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カナダの食べ物(Canadian food)

ひとことで言うと

カナダには、先住民の伝統食バノック、ケベック州のプーティンやトゥルティエール、BC州ナナイモの名を持つナナイモ・バー、春のメープルの季節に雪の上で固めるタフィーなど、地域ごとの食べ物があります。パークス・カナダや自治体、ケベック州の公的機関の紹介をもとにまとめます。

目次
  1. 地域ごとの料理
  2. バノック
  3. ケベック州の料理
  4. ナナイモ・バー
  5. 大西洋側の州とケベック州の家庭料理
  6. 日本との違い・注意点

地域ごとの料理

カナダは国土が広く、先住民の食文化、フランス系・イギリス系の入植者の料理、各地の産物が重なって、地域ごとに違う食べ物があります。ここでは、公的な機関が紹介している料理を取り上げます。

料理主な地域どんなものか
バノック(Bannock)全国小麦粉とベーキングパウダーでつくる素朴なパン
プーティン(Poutine)ケベック州フライドポテトにチーズカードとソースをかけたもの
トゥルティエール(Tourtière)ケベック州肉とじゃがいもを生地で包んで焼いたパイ
タフィー・オン・ザ・スノー(Tire sur la neige)ケベック州煮つめたメープルシロップを雪の上で固めたお菓子
ナナイモ・バー(Nanaimo bar)BC州3層のチョコレート菓子
エンドウ豆のスープ(Pea soup)ニューブランズウィック州・ノバスコシア州(アカディア)乾燥エンドウ豆と塩漬け豚肉のスープ
たらのコロッケ(Cod cakes)ケベック州ガスペ半島たらとじゃがいもを混ぜて形にしたもの

バノック

国立公園や国定史跡を管理するパークス・カナダ(Parks Canada)は、史跡にゆかりのある料理を「ヘリテージ・グルメ(Heritage Gourmet)(新しいタブで開く)」として紹介しています。

そのバノックのページ(新しいタブで開く)では、バノックをカナダの先住民の主食の一つとし、作り方を変えながら全国で伝統的な食事に使われていると説明しています。紹介されているレシピの材料は、小麦粉、ベーキングパウダー、油、冷たい水です。昔は、植物の球根をひいた粉やとうもろこし、木の実の粉でつくられていたとしています。

ロッキー・マウンテン・ハウス国定史跡(Rocky Mountain House National Historic Site)では、メティの解説員が訪れた人にバノックをつくっています。

ケベック州の料理

プーティン

ケベック・フランス語局(OQLF)は、プーティン(新しいタブで開く)を、フライドポテトにチーズカード(fromage en grains)をのせ、熱いソースをかけたファストフードと説明しています。詳しくは「プーティン」で扱います。

トゥルティエール

トゥルティエールは肉のパイです。OQLFは、ケベック州サグネ=ラック=サン=ジャン地方のトゥルティエール(新しいタブで開く)を、深めの大きな皿で弱火でじっくり焼く大きなパイとしています。中身は角切りの肉、じゃがいも、玉ねぎ、調味料です。肉は牛・豚・子牛のほか、鶏肉や、ヘラジカ・野うさぎなどの狩猟肉を使うこともあります。

タフィー・オン・ザ・スノー

OQLFの説明(新しいタブで開く)では、メープルシロップを115.5℃まで煮つめ、きれいな雪の上に薄く流して固めた、メープルの季節(temps des sucres)の伝統のお菓子です。英語では「taffy on the snow」「sugar on snow」などと呼びます。シュガー・シャック(cabane à sucre)で食べるのが習わしです。メープルシロップについては「メープルシロップ」で扱います。

ナナイモ・バー

ナナイモ・バーは、BC州の都市ナナイモの名がついた3層の菓子です。ナナイモ市のページ(新しいタブで開く)では、起源ははっきりせず、多くの人が自分のものだと主張していると紹介しています。

  • 下の層:ココア、バター、砂糖、卵に、グラハムクラッカーのくず、アーモンド、ココナッツを混ぜたもの
  • 真ん中の層:バター、クリーム、カスタードパウダー、粉砂糖
  • 上の層:セミスイートチョコレートとバター

1986年、当時のナナイモ市長が最高のレシピを決めるコンテストを開き、4週間で100近いレシピが集まりました。市は、そこで選ばれたレシピを公開しています。

大西洋側の州とケベック州の家庭料理

パークス・カナダは、ニューブランズウィック州とノバスコシア州の境にあるシグネクト地方で、18世紀にアカディアの入植者が食べていたエンドウ豆のスープ(新しいタブで開く)を紹介しています。材料は乾燥エンドウ豆、塩漬けの豚肉、玉ねぎ、じゃがいもです。

ケベック州ガスペ半島の史跡にちなむたらのコロッケ(Cod cakes)(新しいタブで開く)は、たら、じゃがいも、玉ねぎ、卵、小麦粉が基本の材料です。パークス・カナダは、これらが当時の住民が自分たちでとったり育てたりしたものだったと説明しています。

ここに注意してね!

  • フランス語の名前:ケベック州の料理には、フランス語の名前で呼ばれるものがあります。この記事のフランス語名も手がかりになります。
  • アレルゲンに注意:プーティン(チーズ)、ナナイモ・バー(卵・ナッツ・乳製品)など、アレルゲンを含む料理が多くあります。伝え方は「食物アレルギーの伝え方」で扱います。
  • 地域の料理:同じ名前でも、地域や家庭によって材料や作り方が違います。ここで挙げた材料は、紹介した公的機関のページのものです。
  • ケベック州のベーグルやスモークミートは「ケベックの食(ベーグル・スモークミート)」、サーモンやロブスターは「海の幸」で扱います。

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