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ケベック州で英語学校に通う資格(Certificate of eligibility for instruction in English)

在住駐在留学 ケベック州
ひとことで言うと

ケベック州では、プリスクール・小学校・中学校・高校の授業はフランス語が原則です。英語の学校に通えるのは、フランス語憲章(Charte de la langue française)が認める場合だけで、州の教育省の許可が要ります。仕事や留学で一時的に住む外国人の子どもは、一時的な許可の対象になることがあります。

目次
  1. 授業はフランス語が原則
  2. 資格が認められる場合
  3. 補助金を受けない私立学校
  4. 手順
  5. 日本との違い・注意点
Hello Bonjour
ここは大事だよ

条件や金額は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の窓口やページで最新の情報を確認してください。個別の判断は、登録された専門家に相談してください。

授業はフランス語が原則

ケベック州の公用語はフランス語だけです。州の英語で教育を受ける資格のページ(新しいタブで開く)は、プリスクール(就学前教育)、小学校、中学校・高校の授業はフランス語で行うと説明しています。例外は、フランス語憲章(Charter of the French language、Charte de la langue française)が認める場合だけです。

そのため、ケベック州で子どもを英語の学校に通わせるには、州の教育省(Ministère de l’Éducation)から、英語で教育を受ける資格(Eligibility for instruction in English、Admissibilité à l’enseignement en anglais)を認めてもらう必要があります。資格を認められた人には、州の教育省が英語で教育を受ける資格の証明書(Certificate of eligibility for instruction in English)を出しています。

州のページは、この説明は法令に代わるものではなく、正確な条件は法令と規則で確かめるよう注意書きをしています。

資格が認められる場合

州のページでは、例外を大きく3つに分けています。

ケベック州に永住する子ども

ケベック州に永住していて、母か父がカナダ市民である子どもは、次のどれかに当てはまると資格が認められることがあります。

  • 本人が、小学校か中学・高校の教育の大部分を、カナダで英語で受けた
  • 兄弟姉妹が、小学校か中学・高校の教育の大部分を、カナダで英語で受けた
  • 親の一方がカナダ市民で、カナダの英語の小学校に通った
  • 父か母が1977年8月26日より後にケベック州で学校に通い、そのときに英語で教育を受ける資格を認められえた

親がカナダ市民でない永住者の家庭は、この区分の条件(母か父がカナダ市民)に当てはまりません。

一時的にケベック州に住む子ども

次の3つの区分の子どもは、英語で教育を受ける一時的な許可(Temporary authorization)を受けられることがあります。

  1. 学ぶために一人でケベック州に一時的に住む子ども、または、学ぶか働くためにケベック州に一時的に住む人の扶養される子ども。具体的には次の子どもが含まれます。
    • 必要な証明書・許可(Certificate、Permit)または免除を持つ外国人の子ども
    • ほかの州・準州に住むカナダ市民や永住者の、扶養される子ども
  2. カナダ以外の国や国際機関の代表・職員として、ケベック州に一時的に赴任しているカナダ市民でない人の、扶養される子ども
  3. ケベック州に一時的に赴任しているカナダ軍(Canadian Armed Forces)の隊員の、扶養される子ども

就労許可や学習許可を持つ外国人の子どもは、1つ目の区分に入ります。

一時的な許可の期間

許可の期間は、フランス語憲章と規則で次のように決まっています(LégisQuébecのフランス語憲章(新しいタブで開く))。

区分期間更新
就労許可・学習許可を持つ外国人の子ども、またはその許可を持つ外国人の扶養される子ども(第84.1条)最長3年できない
ほかの州・準州に住むカナダ市民・永住者とその子ども、外国政府・国際機関の職員の子ども、カナダ軍の隊員の子どもなど(第85条と規則 C-11, r. 7 の第7条)最長3年最初と同じ条件を満たしていれば、できる

どちらの場合も、3年の期間が学年度の途中で終わるときは、その学年度の6月30日まで延びます。

就労許可などで住む外国人の家庭は、3年を過ぎると同じ許可を更新できません。滞在が延びても、この許可で公立や補助金を受ける私立の英語の学校に通い続けることはできません。また規則では、子どもや親が難民の申請をしたときや、ケベック州の選考証明書(Certificat de sélection du Québec、CSQ。永住のための州の選考)を取ったときは、その学年度の6月30日で許可の効力がなくなると決まっています。

特別な事情がある子ども

次の場合は、フランス語で教育を受けることを免除されることがあります。

  • フランス語憲章とその規則で決められた、重い学習障害がある場合
  • 家族や人道上の重大な理由がある場合

補助金を受けない私立学校

フランス語で授業をするという決まり(フランス語憲章第72条)が及ぶのは、公立の教育機関(教育サービスセンター・教育委員会)と、州の補助金を受ける認可を得た私立学校です。州の補助金を受けない私立学校には、この決まりはそのまま及びません。

ただし、英語で教育を受ける資格のない子どもを英語の学校に入れるために、私立学校を作ったり、運営の仕方を変えたりすることは禁じられています(第78.2条)。補助金を受けない私立学校に通ったことが、のちに公立の英語の学校に入る資格につながるかどうかは、法令と規則の細かい基準で判断されるため、州の教育省か弁護士に確かめてください。

手順

  1. 通わせたい学校を運営する教育機関(英語系の教育委員会など)に連絡する(教育委員会の仕組みは「学区の仕組み」)。
  2. 教育機関から手続きの案内を受け、必要書類をそろえる。
  3. 教育機関が、書類とあわせて申請を州の教育省に出す。
  4. 教育省が審査し、結果を書面で知らせる。

州のページによると、書類がそろった申請は、ふつう、今の学年度の分は15営業日、次の学年度の分は20営業日で処理されます(2026年10月時点)。

一般的な質問は、州の教育省の担当窓口(Admissibilité à l’enseignement en anglais、モントリオール)が受け付けています。電話は 514-873-3399(内線5300)、フリーダイヤルは 1 866 747-6626 です。

ここに注意してね!

  • ケベック州では、公立の学校に英語の学校があっても、だれでも選べるわけではありません。資格がなければ、子どもはフランス語の学校に通います(「ケベック州の学校制度」)。
  • 駐在や就労許可で一時的に住む家庭は、一時的な許可の区分に入ることがあります。就労許可・学習許可による許可は最長3年で更新できないため、滞在が3年を超えそうなときは、早めに学校に相談します。
  • ケベック州に永住する子どもの区分は「母か父がカナダ市民」が条件です。永住権の取得など在留資格が変わるときの扱いは、学校や州の窓口に確かめます。
  • 申請は保護者が直接ではなく、通う予定の教育機関を通して出します。新学年に間に合うよう、早めに学校に連絡します。
  • この記事は制度の説明です。個別の子どもが資格に当てはまるかどうかは、州の教育省か、ケベック州の弁護士などに相談してください。

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