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学習許可(Study permit)

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ひとことで言うと

カナダの指定教育機関(DLI)で学ぶ外国人の多くは、学習許可(Study permit)が必要です。6か月以内のプログラムなど、許可がいらない場合もあります。申請は原則オンラインで、渡航前に出します。2026年10月時点の申請料はC$150です。

目次
  1. 学習許可とは
  2. 申請できる人の条件
  3. 学習許可がいらない主な場合
  4. 必要な書類
  5. 手順
  6. 在学中に守る条件
  7. 費用
  8. 日本との違い・注意点
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

学習許可とは

学習許可(Study permit)は、移民・難民・市民権省(Immigration, Refugees and Citizenship Canada、IRCC)が出す書類で、外国人がカナダの指定教育機関(Designated Learning Institution、DLI)で学ぶことを認めるものです。日本では「学生ビザ」と呼ばれることがありますが、カナダでは入国のための書類(eTA や訪問者ビザ)と、在留中に学ぶための許可は別のものです。

IRCCの学習許可のページ(新しいタブで開く)によると、ほとんどの外国人はカナダで学ぶために学習許可が必要で、渡航の前に申請するよう案内されています。

申請できる人の条件

IRCCは、次の条件をあげています。

  • DLIに入学が決まっている
  • 学費、本人と同行する家族の生活費、往復の交通費を払えるだけのお金があることを示せる
  • 法律を守り、犯罪歴がない(求められれば警察証明を出す)
  • 健康で、求められれば健康診断を受ける
  • 許可の期限が来たらカナダを出ることを、審査官に示せる

学習許可がいらない主な場合

学習許可なしで学べる人のページ(新しいタブで開く)では、次のような例外をあげています。

  • 6か月以内で終わるプログラムで学ぶ人
  • 有効な就労許可を持ち、6か月以内のプログラムで学ぶ人(就労許可の期限か6か月の早いほうまで)
  • 親が学業か就労を認められてカナダにいて、その親と一緒に幼稚園・小学校・中学・高校に通う未成年の子ども
  • 外交官の家族など、ほかのいくつかの例外

学習許可がないと、在学中に働けません。学習許可を持ち、DLIのフルタイムの学生として登録している人は、条件を満たせば学内や学外で働けることがあります。このため、短いプログラムでも学習許可を取るかどうかは、働く予定もふまえて考えます。学外で働くときのルールは「学外就労の条件と時間の上限」にまとめています。

必要な書類

必要書類のページ(新しいタブで開く)の主な項目は次のとおりです。

書類必要か
入学許可書(Letter of acceptance、LOA)必ず必要
州・準州の認証レター(PAL・TAL)多くの場合に必要。ケベック州で学ぶ人はケベック州の受け入れ証明書(Certificat d’acceptation du Québec、CAQ)
パスポートのコピーと写真2枚必ず必要
資金の証明必ず必要
説明の手紙(Letter of explanation)推奨
健康診断6か月を超えて滞在するときなど、場合による
警察証明求められた場合
17歳未満で親と来ない子どものカストディアンの書類該当する場合

大学・カレッジなど中等後教育(post-secondary)の学生の場合、IRCCは学校にLOAが本物かを確かめます。学校が期限までに答えないと、申請は返され、申請料は返金されます。LOAとPAL・TALについては「指定教育機関(DLI)と入学許可書(LOA)」と「州の認証レター(PAL・TAL)と受け入れ上限」で説明します。

生活費の目安

資金証明のページ(新しいタブで開く)では、学費と交通費とは別に、1年目の生活費として次の額を示すよう求めています(2026年9月1日以降の申請、ケベック州以外)。

人数(本人を含む)1年あたりの生活費
1人C$23,448
2人C$29,192
3人C$35,888
4人C$43,572

1年を超えるプログラムの場合は、全期間の費用をどう払うかも説明する必要があります。ケベック州で学ぶ人は、州の移民省が決める額を満たす必要があります。

手順

  1. DLIに出願し、入学許可書(LOA)を受け取る。
  2. 学校を通じてPALかTALを申し込む(ケベック州はCAQ)。多くの場合、入学を受け入れて学費の一部か全部を払う必要があります。
  3. 資金の証明、説明の手紙など、ほかの書類をそろえる。
  4. IRCCのアカウントからオンラインで申請し、申請料を払う。紙の申請は、障がいでオンライン申請ができない人などに限られます。
  5. 指示が来たら、指紋と顔写真(バイオメトリクス)を登録する。健康診断や警察証明を求められることもあります。
  6. 許可されると、国外から申請した人には入国許可の案内の手紙(Port of entry letter of introduction)が届きます。これは学習許可そのものではありません。eTA が必要な国の人には、eTA も出されます。
  7. カナダに着いたら、入国審査で手紙、パスポート、LOAなどを見せ、学習許可を受け取る。

入国時の流れは「初めての入国で許可証を受け取る」にまとめています。

在学中に守る条件

学習許可の条件のページ(新しいタブで開く)によると、学習許可を持つ人は次のことを守る必要があります。

  • DLIに在籍する
  • 各学期にフルタイムかパートタイムで在籍し、学業を進める(定期の休みは除く)
  • 学校が認めた休学は150日まで
  • 中等後教育の学校を変えるときは、IRCCの指示に従う
  • 許可の期限が来たらカナダを出る

条件を守らないと、出国を求められたり、6か月は新しい許可を申請できなくなったりすることがあります。

学習許可の期間は、通常、プログラムの期間に90日を足した長さです。予定より早く学業を終えた場合は、印刷された期限にかかわらず、学校から修了を知らされた日から90日で無効になります。

費用

2026年10月時点で、IRCCの料金表(新しいタブで開く)の額は次のとおりです。

項目金額
学習許可(延長を含む)1人C$150
バイオメトリクス1人C$85
学生の在留資格の回復と新しい学習許可C$396.25

学費、健康診断、警察証明の費用は別にかかります。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • カナダでは「ビザ」と「学習許可」は別のものです。日本国籍の人が飛行機でカナダに入るときに必要なのは eTA で、学習許可が出るときに一緒に出されます。eTA はパスポートにひもづくので、申請に使ったパスポートで渡航します。
  • 学習許可の申請が許可されても、カナダに着く前は「手紙」の段階です。入国審査で受け取った許可証の内容(学校、就労できるか、期限)は、その場で確かめます。
  • 健康診断の結果は受けた日から12か月有効で、入国の日に有効である必要があります。
  • 外務省のオンライン在留届(ORRネット)(新しいタブで開く)の案内によると、旅券法第16条で、海外に3か月以上滞在する日本人は、在留届を出すことが義務づけられています。カナダに3か月以上留学する人も対象です。
  • 自分が条件に当てはまるか、どの書類が要るかの判断は、IRCC か登録移民コンサルタント(Regulated Canadian Immigration Consultant、RCIC)に相談します。

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