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子どもの予防接種スケジュール(Childhood immunization schedule)

在住駐在
ひとことで言うと

カナダの子どもの定期予防接種は、州・準州ごとにスケジュールが決まっていて、どこに住んでいても無料です。生後2か月から始まり、就学前と学校の学年ごとにも接種があります。オンタリオ州では、学校に通うために決められた予防接種の記録が求められます。

目次
  1. スケジュールは州・準州ごと
  2. BC州のスケジュール
  3. オンタリオ州のスケジュール
  4. オンタリオ州の学校と予防接種
  5. 手順
  6. 日本との違い・注意点

スケジュールは州・準州ごと

カナダの子どもの予防接種は、州・準州がそれぞれスケジュールを決めています。カナダ公衆衛生庁(Public Health Agency of Canada、PHAC)のページ(新しいタブで開く)は、住んでいる州・準州によってスケジュールが違うことがあると説明しています。

同じページによると、カナダのどこに住んでいても、子どもの予防接種は無料で、州・準州の定期のスケジュールか、遅れた分を取り戻すスケジュール(Catch-up schedule)に沿って受けられます。

州・準州をまたいで引っ越したときは、新しいかかりつけの医療機関か、地域の公衆衛生の窓口(Public health unit)に連絡するよう案内されています。

BC州のスケジュール

HealthLink BC のページ(新しいタブで開く)で示されている、0〜18歳の主なスケジュールは次のとおりです(2026年10月時点)。

時期主なワクチン
生後2か月6種の混合(DTaP-HB-IPV-Hib)、肺炎球菌、髄膜炎菌C、ロタウイルス
生後4か月6種の混合、肺炎球菌、ロタウイルス
生後6か月6種の混合
12か月肺炎球菌、髄膜炎菌C、MMR(麻しん・おたふくかぜ・風しん)、水痘
18か月5種の混合(DTaP-IPV-Hib)
4〜6歳(入学のころ)Tdap-IPV、MMRV(MMRと水痘)
Grade 6HPV
Grade 94価の髄膜炎菌、Tdap

6種の混合は、ジフテリア・破傷風・百日せき・B型肝炎・ポリオ・ヒブ(Hib)をまとめたものです。生後6か月以上の子どもは、毎年インフルエンザの予防接種の対象です。HealthLink BC は、これらのワクチンは無料だと説明しています。

オンタリオ州のスケジュール

オンタリオ州のページ(新しいタブで開く)の子ども向けのスケジュールは次のとおりです(2026年10月時点)。

時期主なワクチン
生後2か月・4か月5種の混合(DTaP-IPV-Hib)、肺炎球菌、ロタウイルス
生後6か月5種の混合
1歳肺炎球菌、髄膜炎菌、MMR
15か月水痘
18か月5種の混合
4歳Tdap-IPV、MMRV
Grade 7髄膜炎菌、B型肝炎、HPV
14歳Tdap

オンタリオ州では、6歳以上の子どもは毎年秋にインフルエンザと COVID-19 の予防接種を受けるよう勧めています。定期のスケジュールのワクチンは、条件を満たせば無料です。

オンタリオ州の学校と予防接種

オンタリオ州では、学校の生徒の予防接種に関する法律(Immunization of School Pupils Act、ISPA)で、学校に通う子どもに決められた病気の予防接種を求めています。州のページ(新しいタブで開く)が挙げる病気は、ジフテリア、破傷風、ポリオ、麻しん、おたふくかぜ、風しん、髄膜炎菌、百日せき、水痘(2010年以降に生まれた子ども)です。

  • 予防接種が済んでいない生徒は、場合によって登校を止められることがあります。
  • 医学上の理由による免除と、良心・宗教上の理由による免除があり、それぞれ決められた書類の手続きが必要です。
  • 受けた予防接種は、保護者が地域の公衆衛生の窓口に届け出ます。医療機関は代わりに届け出ません。州のオンラインの仕組み(Immunization Connect Ontario、ICON)で記録を届け出たり見たりできます。

ほかの州の学校での扱いは、学区(School district / School board)や州の保健当局に確かめます。入学の手続きは「子どもの学校入学の手続き」で扱います。

手順

  1. 日本の母子健康手帳など、これまでの予防接種の記録をそろえる。
  2. ファミリードクター、ウォークインクリニック、地域の公衆衛生の窓口などで、記録を見せて受けるべき予防接種を相談する(「ファミリードクターの見つけ方」)。
  3. 足りない分は、州の遅れた分を取り戻すスケジュールに沿って受ける。
  4. 受けた記録を保管する。オンタリオ州では公衆衛生の窓口に届け出る。
  5. 学校の学年ごとの予防接種(BC の Grade 6・9、オンタリオ州の Grade 7 など)の案内を確かめる。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • 厚生労働省の予防接種のページ(新しいタブで開く)では、生後5か月からの BCG(結核)や3歳からの日本脳炎のワクチンが挙げられています。どちらも、確かめた BC とオンタリオ州の子どもの定期スケジュールには入っていません。
  • 反対に、BC とオンタリオ州では4〜6歳ごろに MMR と水痘を合わせた MMRV を受けます。日本の MR ワクチン(麻しん・風しん)とは組み合わせが違います。
  • 日本で受けた予防接種がどう扱われるかは、カナダの医療機関や公衆衛生の窓口が記録を見て判断します。母子健康手帳の内容を英語で説明できるようにしておくと、相談がしやすくなります。

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