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留学先の州と学校の選び方(Choosing a province and school)

留学
ひとことで言うと

カナダの教育は州・準州ごとの制度で、留学の手続きも州によって少しずつ違います。学習許可を取るなら、学校が指定教育機関(DLI)であること、多くの場合は州の認証レター(PAL/TAL)が要ること、ケベック州では州の受け入れ証明書(CAQ)が要ることを先に確かめます。

目次
  1. まず「何を学ぶか」と「期間」を決める
  2. 州・準州ごとの違い
  3. 学校を選ぶときに確かめること
  4. 手順
  5. 日本との違い・注意点

まず「何を学ぶか」と「期間」を決める

カナダへの留学は、目的と期間によって選ぶ学校も手続きも変わります。

目的主な学校在留の手続き
短期の語学語学学校、大学・カレッジの語学課程6か月以内のプログラムなら学習許可は不要
長期の語学同上学習許可が必要。学校が DLI であること
中学・高校公立の学区、私立学校学習許可が必要(小・中・高校はすべて DLI)
大学・カレッジ大学、カレッジ、ケベック州の cégep など学習許可が必要。学校が DLI であること

語学学校については「語学学校の選び方」、高校留学は「高校留学」、大学とカレッジの違いは「大学とカレッジの違い」で扱います。

州・準州ごとの違い

ビバまる

州・準州によってちがうから、住んでいる州・準州を確認してね。

カナダの教育は州・準州の制度です。そのため、留学生にとっても、州によって次の点が違います。

項目違い
学校の制度学年の区切り、高校卒業の要件、大学の前の課程(ケベック州の cégep)などが州ごとに違う
州の認証レター(PAL/TAL)多くの留学生は、学ぶ州・準州が出す PAL/TAL が必要。州ごとに受け入れの枠がある
ケベック州6か月を超える課程で学ぶ留学生の多くは、州の受け入れ証明書(CAQ)が要る
医療保険留学生の医療保険の扱いは州・準州で違う
言語ケベック州はフランス語が中心。英語で学べる学校は限られる
授業料学校と州で違う。ケベック州では、州の住民でない学生は cégep でも授業料を払う

州の認証レター(PAL/TAL)

IRCC の PAL/TAL のページ(新しいタブで開く)によると、PAL/TAL は、学ぶ予定の州・準州が「受け入れの枠を割り当てた」ことを示す書類で、学習許可の申請にふつう必要です。州・準州が出し、学校(DLI)を通じて受け取ります。申し込み方は、入学する学校に問い合わせます。

小学校から高校(12年生まで)の生徒、公立の学校の修士・博士課程(2026年1月1日から)などは、PAL/TAL がいりません。ケベック州で学ぶ人の多くは、PAL/TAL ではなく CAQ を出します。くわしくは「州の認証レター(PAL・TAL)」と「ケベック州の受け入れ証明書(CAQ)」で説明しています。

医療保険

IRCC の準備のページ(新しいタブで開く)は、留学生の医療費はカナダ政府が払わず、医療保険の決まりは州・準州によって違うとしています。州の医療保険に入れるかどうか、学校の保険に入るかどうかを、学校と州の案内で確かめます(「留学生の医療保険」)。

学校を選ぶときに確かめること

指定教育機関(DLI)か

IRCC は、DLI でない学校の入学許可書で学習許可を申請すると、申請は却下されるとしています。DLI の一覧(新しいタブで開く)で、学校が載っているかと DLI 番号を確かめます。一覧では、卒業後就労許可(PGWP)の対象になるプログラムがある学校もわかります。

卒業後に働きたいか

卒業後にカナダで働くことを考えているなら、プログラムが卒業後就労許可(Post-Graduation Work Permit、PGWP)の対象かを、出願の前に確かめます。対象の条件は IRCC が決めていて、変わることがあります。

在学中に働けるか

学習許可を持つ留学生は、条件を満たせば学外で働けます。IRCC の学外就労のページ(新しいタブで開く)によると、学期中は週24時間まで、決められた休みの期間は時間の上限がありません。ただし、6か月以上で学位・ディプロマ・修了証につながるフルタイムの課程であることなどが条件で、語学(ESL/FSL)の課程だけの人は学外で働けません。

費用

IRCC は、出願料、授業料、医療保険、家賃、生活費を学校に問い合わせるよう案内しています。授業料は学校とプログラムで大きく違います。「留学生の学費」も読みます。都市によって家賃も違います。

手順

  1. 学びたいこと、期間、卒業後の予定(帰国、カナダで就職など)を決める。
  2. 州・準州の制度の違い(言語、PAL/TAL、ケベック州の CAQ、医療保険)を確かめる。
  3. DLI の一覧で学校を探し、プログラムの内容、入学の条件、語学の試験の要件、費用を学校に問い合わせる。
  4. 出願する。IRCC は、小学校から高校は少なくとも6か月前、大学・カレッジなどは1年前から準備を始めるよう案内している。
  5. 入学許可書を受け取り、PAL/TAL(ケベック州は CAQ)を取り、学習許可を申請する(「学習許可」)。

ここに注意してね!

  • カナダの学校の制度は、州・準州ごとに運営されています(「カナダの学校制度は州ごとに違う」)。同じ「カレッジ」でも、州によって中身が違います。
  • 留学生の受け入れの枠は州・準州ごとに決まっていて、PAL/TAL が必要な人が多くいます。入学許可書だけでは学習許可を申請できないことがあります。
  • 留学エージェントや学校の宣伝は公式の情報ではありません。在留の条件は IRCC のページで、自分の状況の判断は IRCC か登録移民コンサルタント(RCIC)に確かめます。
  • PGWP や就労の条件は変わることがあります。出願の時点で、IRCC の最新の案内を読みます。

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