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カナダの海の幸(サーモン・ロブスター)

ひとことで言うと

カナダでは、太平洋側で5種類のサケ(サーモン)が、大西洋側でアメリカン・ロブスターがとれます。貝やロブスターの「トマリー」には、加熱しても消えない貝毒がたまることがあり、潮干狩りの前には漁業海洋省(DFO)の閉鎖区域の確認が欠かせません。連邦政府の情報をもとにまとめます。

目次
  1. 太平洋のサケ(サーモン)
  2. 大西洋のロブスター
  3. 貝毒に注意
  4. 生の貝を食べるとき
  5. 日本との違い・注意点

太平洋のサケ(サーモン)

カナダの漁業海洋省(Fisheries and Oceans Canada、DFO)は、太平洋側で次の5種類のサケを調べ、管理しています(DFO の太平洋のサケの報告書(2019年)(新しいタブで開く)による)。

英語名学名
ソッカイ(Sockeye)Oncorhynchus nerka
チヌーク(Chinook)O. tshawytscha
コーホー(Coho)O. kisutch
ピンク(Pink)O. gorbuscha
チャム(Chum)O. keta

同じ報告書は、太平洋のサケをカナダを象徴する魚とし、先住民の人々にとって食料や社会・儀式のために欠かせないものだと説明しています。西海岸では、釣りや商業漁業を通じて経済も支えています。

大西洋のロブスター

DFO のアメリカン・ロブスターの解説(新しいタブで開く)によると、次のとおりです。

  • 北西大西洋の、米国ノースカロライナ州の沿岸からニューファンドランド・ラブラドール州の海まで広く住んでいます。
  • カナダでは、ノバスコシア州の周りとセントローレンス湾の南部に多くいます。
  • ふだんは水深50mより浅い海で、昼間は岩の下やすき間に隠れています。
  • 殻は茶色からオリーブグリーンで、赤やオレンジ、黒の斑点があることがあります。
  • 長生きで、体長60cm、重さ18kgを超えるまで育つことがあります。

貝毒に注意

カナダ食品検査庁(Canadian Food Inspection Agency、CFIA)の貝毒の解説(新しいタブで開く)によると、海の微細な藻がつくる毒が、貝などにたまることがあります。

  • たまりやすいもの:アサリなどの二枚貝、カキ、ホタテ、ムール貝と、ロブスターやカニのトマリー(tomalley、体の中の柔らかい緑色の部分)
  • 麻痺性貝毒(Paralytic Shellfish Poisoning、PSP):命に関わることがあります。毒は加熱しても壊れません。症状は食べて数分から10時間以内に出ることがあります。
  • 記憶喪失性貝毒(Amnesic Shellfish Poisoning、ASP):毒は加熱しても壊れません。症状はふつう食べて30分から6時間で出ます。
  • PSP が疑われるときは、すぐに医療機関にかかります。

カナダ保健省は、PSP のおそれがあるため、大人はロブスターのトマリーを1日にロブスター1匹分までにし、子どもは食べないよう勧めています。

自分で貝をとるとき

DFO の貝の採取と安全のページ(新しいタブで開く)では、採取できる区域の地図、閉鎖の告知、閉鎖の理由を公開しています。潮干狩りなどで貝をとる前に、その場所が閉鎖されていないかを確かめます。

売られている二枚貝の安全は、連邦政府の「カナダ貝類衛生プログラム(Canadian Shellfish Sanitation Program、CSSP)」で守られています(CFIA の魚介類のページ(新しいタブで開く)による)。

生の貝を食べるとき

カナダ保健省(Health Canada)の貝の食品安全のページ(新しいタブで開く)は、次のように案内しています。

  • 生の二枚貝には、食中毒を起こす細菌、ウイルス、毒がついていることがあります。
  • 子ども、妊娠中の人、高齢者、免疫の弱い人は、生や加熱の足りない貝を避けるよう勧めています。胃酸を抑える薬をよく使う人も、かかりやすくなることがあります。
  • 生きた貝を買うときは、殻がしっかり閉じているか、たたくと閉じるものを選びます。
  • 信頼できる店で買います。生の貝を売る店は、出荷元のタグ(shellfish shipper’s tag)を見せられるはずだとしています。

ここに注意してね!

  • 貝毒は、加熱しても消えません。自分で貝をとるときは、DFO の閉鎖区域の情報を必ず確かめます。
  • ロブスターのトマリーは、カナダ保健省が食べる量に目安を出しています。子どもには食べさせないよう勧めています。
  • カナダ保健省は、魚介類を最もよくある食物アレルゲンの一つとしています。伝え方は「食物アレルギーの伝え方」で扱います。
  • カナダ各地の料理は「カナダの食べ物」で紹介しています。

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