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私立学校(Private school / Independent school)

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ひとことで言うと

カナダの私立学校は、州・準州ごとに監督のしかたが大きく違います。オンタリオ州では州は補助金を出さず、運営の監督もしません。BCとアルバータ州では、条件を満たす学校に州が補助金を出し、学校を区分して監督しています。学費や教員の資格も学校ごとに違うため、入学前に確かめることが大切です。

目次
  1. 私立学校は州によって扱いが違う
  2. 州・準州ごとの違い
  3. オンタリオ州:州は運営を監督しない
  4. BC:4つの区分で監督
  5. アルバータ州:3つの種類
  6. 手順
  7. 費用
  8. 日本との違い・注意点

私立学校は州によって扱いが違う

カナダの小学校から高校までの学校には、公立学校のほかに私立学校があります。州によって「Private school」「Independent school」と呼び方が違います。カトリック系の学校でも、オンタリオ州やアルバータ州の公立のカトリック学校は私立ではありません(「カトリック系公立学校」)。

私立学校を州がどこまで監督し、補助金を出すかは、州ごとに大きく違います。ここでは、オンタリオ州、ブリティッシュコロンビア州(BC)、アルバータ州の例をまとめます。

州・準州ごとの違い

ビバまる

州・準州によってちがうから、住んでいる州・準州を確認してね。

項目オンタリオ州BCアルバータ州
州の補助金なしGroup 1・2 の学校だけ認定・補助対象の学校(Accredited funded)だけ
州の教育課程州が視察しない学校は従わなくてよいGroup 1・2・4 は州の時間数と教育課程の条件に従う補助対象の学校は州の教育課程で教える
教員の資格州の教員資格は不要Group 1・2・4 は全員が州の資格を持つ認定校(Accredited)は資格のある教員を置く
州の視察高校の単位を出す学校だけすべての学校(頻度は区分で違う)この記事では扱っていない

オンタリオ州:州は運営を監督しない

オンタリオ州の私立学校のページ(新しいタブで開く)によると、私立学校は州の教育法(Education Act)の条件を満たす必要がありますが、教育省からは独立した事業者や非営利団体です。州は私立学校に、補助金、規制、認可、認定、運営の監督のいずれも行っていません。

  • 校長や教員は、オンタリオ州の教員資格(Ontario College of Teachers の登録)を持っていなくてもかまいません。
  • 毎年、運営する意思の届け出(Notice of Intention to Operate)と統計の提出が必要です。
  • 州の高校卒業資格(OSSD)の単位を出す私立高校は、州が視察します。視察するのは教育課程と評価のやり方で、建物の状態、健康と安全、職員の配置は見ません。
  • 州が視察しない学校は、州の教育課程に従う必要がありません。

州のページには、運営中の私立学校の一覧があります。保護者が学校に聞くとよい質問として、OSSD を出せる学校か、職員の犯罪歴の確認をしているか、苦情の受け付けや返金の決まりはどうなっているか、などが挙げられています。

BC:4つの区分で監督

BC の私立学校(Independent school)は、州の区分の方針(新しいタブで開く)によって、すべて Group 1〜4 のどれかの区分の認定を受けます。

区分主な条件州の補助金
Group 1教員は全員が州の資格を持つ。州の教育課程と卒業の基準に従う。1人あたりの運営費が地元の学区以下地元の学区の1人あたりの補助額の50%
Group 2Group 1 と同じ条件。1人あたりの運営費が地元の学区より高い同じく35%
Group 3在籍者の半分以上が州の定める対象の生徒。2年に1回以上の評価なし
Group 4主に州外や海外からの生徒を受け入れる。教員は全員が州の資格を持つなし

州の補助金の方針(新しいタブで開く)では、補助を受けられるのは Group 1 と Group 2 だけです。Group 4 の学校は保証金(Bond)を備え、学費や滞在の条件を宣伝の内容どおりにする必要があります。

アルバータ州:3つの種類

アルバータ州の私立学校のページ(新しいタブで開く)では、私立学校を次の3つに分けています。

  • 登録校(Registered):州の補助なし。資格のある教員を置く義務も、州の教育課程で教える義務もない。
  • 認定校・補助なし(Accredited, non-funded):資格のある教員を置く。州の教育課程で教える義務はない。
  • 認定校・補助あり(Accredited funded):資格のある教員を置き、州の教育課程で教える。

補助ありの学校への州の補助は、Grade 1〜12 では公立・分離(カトリック)・チャータースクールの70%の水準、キンダーガーテン(ECS)では100%の水準です。州は Grade 1〜12 の学費の額を決めていません。

手順

  1. 住む州の教育省のページで、私立学校の種類と監督のしかたを確かめる。
  2. 州の一覧などで、学校が州に届け出ているか、どの区分かを確かめる。
  3. 学校に、教員の資格、州の教育課程に沿っているか、州の卒業資格を出せるかを聞く。
  4. 学費、返金の決まり、苦情の窓口を書面で確かめる。
  5. 留学生として入学する場合は、学習許可(Study permit)の条件も確かめる(「高校留学」)。

費用

私立学校の学費は学校ごとに決まり、州は額を決めていません(アルバータ州は Grade 1〜12 について明記、2026年10月時点)。公立学校とは違い、学費がかかることを前提に考えます。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 「私立」でも、州が教員の資格や教育課程を確かめているとは限りません。特にオンタリオ州では、州は私立学校の運営を監督していません。
  • 州の高校卒業資格(オンタリオ州の OSSD、BC の Dogwood Diploma など)を出せる学校かどうかは、大学進学や日本の学校への編入で大切です。卒業資格は「高校卒業資格と州の卒業要件」で扱います。
  • 公立学校の制度は「カナダの学校制度は州ごとに違う」にまとめています。
  • このサイトは特定の学校を推薦しません。学校選びの判断は、州の教育省や学校に直接確かめてください。

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