カナダのワインとビール(アイスワイン、Icewine・VQA)
カナダのアイスワインは、ブドウの木の上で自然に凍ったブドウだけから造るワインで、連邦の基準で名前の使い方が決まっています。オンタリオ州のVQAワインは、州のブドウだけで造られ、産地が表示されます。ビールは、アルコール度数によって表示する名前が決まっています。
カナダのワインとビールの表示
カナダで売られるお酒のラベルには、連邦の食品表示の決まりがあります。カナダ食品検査庁(Canadian Food Inspection Agency、CFIA)の酒類の表示のページ(新しいタブで開く)によると、アルコール度数は「X % alcohol by volume」か、「X % alc./vol.」のような略した形で表示します。
お酒を買える場所や年齢は州で違います。「お酒の買い方」と「飲酒年齢は州で違う」で扱います。
アイスワイン(Icewine)
アイスワインは、冬に木の上で凍ったブドウを搾って造る、甘いワインです。CFIAによると、icewine、ice wine、ice-wine という名前は、木の上で自然に凍ったブドウだけから造ったワインにしか使えません。
- 似た言葉や略語、記号、発音を写した表記も、基準を満たすワインにしか使えません。
- この決まりは、カナダで造ったものにも輸入したものにも当てはまります。
- カナダで造ったアイスワインは、造った州の法律にもとづく機関が、基準を満たしていると認める必要があります。
オンタリオ州の基準
オンタリオ州では、VQA(Vintners Quality Alliance)の規則で、アイスワインの造り方が決まっています。州の規則(O. Reg. 406/00)(新しいタブで開く)によると、VQAのアイスワインは次の条件を満たす必要があります。
- 遅摘みのワインであること。
- 規則の表にあるヨーロッパ系のブドウ(vitis vinifera)の品種か、交配品種のヴィダル(Vidal)だけから造ること。
- ブドウは木の上で自然に凍らせ、気温がマイナス8°C以下のときに摘み、摘んだらすぐに搾ること。
VQAワイン
VQAオンタリオ(新しいタブで開く)は、州のワインの産地の表示を守り、ワイン造りと表示の基準を監督する規制機関です。VQAのワインは、オンタリオ州で育てたブドウだけで造られ、ブドウが育った産地が表示されます。オンタリオ州の産地として、ナイアガラ半島(Niagara Peninsula)、エリー湖北岸(Lake Erie North Shore)、プリンスエドワード郡(Prince Edward County)などがあります。
カナダで、国産と輸入のワインを混ぜて造ったワインは、国の名前を量の多い順に書くか、「International blend from imported and domestic wines」などと表示できます(CFIA)。VQAの表示とは別のものなので、ラベルで違いを見分けられます。
ビールの名前と度数
CFIAによると、ビールはアルコール度数によって、表示する名前が決まっています。
| アルコール度数 | 表示する名前 |
|---|---|
| 1.1〜2.5% | Extra light beer |
| 2.6〜4.0% | Light beer |
| 4.1〜5.5% | Beer |
| 5.6〜8.5% | Strong beer |
| 8.6%以上 | Extra strong beer |
日本とのちがいと注意点だよ!
- アイスワインは、名前の使い方が連邦の基準で決まっています。「アイス」と書いてあっても、基準を満たさないものはアイスワインと呼べません。
- VQAの表示は、オンタリオ州のブドウだけを使ったことを示します。国産と輸入のワインを混ぜたものとは表示が違います。
- 日本へお酒を持ち帰るときの免税の範囲などは、日本の税関の案内で確かめます。
- 公共の場所での飲酒のルールは「公共の場での飲酒のルール」で扱います。
- この記事は、特定のワイナリーや銘柄を勧めるものではありません。
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