかることがあるため、早めに準備します。
- 学習許可の期限が切れると、未成年でも在留資格を失います。延長しないまま期限が切れた場合は、90日以内に資格の回復(restoration)を申請する必要があります(「滞在の延長と資格の変更」)。
- カナダ政府の同意書のページ(新しいタブで開く)は、親や後見人の一方か両方と一緒に旅行しない子どもに、署名した同意書(consent letter)を持つことをすすめています。法律上の義務ではありませんが、航空会社の職員や、カナダに入国するときのカナダの職員が求めることがあるとされています。
- ケベック州で6か月を超えるプログラムを学ぶ場合は、州のケベック州の受け入れ証明書(CAQ)も必要です(「ケベック州の受け入れ証明書(CAQ)」)。
- 自分の子どもに学習許可やカストディアンが必要かの判断は、IRCC、学校の留学生窓口、登録移民コンサルタント(RCIC)に相談します。
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