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歯科の受診と料金(Dental care in Canada)

ひとことで言うと

カナダでは、歯科医院でのふだんの治療は州の医療保険の対象外です。費用は勤め先の保険・民間の保険・自己負担のどれかでまかないます。保険がない人向けに国のカナダ歯科医療プラン(CDCP)があり、オンタリオ州などには子どもや高齢者向けの州の制度もあります。受診の前に見積もりを確かめるのが基本です。

目次
  1. 歯科は州の医療保険の外
  2. 歯科の費用をまかなう方法
  3. 州・準州ごとの違い
  4. 受診の手順
  5. 費用
  6. 日本との違い・注意点

歯科は州の医療保険の外

カナダの州の医療保険は、医師と病院のサービスが中心です。移民・難民・市民権省(IRCC)のページ(新しいタブで開く)は、公的な医療保険はほとんどの歯科サービスをカバーしないと説明しています。BC州の医療サービス計画(MSP)も、給付として定めたもの以外の歯科サービスを対象外としています。

病院で行う必要がある歯科・口腔の手術などは、州の保険の対象になることがあります。範囲は「州の医療保険でカバーされるもの・されないもの」で扱います。

歯科の費用をまかなう方法

方法内容
勤め先の保険(Group benefits)会社の福利厚生に歯科が含まれていることがある。範囲と上限は契約による
民間の保険個人で入る保険に歯科が含まれることがある(「民間の医療保険」)
カナダ歯科医療プラン(CDCP)歯科保険がなく、家族の調整後純所得がC$90,000未満などの条件を満たす人向けの国の制度(「カナダ歯科医療プラン」)
州の制度子どもや低所得の高齢者などに向けた州独自の制度がある州もある
自己負担保険がなければ全額を自分で払う

IRCCは、民間の保険でどの歯科費用が払われるかを、保険会社に確かめるよう勧めています。

州・準州ごとの違い

ビバまる

州・準州によってちがうから、住んでいる州・準州を確認してね。

州が独自に歯科の制度を持っていることがあります。2026年10月時点で確かめたオンタリオ州の制度は次のとおりです。

制度対象主な内容
Healthy Smiles Ontario17歳以下の子ども・若者で、家族の所得などの条件を満たす人検診、クリーニング、虫歯の詰め物、X線、スケーリング、抜歯、緊急の歯科治療
オンタリオ州高齢者歯科ケアプログラム(Ontario Seniors Dental Care Program)65歳以上で、年間の純所得が単身C$25,480以下、夫婦の合計C$42,290以下の人検診(スケーリング・フッ素・研磨を含む)、虫歯や欠けた歯の治療、X線、抜歯などの口腔外科、麻酔、根管治療、歯周病の治療。入れ歯は一部負担

所得の基準はオンタリオ州のページ(新しいタブで開く)で見直されることがあります。ほかの州・準州の制度は、州の保健省のページで確かめてください。

受診の手順

  1. 自分が使える保険や制度(勤め先の保険、民間の保険、CDCP、州の制度)を確かめる。
  2. 歯科医院を探し、電話かオンラインで予約する。
  3. 予約のときに、使う保険や制度を伝え、その医院で使えるかを確かめる。
  4. 大きな治療の前には、費用の見積もりと、保険・制度で払われる額、自己負担の額を確かめる。CDCPでは多くの治療に事前承認が必要です。
  5. 治療を受け、領収書を保管する。あとから保険に請求する場合に使います。

歯の強い痛みや腫れ、けがで急ぐときの行き先は「救急外来(ER)と緊急ケアセンターの使い分け」も参考にしてください。

費用

歯科の料金は医院によって違います。CDCPのページ(新しいタブで開く)も、医院の料金がプランの定める料金より高い場合は差額を払うことがあるとして、治療の前にプランで払われない費用を医院に聞くよう勧めています(2026年10月時点)。

保険がない場合は全額が自己負担です。治療の前に見積もり(Estimate)を頼むと、費用の見通しを立てやすくなります。

日本とのちがいと注意点だよ!

  • カナダでは、歯科医院のふだんの治療は州の医療保険の対象外です。勤め先の保険や国・州の制度が使えなければ、全額を自分で払います。
  • 勤め先の福利厚生に歯科が含まれるかは、就職するときに確かめておくと安心です。
  • 日本の公的医療保険の海外療養費は、日本で保険診療として認められている治療が対象で、インプラントなどは対象外です(「日本の海外旅行保険と海外療養費」)。
  • ワーホリや留学で来る人は、加入している保険に歯科が含まれるかを契約で確かめてください。

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